今回話を伺ったのはLOUISさん。
様々なプランナー経歴を持つ彼が、なぜPACを選んだのか?
また仕事のやりがいや、印象に残っているプロジェクトなどについてお伺いしました。
ぜひ最後までチェックしてみてください!
▼LOUIS
パリで18年間生まれ育ち、大学から来日。
CMプランナー、IPプランナー、コンテンツプランナー、ブランディングプランナーなど、幅広いプランナーを経験し、PACへ入社。
Cannesヤングクリエイティブ、アジア太平洋広告祭YOUNG LOTUS、電通賞、 Brain Online Video Awards、など多数の受賞実績を持つ。
これまでの経歴
ーーこれまでのキャリアについて教えてください
今までは、CMプランナー→IPプランナー→コンテンツプランナー→コミュニケーションプランナー→ブランディングプランナーを経験してきて、徐々にクライアントの上流の課題を担当ができるような仕事にシフトしてきたイメージですね。またファッションが好きで、副業で一人でアパレルEセレクトショップを立ち上げて、年に2回パリに行き、ブランドと交渉したり、買い付けに行ったり、日本で販売していました。
ーーキャリアを積み重ねていく中で、PACに入社を決めた理由は何だったのですか?
①ブランドの課題の上流から仕事ができる点
②ファッションなどのブランドに携われる点
③多様性がある社風
この3点が、決め手です。
1つ目は、自分の人生とPACのタイミングがパーフェクトに合ったんです。私が入社する時はPACは「どうやって伝えるのか(PR)」は主な仕事で、もっと上流の「何を、誰に伝えるのか(ブランディング)」も提案して欲しいと言われ始めた時期でした。なのでPACが、PR会社から、ブランディング&PRという「Brand Booster Compagny」にシフトする過渡期のタイミングでした。
私は私で、ブランディングプランナーにまだなりたてで経験がまだまだ浅かったので、PACならブランディングの経験をさらに積むこともできるし、かつ、大好きなファッションブランドやライフスタイルブランドでブランディングの経験を積めるなと思い、入社しました。
2つ目に関しては、長年夢見てたファッションやライフスタイルのジャンルができることに魅力を感じました。以前担当していた数々のメーカーやブランドはファッションとは遠い企業たちでしたが、私はファッションブランドやその世界観、ブランドが生まれた理由・コンセプトからプレていない一気通貫のハイコンテクストな商品や企画が好きでして。「こういうブランドと世界観だから、こういう新商品が出て、だからこういうコンセプトを打ち出して、広告やPRもこういう企画なんだな」と、学生の頃から考えるのが好きだったんです。あと、セルフブランディング的に、ファッションの中心地であるパリ生まれでもありますし(笑)
最後は、PACのみんなは経歴やバックボーンが皆異なっていて、それぞれが自分の道に進んでいく雰囲気があって良いと感じました。「トレンドを追う」という大きい意味では共通していますが、みんなそれぞれ好きなジャンルのトレンドを突き詰めたり、自分だけのコネクションを広げるなど、被っていないので、話してて勉強になりますし何より面白い!みんな違うからみんな尊敬している、そしてみんな尊敬しあっているからこそ、年齢とかキャリア関係なく発言権は平等だし、だから風通しも良いんだろうなあ、と。そのフラットさが、パリで育っている異文化の日本人としては心地いいんです。
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仕事について
ーー現在の業務内容について教えてください
ブランディング案件です。ワークショップやブランドの現状や競合ブランドや顧客などを分析して、分析結果を抽出して商品の”唯一無二”の輝きを見つけて、社会や市場にフィットするように整えること。そして、それをどうターゲットに伝えるか?ターゲットがどうやったらファンになってもらえるか?などを考える全体設計(プランニング)をしています。
あと、ブランディング案件はもちろんですが、プロモーション案件で映像の企画やコピーを書いたり、イベントの企画したり、新人育成、協力会社でのブランディング講義など幅広い仕事を任せてもらっています。
ーー仕事のやりがいについて教えてください!
多民族な街であるパリに住んでいたので、いろんな人種の中でどう自分をアピールするかと「差異化」を常に意識して暮らしていました。そのまま「自分」を「ブランド」に変えて、ブランドの「差異化」「唯一無二感」をうまく見つけて、その他のブランドの中でどう目立つか?を考えるのは得意ですし、楽しいですね。
あと、私はしょっちゅう「ごっこ遊び」しまくり、現実と妄想の境目がぐらぐらしていたくらい頭の中が妄想だらけの子供でした。父が広告業界にいたのもあり、小学5年生の頃から、妄想が得意だったから「CMや広告を考えるプランナー」になりたいと思っていたんです。そして今、プランナーになり、”頭の中にある妄想や設計を現実に実現できる”という仕事をさせてもらっていて、私の頭の中にある小さな妄想が大きなブランドの伝えたい言葉・設計図の中心になるのは、脳汁が出るほど嬉しいですね(笑)。
また、担当したブランドの新規ファンが増えたり、アンケートやインタビューなど顧客からフィードバックに嬉しいコメントを書いていただいたりした時は感無量です。そしてクライアントも喜んでくれて「PACにまた頼みたい」と言ってもらえるような仕事ができた時は、何にも変え難いやりがいを感じます。
ーーこれまでに担当してきた、印象に残っている案件はありますか?
ヘアスタイル材の新ブランドのブランディング企画から担当した案件が印象深いです。結果4社の中からコンペに勝ち、PACが初めて担当する新規クライアントでしたが、だんだん関係が深まり、信用していただき、今でもまだ関係は続いています。
この案件は、Beauty Brand Booster(BBB)として初のトータルソリューション案件(ブランディングからコミュニケーション戦略からPRやオウンドメディア運用など)でもありました。
そして、事例として自社WEBなどに載せたところ、複数社から問い合わせが入るなど、トータルソリューションの案件が増えているきっかけにもなっています。
ーー今後の目標を教えてください
ブランディングプランナーとして、もっと経験を積んでいきたいです。
良い企画を出すのはプランナーの基本だと思っているので、そのほかに必要な、人間力、聞く力や洞察力、人たらし力、コミュニケーション力など…様々なスキルも磨いていきたいですね。ですし、このようなスキルを持ち合わせていないと、クライアントのことを理解したり、悩みに共感したりすることができないと思っています。より多くの案件を担当できて、脳汁が出る回数を増やし(笑)「幸せだな」と感じられるサイクルを作っていきたいですね。
結局、差異化だらけの多民族性な街パリで生まれた、妄想癖があった、など、自分の人生や経験がプランナーとしての自分や企画の一部に活きている気がします。「人生資源」ていうか。私がいい経験、いい人生を過ごせば、いいインプットが自然に集まって、いいアウトプット(企画)のできるプランナーになれると信じています。ですので、私がいい経験やいい人生を過ごすことが目標です(笑)
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