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【業務内容紹介】ただのWantedly運用代行ではない?成果の秘訣はマーケティング視点を持った運用にあった!

「Wantedly?あぁ、ちょっと前にコツを教えてもらってやったけど、あんま成果出なかったから最近は放置してるよ」

HR業界出身者のみなさん。一度はそんなこと、口にしたり、耳にすること、あるんじゃないでしょうか?

しかし!運用実績豊富でかつ、WantedlyのトップパートナーであるOTOGIのみなさんに話を聞くと、どうやらテクニック論ではないらしい...

そこで、今回はOTOGIの代表である山本さんとプロデューサーの井上さんに、OTOGIのWantedly運用について、そしてそれをメインで担うプロデューサー職についてお伺いしちゃいました!「Wantedly運用ってぶっちゃけどうなの?」「本当にそれで採用成功するの?」と思っている方、最後までぜひ読んでみてください。

Wantedly運用って何してるの?5ステップで解説!

OTOGIのWantedly運用は『事前準備→キックオフMTG→ストーリー記事作成→募集記事作成→分析&レポーティング』の5ステップで構成されており、運用2ヶ月目以降は『ストーリー記事作成→募集記事作成→分析&レポーティング』を行いながらPDCAをひたすら回しています。この部分だけを切り取ると、「制作や決まっているタスクをこなす」といったニュアンスが強く感じられるかもしれませんが、実は「マーケティング観点」を用いた運用を実施しています。ここではステップごとに業務内容を解説していきます。

①徹底した事前準備

まずはご契約いただいたクライアントとのキックオフMTGに向けて、事前準備を行います。事前にいただいている会社説明資料、ピッチ資料、サービス資料などを元に、時間に限りのあるキックオフMTGを有意義なものにするよう、フォーマットに沿って準備を進めていきます。主に準備するものは以下の3つ。

  • 採用したい職種と他社事例を元にした市況感の整理
  • 採用したい職種の大まかなターゲット整理
  • クライアントの魅力を4Pの観点でマインドマップにて整理
  • クリエイティブイメージの準備

実際に使用する4Pで魅力をまとめるマインドマップ

事前準備の精度がその後の「運用の質」や「クライアントワークのしやすさ」の命運を握っているため、決して担当者が1名でやることはなく、社内で随時MTGを開催し、抜け漏れが生まれないよう、徹底して準備に取り組みます。

②キックオフMTG

徹底した事前準備を元にクライアントとのキックオフMTGに臨みます。キックオフMTGで大切にしているのは「いかにクライアント(特に担当者)がワクワクしてキックオフMTGを終われるのか」ということ。目的の整理やネクストアクションの整理など、OTOGIとクライアントで共通認識を持てている状態にすることも重要なのですが、それ以上に大切なのは「会社全体での協力体制を作ってもらう」ことにあります。

その協力体制の起点にいるのが人事担当者であり、人事担当者がワクワクできることで、そのワクワクがクライアント社内で伝播し、全社での採用体制を生み出すことができる。そんな啓蒙をこのキックオフMTGで実現したいという想いを持っています。

キックオフMTGでは「Wantedlyの特徴理解→採用課題のヒアリング→魅力の整理→今後のコンテンツ作成のtodo整理→クリエイティブイメージの整理→その他のtodoの整理」を1時間半で行います。ボリューミーではありますが「クライアントがワクワクしてくれること」「初動のアクションを最速で完了させられること」を目指し、キックオフMTGを完遂します。

③ストーリー記事の作成

無事にキックオフMTGが完了したら、いよいよWantedly運用に入っていきます。最初に取り組むのはストーリー記事の作成。OTOGIでは「コンテンツ企画」「インタビュー」「執筆」「編集」「クリエイティブ画像の作成」まで、全てを一気通貫で対応しています。その工程を細かく解説していきます。

③-1. ストーリー記事の企画をする

「良いコンテンツ=設定した目的を達成しているコンテンツのこと」とOTOGIでは定義しており、インタビューを実施する企画段階でその記事コンテンツが良いものになるか否かが8,9割程度決まってきます。OTOGIのクライアントの傾向としては、採用広報コンテンツをまだ持っていないケースが多く、まずはクライアントの採用課題に直結するようなインタビュー記事を作成する必要があります。

