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“パクテラ” 私のリスタート Vol.3 採用担当部長編 〜理想の大学生活と就職活動とは〜

【“パクテラ” 私のリスタート】とは?

弊社パクテラ・コンサルティング・ジャパン(PCJ)は「Ideas Worth Spreading(価値あるアイデアを広める)」というTEDの理念のもと運営をされているTED×HitotsubashiU様のCore Partnerを務めさせていただいております。TED×HitotsubashiU様が実施する「再出発(RESTart)」企画の一環として社員の人生・仕事経験をインタビューしお届けする企画。第3回目は弊社採用担当部長 渋谷のインタビューの様子をお届けいたします。


本日はありがとうございます。まず始めに、今携わられているお仕事の内容について教えてください。

渋谷:私が担当している業務範囲は多岐にわたるのですが、テクノロジー、およびコンサルティング日本法人の採用部門の責任者に加え、コンサルティング日本法人の経営企画部長として、人材育成や、経営に関わる福利厚生や給与制度の企画・管理、また、パクテラグループ本社がある中国と日本の間での事例やソリューションを共有する仕組みの企画や実行などを担当しています。


なるほど。今の仕事に至るまでは、どのようなキャリアを歩まれてきて、パクテラに入られましたか?

渋谷:振り返ってみると転職が多いキャリアを歩んできました。新卒の時は、経営者になりたい、お金を稼ぎたい、そして人を教える立場になりたい、という理由で日系の大手コンサルティング企業に入社しました。小さい頃から先生になりたいという夢を持っていて、人に何かを教えることに興味を持っていたのですが、徐々にビジネスの世界のほうに強い興味を持つようになり、結果として子どもに教える先生ではなく企業を改善・変革していくコンサルタントという職業を選択しました。

その後、外資系大手コンサルティング企業からチームで移籍しないかという打診をもらう機会があり、環境が変わっても自分のパフォーマンスが発揮できるか試してみたいという思いから転職を決意しました。転職先の業務では、顧客企業の経営に携わることができコンサルタントとしてのスキルアップは実感できたものの、自社の経営に携わる機会が少なく、その点に少し物足りなさを感じていました。

そのような時期に、現職のパクテラ・コンサルティング・ジャパンからオファーを頂き、コンサルティングのスキルを活かしつつ、事業立ち上げフェーズで会社創りや自社経営に携わるチャンスがあると思い、成長機会に惹かれて、転職することとしました。今は人生で一番仕事をしていることが楽しいです。現在の仕事では、コンサルティングサービスの提供という面で、20代後半の若手の頃から支援してきた顧客企業の部門戦略や会社の組織設計に携わることができていることに加えて、冒頭にもお話した自社の経営企画としての仕事にも携わることができているので、日々刺激的な毎日があるからだと思います。リモートワークが一般的になったことでコミュニケーションの頻度が減る中、当社として社員が幸せを感じられる環境にするためにどうすればよいのかを、部門を超えて会社一丸となり連帯感を持って考えることができているのは非常にやりがいがあります。また、社長の杉山の人間性に惹かれていることも、仕事が楽しい理由の一つかもしれません(笑)。

実はパクテラに入社後に一度退職をしたのですが、その経験の中で、お金だけではなく「働く幸せ」を自分が仕事に求めていることに気づきました。そして、「働く幸せ」を追求しながら働けるフィールドとしてパクテラの魅力に改めて惹かれ、出戻りになる私を温かく迎え入れてくれたため、再入社することとなり今に至ります。


一度出ても戻ってくるほどパクテラの魅力に惹かれていたということですが、渋谷さんが思うパクテラの魅力はどこでしたか?

渋谷:非常にフラットなカルチャーであり、様々な改善の提案ができ、ディスカッションができることだと思っています。自分たちの意見を言える会社は他にもあるかもしれませんが、結果上司から指摘やアドバイスをもらい意見を言ったところで終わり、ということが多いのではないかと思います。ですが、パクテラであれば上司に提案を行った後、同じ目線で議論できる環境があります。また、部門の壁を超えて活発なディスカッションを行うことができる点は、他の会社ではなかなかないのではないかと思います。


新卒時はお金を稼ぎたいという思いを持たれていた一方、今では働く楽しさを求めてるということですが、何かきっかけなどありましたか?

渋谷:リアルな話ですが、コンサルタントとしてキャリアを積むにつれて、給与もある程度上がってきて、転職に誘って頂く機会も増え、裕福ではないかもしれないですが、少なくとも家族に不自由させない程度の金額を稼げるようになっていくことは分かってきました。そのような中で、自分の給与を上げることを基準に仕事をしていることに疑問を持ち始めました。自分を振り返ってみたときに、顧客と一緒に課題解決を実行する時や、パクテラの社員の方々と本気で仕事を楽しんでいるうちに、お金ではなく、何かを成し遂げていくことにこそ自分にとって価値がある瞬間であると気づき、仕事に求める自分の価値観の選択肢が広がりました。楽しく仕事をして、色々な成果を成し遂げていったときにお金が稼げていればよい、という発想の転換、というか優先順位の転換がありましたね。

