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オンヨミのPRの強み

人事の中嶋です。

オンヨミの事業内容を紹介しています。

前回はプロモーションに関して取り上げましたが、今回はもう一つの基幹事業「PR」の強みに関して紹介します。



■PR活動はメディアに持ち込むニュースに困るケースが多々発生

ベーシックなPR業務というとクライアントのニュース(プレスリリース)ベースで、メディアに掲載させる活動が挙げられますが、活動を進める中で「リリースを出すようなニュースがない」という課題がよく発生します。

クライアント企業のPRにおいて、リリースがある場合は、それだけでメディアに情報を出すことができますが、リリースは鮮度が命であり、一度世に出してしまうと、日に日に情報価値は失われていくため(メディアは常に新しいニュースを探しているため)

新サービス、新製品などのリリースでメディアに掲載させられるのは配信後数日程度です。


オンヨミではPRの場合、半年~1年~2年といった期間でクライアントと契約を結びます。

半年以上の期間に渡り、設定したPRメッセージを適切なメディアで紹介してもらうことが求められます。

つまり、長期間のPR活動を行う中で、メディアに提案するネタとも言えるニュースが枯渇するのは避けなければなりません。


「ニュースがないと言っても、日々新商品どんどん出てくるし、さすがに1ヶ月スパンで情報が出てくるんじゃないの?」

と思う方もいるかも知れません。

確かに大手の食品メーカーであれば、毎月何かしらの新しい味の商品が出ているイメージがあるかもしれませんが、リースが出せるのは新商品発表の一度きりのケースがほとんどです。

また、ベンチャー企業といった、まだ小規模の企業の場合、一つのサービスを中心に事業を行っていることがほとんどなので、

年に一~二回あるかないかのサービスリニューアル程度しか期待することはできません。


つまりクライアントは各社各々、事業戦略に添ってオフィシャルな情報を発信するため、

クライアントから常に新しい情報(ニュース)が出てくるとは限らないのです。


■ニュースが無ければ作ってしまえ

メディアにクライアントの情報を出さなければならないのにニュースがない。

その場合オンヨミではクライアントと協力して、ニュースを作ることを提案しています。

さすがに新商品や新サービスを作ることは簡単にはできませんが、

主に以下3つの方向性でニュースを開発してきました。


1)社会トレンドに合わせた取材企画をメディアに提案する

2)社内のPRアセットを見直してニュースを作る

3)PRコンテンツを作成 それ自体をニュース化する


それぞれ具体的な事例を紹介します。


1)社会トレンドに合わせた記事企画をメディアに提案する

Gengo 最新ガジェット時流に乗せた企画提案

Gengoは人力翻訳クラウドソーシングサービスを提供しているベンチャー企業です。

世界中に翻訳者を抱えているため、日本時間のいつ翻訳を依頼しても、すぐ着手され、短時間で納品される特徴があります。


非常に便利なサービスなのですが、サービス自体は数年前にビジネスモデルが完成され、細かいアップデートはあるものの、いずれもニュースとして使えるレベルではありません。

サービス単体ではニュースのフックが乏しいため、Gengoだけでメディアからの取材を獲得するのは難しいのですが、「英語」というものは多くの日本人にとって非常に身近なものです。

特に年始の抱負では常に上位になるほど「英語の勉強」というのは、学校を卒業してからも気になる話題です。

また、最近は翻訳に特化したAIの発達や、ガジェットなど様々な最新技術を応用した商品、サービスが続々登場しており、英語が使えなくても海外の人とコミュニケーションを取れたり、英語の文章を読み書きできる時代になっています。

この「年始の抱負」というタイミングと「英語を話せなくても大丈夫な時代になってきている」という2つの時流をかけ合わせ以下のようなテーマで取材企画を考案しました。

およそ4人に1人が掲げる新年の抱負「今年こそ英語」はもう古い!?
挫折した人でも大丈夫
勉強しなくても英語を使いこなせるサービスやガジェット続々


この切り口でメディアに提案を年末から進めたところ、週刊誌の特集のトップに大きく掲載することができました。


2)社内のPRアセットを見直してニュースを作る

人材企業UZUZ サービスのユーザーを取材対象に設定 

UZUZは既卒、第二新卒を専門で扱う人材企業です。

人材企業ということもあり、ビジネスモデルが確立されているため、新サービスなどの新しいニュースはほとんどありません。

一方で、人材関連の話題は「3月の就活解禁」「10月の内定式」「超売り手市場」など社会時流が年間を通して、何度か大きなタイミングがあります。

それぞれのタイミング毎に、多くのメディアが関連したニュースを報じますが、メディア側が独自に取材先を探すのは難しいという課題があります。

そこで、UZUZに登録している求職者を適切なタイミングで、取材対象としてメディアにアサインできるよう、UZUZ側と調整して進めました。


例えば4月は入社式のシーズンで、関連した情報がメディアに取り上げられます。

その裏で入社後1~2週間で退職してしまい、第二新卒になってしまった求職者を用意し、

「ミスマッチで短期離職をする新入社員」といった切り口で企画をメディアに提案し、掲載を獲得することができました。

このように定常的にニュースを開発したことによって、UZUZの場合1年弱でマスメディアを中心に20件以上、取材を獲得することにつながりました。


3)PRコンテンツを作成 それ自体をニュース化する

森永製菓「パキシエル」大学教授を巻き込んだニュース開発

パキシエルというチョコレートバーのアイスをご存知でしょうか?

アイスボックスやチョコモナカジャンボといった定番人気アイス商品に並び、森永製菓から販売されている商品なのですが、オンヨミでPRを担当したタイミングでは、既に販売から数年が経過しており、商品リニューアルの予定もなく、メディアに提供できる新しい情報はありませんでした。


そういった状況の中、商品特徴の食べた時の「パキッ!」という音(咀嚼音)を活かしたコンテンツを作れないか模索しました。

コンテンツの具体的な内容としては、五感情報工学という味覚と触覚の関連性を調べている横浜国立大学の教授に依頼をして、

「パキッ!」という音と、パキシエルの美味しさにどのような関係性があるのか実験を依頼することになりました。

簡単に実験結果を紹介すると「咀嚼音がある場合と無い時では、味覚の感じ方が異なり、

咀嚼音があることで美味しさが増すと感じている」という結果を導き出すことができました。

この実験結果をリリースとして発表し、さらに実験を取材で再現、体験できることをフックにしてメディアに提案をすることで、多くのメディアの掲載を獲得することができました。

■PR業務未経験者でも応募可能

今回はPRの一部を紹介しましたが、他にも様々な方法でPRを行っています。

クライアントの規模、業種、商材が異なるため同じ手法が通じないため、毎回試行錯誤が必要ですが、そこがこの仕事の面白いところでもあります。

現在オンヨミでは若手の社員を募集しています。

業界の経験は問わず応募しているため、興味がある方は気軽に遊びに来てください。

株式会社On'yomiでは一緒に働く仲間を募集しています
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