キックオフMTGであらかじめヒアリングしていた採用課題を元に「コンテンツの目的」「ターゲット(採用したい人物像)」「訴求するべき内容」「ヒアリング内容」を作成。企画概要として綺麗にまとめ、クライアントに提出したら完了です。

実際に使用している企画概要資料

③-2. インタビューを実施する

作成しておいた企画概要を元に1時間から1時間半を目安にインタビューを実施します。インタビューと言っても、みなさんが想像している以上にカジュアルなもので、人材紹介エージェントのCAが求職者にヒアリングをしているのとほとんど同じと言っても過言ではありません。(月に15回程度の頻度でインタビューを実施しています。)

企画概要の中でヒアリング項目を設定していますが、インタビュアーの裁量で「ここ深掘りしたほうが面白いかも」「こっちの要素の方が魅力が伝わりやすいかも」という変更は随時なされており、"第三者だからこそ相対的にわかる強みや魅力を見つけていくこと"が難しさでもありやりがいでもあります。

③-3. インタビュー内容を元に記事を執筆&編集する

インタビューが完了したら、インタビューの録画データと企画概要をOTOGIのライターに渡します。OTOGIのライターは採用コンテンツを作ることに特化したメンバーで構成されており、「ビジネス的な観点」「採用的な観点」「求職者的な観点」をしっかり考慮してくれた上でコンテンツを執筆してくれます。

記事コンテンツが納品されたら、初稿をチェック。ライターの力を借りてはいるものの、企業理解や採用戦略理解はプロデューサーの方があるので、上がってきた初稿の内容や表現に齟齬がないか、目的に沿ったコンテンツになっているかなどを確認し、クライアントに提出。数回のチェックバックを経て、記事コンテンツが完成します。あくまでプロデューサーは「編集者」という立場でコンテンツのクオリティの全責任を持つため、ライターに投げて終わりということはありません。

【展開用】コンテンツ製作実績 | Notion
社員紹介
https://otogiinc.notion.site/66df44f885d7445d815de830317ce4b0?pvs=4
実際にOTOGIが作成した記事コンテンツ一覧はこちらから!

③-4. アイキャッチ画像(サムネ画像)として使用するクリエイティブを作成する

いくら文章が素晴らしいものだったとしても、求職者の目に最初に飛び込むのはアイキャッチ画像です。OTOGIではこのアイキャッチ画像の作成を起点に、クライアントの採用におけるリブランディングを図っています。アイキャッチ画像はOTOGI専属のデザイナーが作成しており、そのディレクションを依頼書に沿った形で行います。

「執筆&編集」同様、デザイナーにすべてデザインを任せるわけではなく、企業理解や採用戦略理解をしているプロデューサーが舵を取り、どのようなイメージを持たせたいか?競合とどう差別化していくのか?といった観点をもとにディレクションを実施していきます。

▼実際の依頼書の一部

▼実際に作成したクリエイティブの一部

無事にアイキャッチ画像が完成したら、ストーリー記事に当てはめ、クライアントに納品。ここまでの流れを月1~2本ほど、クライアントとやりとりをしながら進めています。

OTOGIが記事コンテンツ制作をする上で大切にしている価値観をポッドキャストで配信しています!

④募集記事の作成

採用活動において欠かせないのが募集記事(求人)の作成です。OTOGIはWantedlyのアルゴリズムに則った運用と、求職者のインサイトに基づいた運用の2つを強みとしており、この2つの観点から募集記事でPDCAを回し、クライアントの採用における勝ちパターンを見つけ出していきます。

OTOGIが大切にしている運用の観点と独自の運用ノウハウの一部

事前準備で整理したクライアントの魅力、キックオフMTGで担当者からヒアリングした魅力を総合的に鑑みて、求職者に刺さりそうな魅力を整理。それを元に募集記事のタイトルやアイキャッチ画像、求人の本文を作成し、実際に募集記事を公開します。平均週3回の求人の更新を行い、反応が良かったものは継続、よくなかったものは新しい仮説を立てて再度作成を繰り返していきます。

⑤分析&検証&レポーティング

OTOGIでは週次で分析、月次でクライアントとのレポーティングを必須で行っています。週次での分析は、毎週の全社定例MTGにて実施され、当初想定していたよりも成果が芳しくない案件にアラートを立て、全メンバーで改善策を検討します。あえて全メンバーで分析に臨む理由は、豊富な他社事例を個々人が保有しているから。

