こんにちは。オーチアス株式会社の稲垣です。
私は1981年生まれの34歳です。もうすぐ35歳になってしまいます。
世間でいうアラフォーですね。実感無いですけど(笑)
もちろん、そんな私にも新卒の頃がありましたので、今日はその時どうしたかというのをお伝えしたいなと思います。Wantedlyは学生さんも多く見ているという事を聞きましたので、少しでも参考になれば嬉しいです。
就職?別に興味無いし…
13年前、大学3年生だった私はこんなことを思っていました。
はい、完全に厨二病です。
人より精神的な成長が遅く、子供だったんでしょうね。(今もそう、とかツッコミきそうですが)
今回の記事で使っている写真のおじさんのように「俺は他とは違う!」みたいな感じです。
4年生になった頃、周りは就活で忙しく動いていて、内定が出た人も何人かいた中で私は相変わらず毎日のほほんと暮らしていました。
「就職って言ってもよくわかんないし、後で本気出す」
と思っていました。客観的に振り返るとダメ人間だなって思いますね。
一応体裁を整えるために就職はしておかないと、とは思っていましたが。
そんな私が変わるきっかけがありました。
バイト先での変化がもたらしたもの
一人暮らしをしている学生らしく、私もアルバイトをしていました。
飲食店でのキッチン業務だったのですが、4年生になってから先輩がごっそり抜けてしまい、ポジションとか役割を見直さないといけない状況になりました。
私は今までキッチン内の1ポジションだったのですが、この事がきっかけでリーダーの立場になり、ポジションごとの進捗確認とか指示出しをするようになりました。
しかも土日ディナーメインだったシフトが土日モーニング〜ランチというシフトに変わり、まさに店の看板という立場になりました。(ランチとディナーで1.5倍くらい来客が違い、今までもできる人はみんなランチでした)
店長や社員の方と絡む時間も多く、それまでで一番やりがいを持って取り組む事ができました。
忙しい時にはボソボソ指示を出していては聞こえないので、大きな声を出すようになったり、人を叱るようになったのもこの時でした。
振り返ると「本気」だったのでしょう。
どう思われるかなど気にせず、絶対に時間内で料理を出してお待たせしない。
ただそれだけの目的で動いていました。
今までそんな事は一度も無く、人目を気にしないという経験ができたのは初めてでした。
この経験から「飲食やりたい」と思い始めました。
就職活動は大学4年の7月から8月まで
それからはすぐでした。
業界が決まったので、あとは条件です。
ブラックと呼ばれる飲食業界、当時ブラック企業という言葉はありませんでしたが、相当きついと誰に聞いても言われました。なので、私は下記の条件を決めました。
・関東のみのチェーン(長距離の転勤はイヤ)
・居酒屋ではない(酔っぱらいの対応がイヤ)
・複雑な調理ではない(時間かかるのはイヤ)
・24時間営業もしくは夜メインではない(昼夜逆転生活はイヤ)
・店舗間の距離が遠い(今日はこっち明日はあっちで出勤とかはイヤ)
という5つです。「〜はイヤ」ばっかりですね(笑)
最近知ったのですが、条件を絞る時には「〜したい」よりも「〜はイヤ」から考えていくとうまく絞れるそうです。結果的にうまく絞れたなって事ですね。
この5つの条件の元、就職活動を始めました。
条件に合った1社目、アルバイト経験をアピールして選考のコマを進めていきました。
大学が工学部なのになぜ?と聞かれましたが、大学の経験よりアルバイトの経験の方がよっぽど自分が変わるきっかけになった、と答えました。高校・大学とそれまで7年も使った工学部の経験をあっさり捨てちゃいました。
こういった部分が伝わったのか、あっさりと内定が出ました。
希望の条件を全て満たしていたので、迷う事無く入社を決めました。
親の説得だけは大変でした。知名度もまだ無く、まだ5店舗くらいしか無い小さいチェーンだったので。今は急成長して大きなチェーン店になっていますけどね。
学歴じゃなくて「経験」と「何を学んだか」
私が面接を担当する時もたまにあるのですが、基本的にこの考えを元に面接をしています。
どの大学を出たか、というのは自分の意思ではない可能性もあります。(ご両親に言われたからとか多いですね。私はそうでした)
でも、経験と学びというのはその人の意思です。
だから「意思」を知りたいという風にも言い換えられます。
競争率が少ないとはいえ、1社目で受かったというのはその「意思」を感じてもらえたからだろうなと思っています。
オーチアスの考え方としても同様の考え方です。
「何に取り組んだか」よりも「どう取り組んだか」を重視しています。
だから、オーチアスのメンバーは本気の人ばかりです。
今まで本気で取り組んだ事があった、これからも本気で取り組める事をやりたいと思っている人、一度お話を聞かせてもらえませんか?いつでもご連絡くださいね。