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「休むこと」の大切さ

 徐々に梅雨が明けて夏本番となってきた今日この頃ですね。この時期は室内と室外の温度差が激しくなって体調を崩しやすい時期ですね、皆様お気をつけください。

実は私も先週から夏風邪をこじらせてしまい、現在も鼻水が止まらない状態です。

 また、そろそろ夏休みを取得していろいろ計画を立てていらっしゃる方も多いと思いますが、今回は「休むこと」とセキュリティの関係についてちょっと考えてみたいと思います。


 「休むこと」とセキュリティは一見何の関係もなさそうですが、以下の2点で考えると深い結びつきがあります。


 1点目は、人為的ミスを防ぐということ。いわゆるうっかりミスは、多忙で余裕の無い時や疲労が蓄積されている時に発生しやすいことは言うまでもないと思います。そのような時についうっかりスパムメールをクリックしてしまったり、宛先をよく確認せずに重要なメールを送ったりした場合、重要なセキュリティ事故に繋がる可能性があり非常に危険です。でもそこで一旦仕事を止めて手と頭を休めてリフレッシュすることでうっかりミスを減らせれば、セキュリティ事故が起きる可能性を大幅に下げることが出来ます。

 このように「仕事中に休憩する」ことが社内のセキュリティレベルを高めることに繋がっていきます。また、日ごろ蓄積された疲労は定期的に休暇を取得しリフレッシュすることで解消が可能です。



 2点目は、業務上の不正の確認が可能だということ。これは社内の情報共有が高く、ジョブローテーションが可能なことが前提となります。対象者が休暇を取得中でも業務が滞りなく進むことは非常に重要なことです。特定の人に依存した業務を減らしていくことで、対象者は任意に休暇を取得でき、健康を維持したりリフレッシュすることが可能となります。一方で休暇中は対象者が業務を外れているため、該当業務で何らかの不正が行われていた場合、それを隠蔽することが困難となります。いわば担当者の「休暇」自体が該当業務の「監査」となり、潜在的なセキュリティリスクを顕在化する絶好の機会なのです。


 上記2点の理由から、経営者にとっては「従業員に充分な休暇を取らせること」は社内のセキュリティを高め、経営上のリスクを軽減する重要なポイントだということがお分かりいただけるかと思います。

 また、従業員にとっても休暇中でも担当業務が円滑に進む自体が自分の業務遂行能力の現れとなりますので、心にやましい点の無い方は是非どんどん休暇を取得すべきだと思いますし、経営者の方はそういった従業員を高く評価すべきだと個人的には思います。

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