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素直な思考と疑り深い思考(前編)

こんにちは。オーチアスの稲垣です。
写真は4年前の私です。少し髪が茶色です(笑)

先日、「ジョブカード講習」という厚生労働省が行っているキャリア形成支援の講習に行ってきました。おかげさまで講習内のテストにも合格し、無事「ジョブカード作成アドバイザー」の資格も頂けました。

非常に興味深い内容で、2日間の講習はあっという間でした。

講師の方と仲良くなれて、休憩時などにこぼれ話を教えてもらえるくらいにはなりました。

上位資格の「キャリアコンサルタント」も取るつもりでいます。
国家資格ですし。今月半ばくらいから受験申請受付を開始するそうです。

今日はそれにちなんだ内容にしたいと思います。
結構長文なので、初の前後編にします。明日後編をアップします。

あなたはこんな時どちらの考えに近いですか?

あなたはホームページの担当者です。
ある日、普段から取引のあるメーカーの担当者からこんな事を言われました。

「この間○○さんが手がけたホームページ、うちの社内でも評判ですよ!」

こうやって言われた時に思う事として、下記2つの考えのうちあなたはどちらに近いでしょうか?

①自分の作ったものを褒められて嬉しい。もちろん相手が仕事を円滑にするためにって思っているのはわかるけど、わざわざ見てくれたって事だし。

②まあ、こっちはお客様だからね…向こうは褒めるのも仕事。見てもらえた事はありがたいけど、褒められたところで本心じゃないかも知れないから喜べはしないよね。

さて、いかがでしたでしょうか。

一言で表すと①の思考は「素直」、②の思考は「疑り深い」と言えます。

素直な人の方が良さそうに見えますね。人間関係も円滑そうです。
色々な自己啓発サイトを見ても「素直」であることのメリットが多く記載されています。
就職活動の場でも、「素直な人」というのはほしい人材の条件によく挙げられます。

今回の記事は、素直になった方が良いだろうけど、そんな簡単に変わったら苦労しない。どうすればいいんだよ、という質問に答えるための記事です。

ちなみに、私は完全に②の思考でした。こんな私がお伝えしたいのは

あなたが「素直な思考」でも「疑り深い思考」でもあなたの心理的なデメリットは同じです

ということです。

人を信じて恥をかいた経験ありませんか?

疑り深い人って、赤ちゃんの頃から疑り深かったのでしょうか。

それは無いですよね。性格というのはほとんどが後天的に作られるそうです。

私の場合は、おそらく幼稚園の時と小学生の時です。

幼稚園の時は具体的には覚えてませんが、私が覚えて褒められた内容を別な人に言ったら「それ違うよ」っていうニュアンスの反応をされた、という事だけは覚えています。

人は否定的な意見の方が強く印象に残ります。
否定をはね返すだけの力が当時の私にはありませんでした。

それ以来、人前で自分の意見が言えなくなりました。

小学生になって、少し意見も考えも言えるようになったころ、親の仕事で転校することになりました。そこで、もう一度同じような経験をしてしまいました。

転校生だったこともあり、できるだけ馴染めるようになりたいと思っていた私は勉強も運動も積極的に取り組んでいました。そうしたら一部の人から「はりきってる」と言われました。

最初褒め言葉かな、と思っていました。普通に「稲垣くんってはりきってていいよね」って言われていたので。しかし、これは褒め言葉ではありませんでした。
だんだん「調子に乗ってる」のようなニュアンスに変わってきました。

「あいつはりきってるよね」と事あるごとに陰口を言われ、なぜこんな事を言われなくてはいけないか分からなくなりました。

当時の私が思いついた対応策は「目立つ事をしてはいけない」というルールを自分に課す事でした。

今思うとあまり良くない思考です。でも不幸な事にそれで治まってしまいました。
おとなしくなった私を見て満足したのだと思います。

その出来事から、「褒められた時は裏がある」と思うようになりました。
さらに、責められている時は本当の事しかなかったので、更に複雑化して…

「褒められる時は裏がある、責められている時は素直に受け取る」

という思考に変わりました。

それ以降、褒められても責められても嫌な気持ちになるようになりました。

褒められても責められても嫌な自分がどう変わったか

オーチアスに入社して少し経った頃、代表の齋藤に言った言葉があります。

「たいした事もしていないのに褒めないでください。嘘くさいです。」

そんな事を言われたのは初めてだったようで、未だに覚えていてたまにいじられます(笑)

こんな状態の私が変われた一番の理由は

「自分が素直でも疑り深くても同じデメリットがある」

という事に気づいた事です。

それは何かという事と、どうして気づけたのかは後編でお伝えします。


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