OTOGIには累計50社以上の運用実績があり、メンバーはHR業界出身者で構成されているため、日々の社内での会話の中でもさまざまな情報が飛び交っています。1名だけで分析に臨んでしまうとバイアスに囚われてしまったり、柔軟な発想が生まれにくくなってしまったり、視野狭窄になってしまったりする可能性もあるため、分析をする際は必ずみんなで行っています。

そうした週次での分析を重ねてクライアントとのレポーティングを実施。日々の分析の積み重ねを丁寧にまとめてクライアントに伝達することで、「こんなに丁寧に考えているんだ」「こんなこともわかっているんだ」という感情を醸成することもでき、より長い関係性構築に向けて健全なコミュニケーションを取れているのが特徴です。

サービスはWantedly運用。でもそれだけじゃないのがOTOGIの特徴!?

支援実績50社超え、Wantedlyの認定パートナーサイトの掲載順位"1位"を獲得し、支援先が「Wantedly Awards 2023」に2社もノミネートされているOTOGI。一定の実績と評価を得ることができていると自負していますが、実はその根幹にあるのは「丁寧なWantedly運用を実現するためのテクニック」ではなかったんです。ただのWantedly運用代行業ではないと言えるOTOGIの特徴を4つ紹介します!

特徴①小手先のテクではなく、本質的なマーケティング

Wantedlyの運用をはじめ、世の中にはさまざまな採用手法が存在していますが、それらの根源にある考えは本来マーケティングであるはず。しかし、世の中の大半の人事担当者、エージェント、Wantedly運用代行会社はそれを切り離して考えている様が見受けられます。

そんな中でOTOGiが大切にしているのは、その根源にあるマーケティングに立ち返って顧客支援をすること。特にマーケティングの基本概念である「Who(誰に)」「What(何を)」を強く意識して、各種施策に取り組んでいます。「①事前準備」「②キックオフMTG」におけるマインドマップでの魅力整理、ターゲットのインサイト理解。「③ストーリー記事の作成」の企画概要作成での目的とターゲットの丁寧な整理。「④募集記事の作成」でのターゲット整理やインサイトに基づいた訴求の模索。

挙げればキリがないのですが、全てのアクションに対して「Who」と「What」を定義し、表面的な数字だけでの分析やPDCAではなく、求職者のインサイトに基づいたPDCAを回す。これを徹底していることで、上述したような成果を得られていると考えています。

より具体的な運用内容はこちら!

特徴②本当の意味でクライアントの「採用成功」を目指している

Wantedly運用は、クライアントの採用成功を目指す手段に過ぎません。言い換えると、Wantedly運用だけが上手なサービスでは意味がないということです。だからこそ、サービスの根幹にあるのは「本当の意味での採用成功」を支援すること。

  • キックオフMTGで人事や担当者がワクワクすることは、社内の協力体制を作りやすくする手立てとなる。
  • 作成したストーリー記事は、Wantedly"以外"の採用チャネルの歩留まりを改善するコンテンツとなる。
  • OTOGIが整理した魅力マインドマップは、他採用チャネルの訴求軸の整理の指針となる。
  • 募集記事のPDCAで得られたインサイトは、面接時の訴求軸として活用するキラーワードとなる。
  • イケてるクリエイティブを作成することは、クライアント社内のクリエイティブのレベルを一段引き上げるきっかけとなる。

OTOGIの全てのアクションがWantedlyだけに止まらず、クライアントの採用成功につながるような設計をしているのは大きな特徴でしょう。

特徴③社内勉強会でHRパーソンとしての練度を上げ続けている

OTOGIメンバーは9割がHR業界出身者で構成されており、HRのプロフェッショナルが切磋琢磨し、協力し合う関係にあります。だからこそお互いが持っているクライアントの情報や、これまでの過去の知見を常に社内勉強会で交換し続け、HRパーソンとしての練度を日々向上させています。OTOGI全体のレベルを上げていく仕組みが整っているのも大きな特徴です。

特徴④人事がクライアント社内で立ち回りやすくするための工夫

採用成功において最も重要な変数は「社内からどれだけ協力を得られるのか」だと言っても過言ではありません。だからこそ、人事や採用担当者は経営陣や管理職層、現場メンバーからの協力を得る必要があるのですが、やはり人事が1名でそれを遂行することは至難の技。そこでOTOGIは、さまざまなタッチポイントを活用して社内に働きかけを行っています。

