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1日限りのコワーキングスペースを開いてみて学んだこと

ギルドワークスさんと共催で1日だけのコワーキングスペース「リアル・ハンガーフライト」を開催しました。

信濃町煉瓦館という素敵なスペースをお借りしての1日でしたが、自ら体験することで得られたことや、当初想定していた仮説とのギャップもあり、学びと気づきを得ることが出来ました。今日は振り返りと今後の検証に向けてまとめたいと思います。

目的

イベントの目的は、「モブプロができる場」「仕事に集中する場」「雑談の場」という3つの場を用意することで、参加頂く方が主体的に場を選択し、自らの目的に沿った時間を使うことができるかを検証することでした。個人的には別の仮説を持っていて、オープンイノベーションを本気で実現するためにはオフィスそのものをオープン化する必要があると考えており、その実験の場と考えていました。すなわち「オープンな場」を整え「多様な方が集まること」で、知の融合が起こり、新しいものが生み出されるのではないか、と期待していました。ゴールは、新しい出会いから新しい何かが生まれる兆しが見えることでした。

実施した結果わかった課題

スティーブ・ジョブズが「Connecting the Dots」と言ったように、人と人との出会いがつながることで、これまで見えなかった何かが起こるのではと考えていましたが、現実としては難しかったようです。

例え良い場があったとしても、人と人とをつなぐ花粉の運び手(コミュニティマネージャー)がいないとつながりは生まれないとわかりました。個人の仕事に集中する方や、気心の知れた仲間通しのグループが形成されるので、新たなコミュニティを生み出すには意図的に「つながり」を創る必要があるのです。どのような人が何を目的としてこの場にいるのか、また、集まった人通しの接点はどこにありそうか、を把握するコミュニティマネージャーの存在が大切だとわかりました。

次の検証へ向けて

次回は、場を準備して終わるのではなく、知の相互交換が起こる仕組みを整えたいと思います。具体的には以下の3点です。

・コミュニティマネージャーをきちんと配置する
・継続的に検証する(1日だけではなく少なくとも1週間ぐらいは続ける)
・情報公開を行い、参加ハードルを下げる

今回は期待した成果が生まれませんでしたが、多くの知が集まり、新しい何かが生まれる、そんなワクワクした空間を実現できればと考えています。そして将来的にはオフィスをオープンにすることで、誰もが気軽に集まり情報交換が起きる、そのような組織が理想です。

イノベーションを生むためには仕組み(ハード)も人・文化(ソフト)も大切です。実験に興味のある方がいましたらぜひお気軽にご連絡下さい。

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