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デジタル化は誰かがやらなければならないこと。ジレンマに向き合いながら着実に成長し続けるオペレーションコンサルタントの歩み

2022年4月にオプティマインドに入社し、現在オペレーションコンサルタントを務める田中 壱規さん。学生時代からスポーツや記者活動などに励み、オプティマインドに入社後も試行錯誤と努力を重ねて着実に成長の道を歩まれています。オプティマインドに入社する際は迷われたこともあったそう。入社の決め手となった出来事や、慣れない業務を乗り越えた経緯を伺いました。



成熟していない会社で働いて自分を成長させたい

―まずはこれまでの経歴について教えてください。

2021年に大学を卒業して飲料の製造と販売を手掛ける会社に入社しました。
入社した直後はちょうど東京オリンピックが開催されるタイミングで、大会が行われる会場に足を運んで飲料を補充する業務を行っていました。ヨット種目が開催されていた時は江ノ島に行ったり、パラリンピックの時は武道館にも行きました。その後は研修期間を経て、正式に飲料のルート営業の部署に配属されました。いわゆるディスカウントストアやスーパーなどの売り場作りをメインに、1本でも多く商品を置いてもらうにはどうしたらいいのかというのを自分自身で考えて提案する業務を行っていました。1年ほど勤めて、オプティマインドに転職しています。

ーなぜ転職を考えたのでしょうか?

転職を考え始めたきっかけとしては、働いていく中で”自分はもうちょっと違うやりがいを求めているかもしれない”と思うようになったことがきっかけでした。飲料を買ってくださった人は幸せを感じたり、沈んでいた気持ちが上向いていくという側面があると思います。ただ、「より根深い社会課題にアプローチをして、プラスに変えていくこと」のほうが、自分にとってはやりがいや誰かに貢献しているという実感がより得られるのではないかと考えた末、結論づけました。

未成熟なプロダクトを成長させていきたい」という想いがあったこともきっかけの一つです。漠然とですが"将来的に自分自身で事業を作りたい"と考えていたので、成長できる環境を求めていました。すでにブランドが確立されているのではなく、まだ世に出ていないプロダクトを大きくしていくフェーズに身を置くことで自分自身の成長にも繋がるだろう、と考え転職に踏み切りました。

デジタル化がお客様の喜びに繋がると確信できた

ーオプティマインドに入社するか、すごく悩まれていたと聞きました。

そうですね。実際に入社するかどうか悩んでいた時期がありました。
オプティマインドの事業は物流現場の業務をデジタル化し、代替していくような側面もありますが、「デジタル化は現場の方にとっての幸せに本当に繋がるのだろうか」という疑問があり、なかなか自分の中で答えが出せなくて入社に踏み切れなかったんです。

迷っている中で、COOのハリーさんとの面談の機会をもらいました。実際にLoogiaを導入したお客様から「Loogiaを導入したことで、今まで確保できなかった休憩時間を確保できるようになって嬉しい」という声があったことを聞き、喜んでくださる方がいるんだという実感が湧きました。デジタル化の取り組みはポジティブな側面だけを持っているわけではないと思いますが、誰かがやらなければならないことだと思います。プロダクトや人を見て、オプティマインドであれば、そういったジレンマに向き合いながらお客様のために働けると思えたのが、入社を決断する最後の一押しとなりました。

ー本質を大事にされていたんですね。他者に貢献することを大切にされているのはなぜでしょうか。

思い返してみると、学生時代の経験が影響しているかもしれません。大学時代は学生スポーツ記者としてラグビー部の取材活動をしていました。元々自分が高校生まで野球をやっていて、小中では全国大会に出るくらい熱中していたんですが、大学では自分がプレイヤーになる決心ができず、記者という立場でスポーツに関わっていくことにしました。