インタビュー時の体験を良くするために現場メンバーとの関係性を構築すること。作成したストーリー記事を経営陣に拡散してもらい、その外部からの反応の良さを体感してもらうこと。WantedlyのSEOが強いことを活かし、しっかりと外部へのアプローチが実現していることをレポーティングすること。

1つ1つは細かなことかもしれませんが、目指す先が「クライアントの採用成功」にあるからこそ、長いお付き合いができるよう、さまざまな角度からコミュニケーションを取るようにしています。

これまでの採用支援とは一味違う!?OTOGIのプロデューサー職の魅力

ここまでの内容を踏まえても「普通の採用支援では触れないところまで入り込んでいっている」ことが伝わりますよね。改めて、OTOGIのプロデューサー職の魅力を整理していきます!

①CAでもRAでもなく、プロデューサー!

採用支援をしている会社は、候補者の対応をするCA、クライアントの対応をするRA、案件を獲得する営業といった形で業務分担がなされていきます。OTOGIも採用支援会社ではあるものの、役割は「プロデュースすること」として定義されており、クライアントの採用成功に向けてトータルコーディネートしていくことを求められます。

Wantedlyを1つの「採用オウンドメディア」とみなし、候補者体験の観点から内容を詰めていくこと。クライアントのクリエイティブをディレクションし、リブランディングしていくこと。経営者から現場で働くメンバーまでと接点を持ち、クライアント社内の採用に対する温度感を上げていくこと。

そのいずれもが、クライアントの採用成功に向けて各種媒体やステークホルダーをプロデュースすることとつながるため、プロデューサーと役割定義をしています。採用支援をしている他の会社ではなかなか経験できないところまでが管掌範囲なので、HRパーソンとしての専門性を高めたいと考えている人には最高の環境だと考えられます。

②採用狭報から採用広報まで、幅広く網羅できる!

現在OTOGIが手がけているのは「採用狭報」と呼ばれる狭くピンポイントに求職者を魅力づけするアプローチ。しかし最近だと「noteを活用した採用オウンドメディア運用」や「notionを活用した採用サイトの構築」「広告運用を活用した認知獲得」などの依頼が舞い込んできており、徐々にOTOGIがカバーできるサービス範囲が拡張しております。現時点でも積むことのできる経験が広い中で、ここからさらにサービス範囲が広がっているため、クライアントの採用成功を確度高く実現できる職種へと進化していっています。

インタビューライターのあとがき

今回、OTOGI社の業務紹介コンテンツのインタビューからライティングまでを担当した「採用系ライター」です。Wantedlyでの採用実績やそこでのノウハウなどは非常に勉強になったのですが、やはりそれ以上に驚いたのは「事業として大事にしている価値観が一貫していること」でした。

ただのWantedly運用代行業で終わりたくない。テクニック論が語られがちな世の中に啓蒙したい。クライアントの採用成功を本当の意味で実現したい。どこまでいっても大切なのはマーケティングの観点であり、求職者インサイトを重要視したい。

2時間強に渡るインタビューでしたが、どこを深ぼってもその根底にある思想は常に同じ。「この人たちは本気でクライアントと、求職者と、そして自分たちの哲学と向き合っているんだな」と何度も感じさせられました。クライアントの採用成功と向き合うことなんて、採用支援の事業をやっていれば当たり前。そう言われてしまえばそれで終いなんですが、どれだけの会社がそれを体現できているのかは、長いこと採用系ライターをやらせてもらっている身からすると、甚だ疑問が残ります。

「求職者を売上として見てしまう。人のために、クライアントのためにこの業界に入ったのに、いつしかそう思えなくなってしまった自分がいる。」そうこぼすHRパーソンを、幾度も見て、そして皆この業界から消え去っていきました。その人なりのキャリアがあるのでしょうけれども、それでもそんな業界に一石を、そして一筋の光を差し込ませようと、必死に働いている人たちがOTOGIにはいました。

まだこの業界で戦いたい。本当に誰かのためになる仕事を実現したい。もしあなたがそう思うのであれば、ぜひ一度話を聞いてみることをお勧めします。OTOGIには一緒に遠くまで行ける仲間たちがいるので。

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