記者の活動は学生ながら、プロの記者の方たちに混ざって試合が終わった後に選手や監督に取材をさせてもらったり、選手のバックグラウンドを記事にしてWebや新聞などに掲載していました。その活動の中で目の当たりにしたのが、トレーナーやマネージャーなど、黒子としてチームを支えている人たちの姿でした。マネージャーを務めている人は選手として入団した人の中から推薦制度で指名されていたり、選手として取り組まれている方たちも全員が試合に出場できるというわけではない状況下で、「チームで勝つ」ことに徹底してこだわっていました。

自分自身が野球をやっていた時にもチームのメンバーに支えられた経験があり、とても感謝していましたし、そういった姿を見て自然と"公式戦の舞台に立っている選手だけでなく、その選手を支えている人たちのことをもっと知ってほしい"という気持ちになりました。裏で支えてくれている人たちにもスポットライトを当てたい、というポリシーはこの頃に強く形成されたと思います。

シャッフルランチを楽しむたなやん(田中さんの愛称)

周りからの助言のおかげで理想と現実のギャップを乗り越えられた

―入社されてからはどんな業務をされていますか?

元々はセールス職で入社したんですが、「セールスエンジニア」というポジションが新設されるタイミングで、チームリーダーと一緒に立ち上げに携わらせてもらいました。現在はエンタープライズのお客様を対象に、Loogiaの導入支援や運用構築を行うオペレーションコンサルタント(以下OC)を担当しています。

―もうすぐ入社して2年を迎える頃ですが、MVPの受賞や、担当プロジェクトのアップセルなど、大きな成果も上げられていますね。どのようにステップアップされてきたのでしょうか。

初めは他のメンバーが担っているシミュレーションの仕事を積極的に請け負ってプロダクトの理解を深めつつ、物流業界について学んでいき、そこから少しずつ仕事を任せてもらえるようになりました。特にセールスエンジニアの時は開発知識も必要な職種だったので、基本の情報となる本を読んで、業務で必要になる知識をその都度付けていきましたね。

例えばオペレーションコンサルタントとしてSAPの知識が必要になったときにSAPの本を何冊か読み込んだり、オペレーションのフロー図が必要になったときには、そのときにキャッチアップをして作成していました。基本的なことですが、インプットしたものをアウトプットして、そこに他のメンバーからコメントをもらい、自分の情報や知識にアップデートをかけていくことを繰り返して少しずつできることが増えていったと思います。

未熟な話なんですが、お客様との商談では今まで誰かにプレゼンをする機会もあまりなく、「お客様とどう話したらいいんだろう?」というラインからのスタートでした。同時期に入社した方が伝え方が上手だったのに対し、自分は下手で。少しでもうまく提案ができるように、資料で説明することをスクリプトにまとめて覚えることから始めました。他のメンバーの商談に一緒に入らせてもらったときには、話していることをひたすらメモしたのも覚えています。それを自分の中に落とし込むことで、少しずつですがお客様にご提案ができるようになりました。

―周りと比較してしまうこともあったんですね。

他の方はできているのに自分はできていない、お客様から喜びの声をいただけていない。理想の自分と現実の自分に大きなギャップが生じていると焦っていました。

でも、そのときに周りの方にたくさん助けていただいて。社長のマツケンさんには模索して悩んでいるときに声をかけていただきましたし、ハリーさんやカズさんには自分の気づいていない特徴や思考の癖を客観的に助言していただきました。悩んでいるタイミングで的確なアドバイスを周りの方からいただいたからこそ、ここまでやってこれたと思います。以前はお客様と会話をするときに緊張してしまうことがありましたが、今は自分の中でメンタルをコントロールしながら伝えるべきことを伝えられるようになったと思いますし、プロダクトへの理解も深められているので自信を持ってお客様に提案できるようになりました。

1年前のたなやんとカズさん

―今後の目標やチャレンジしたいことはありますか。

新しい事業を作る機会があれば挑戦していきたいですし、今後海外での仕事やポジションが増えてリーダーのチャンスがあれば、しっかりと担っていけるように成長していきたいです。その過程や結果で、お客様にも喜んでいただけるような提案ができたり、より価値を感じていただけるようなプロダクトへの進化に寄与できていたら嬉しいです

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