また、経営側に立ったこともあると思います。自分が給与をもらう以上に、社員に給与を渡すのが経営側に立つ者の役割だと考えています。小さな会社だからこそ、経営側が搾取しているような姿は社員の目に届いてしまい、モチベーションを下げ、ひいては会社全体のパフォーマンスを下げることになってしまいます。せっかく会社を経営する側の立場に立った以上、社員が働いたことによって得たお金は、社員全体に還元していくべきだと思うようになりました。このように思えてからは、自身の昇格や給料を交渉することもなくなりましたね。見る範囲が自分ではなく会社全体、社員全体になり、視野が広がった感覚です。

とは言え、自分が評価される分かりやすい基準はお金ですので、特に若い頃は給与を気にするのは正しいことだと思います。ビジネスの世界ではどこで働いているかという会社名以上に、どれだけの価値を提供できる人間であるのかの方が大事です。その意味で給与をいくらもらえるのかは万国共通の、一つの定量的指標だと思います。そしてお金を稼ぐことを目指して頑張っていた結果、どこかでお金以外の価値観に切り替わることがある、ということではないかと思います。



大学生活を振り返ってみて、私たちのイベントテーマである”RESTart”にあたるような印象的な経験をされたことはありましたか?

大学2年生の頃、母校の小学校で、障害を持った生徒の授業サポートするボランティアを週1~2日で行っていました。大学に入学した当初は、受験勉強からの開放感からバイトや友人と遊ぶばかりの日々を送っていたのですが、徐々に純粋な自分の学びや興味に目を向けるようになり、小中高時代とは少し違うことをやらないともったいないな、と思ったことがきっかけです。

ボランティアでの人との触れ合いを通して、人には様々な個性を持つ人がいて、向き合わないとわからないことが多い、ということが自分の中で分かってきました。新卒で入社される方、中途で転職してこられる方、また、さまざまな国籍を持つ多様性のあるパクテラで働く中で、特にこの経験が活きていると感じる機会が多いです。例えば、どのようなキャラクターを持っているか掴みにくい人が周りに出てきた時、どのようにコミュニケーションを図っていけばよいかということを感覚的に体得できているのは、ボランティアの経験があったからこそだと思います。


学生にとってのパクテラの魅力はどういったところでしょうか?

年齢に関係なくチャンスが与えられる、フラットな環境、昇給昇格が年功序列でない実力主義であること、グローバル企業であること、といったところだと思います。実際、入社された方に聞くとカルチャー面や人の魅力で選んでいただいている方が多いです。会社説明会や面接を通してパクテラのカルチャーに触れる中で魅力を感じてくれています。

年功序列でないというところでは、実際に2016年に新卒で入社された30歳の社員が、既に年上の部下を含む20人程度のチームを率いて組織のリーダーとして活躍しており、部下の評価や管理を行いながらビジネスの方向性を決める仕事をしています。能力があり、やりたいという強い意志がある人が、挑戦できる環境であると感じています。


”RESTart”というテーマに関連して、渋谷さんの視点から新たな挑戦に一歩踏み出すためのコツのようなものはありますか?

子どもの頃の無邪気な感覚を思い出しながら、自分の根源的な欲求は何だろうかと考えること、また、自分が30歳になり同窓会に行った時、親しい友人にどういう話(自慢?)をしたいか想像すること、この二つの観点から自分自身を分析するのが良いと思います。このやり方で考えると、自分がどんなことが好きなのか、そして自分は将来どうなりたいのかを考えることができるのではないでしょうか。

何に興味を持てばいいのか、何に挑戦すればいいのか悩む場合は、学校やバイト先へ行く道を変えてみて、顔を上げて色々な景色を見ながら歩いてみるのも良いきっかけになると思います。日常行動がルーティーンになってしまうと、普段、無意識の間に自分の中に入ってくる情報が遮断されてしまいます。ですが、”RESTart”してみよう、新しい挑戦をしよう、と意識しながら歩いていると、新しい情報が目に入ってくるようなるはずです。私も思い悩んだ時等、いつもは電車で移動するのを少し歩いてみたり、自分から新たな情報をキャッチできるように意識しています。

最後に、学生時代に絶対やってほしいことは、「時間のかかる経験」を積むことです。社会人になっても有休を使ってまとまった休みを取ることは確かにできますが、管理職になってしまえば、自分が承認しなければいけない、自分が居なければ回らない、というようなことが出てくるようになり、仮に旅行中であってもメールを見る癖が付いてしまいます。自身の見聞や可能性を広げるために、長期間旅行したり、集中的に勉強したり、趣味に費やすのは学生時代にしかできない経験だと思います。


逆に大学生活を振り返ってみて、今何か後悔されていることはありますか?

ゴルフですね。パターの練習であればお金がかからないので、学生時代からゴルフを練習しておくべきでした(笑)。
あと、自己成長の観点では、色々な人との出会いを作って価値観を広げることは本当に大事です。ビジネスの道に進むのであれば、成功に向けてはコミュニケーション力が必要不可欠です。


終わりに

最後まで本記事を読んでいただきありがとうございます。次回のVol.4では弊社新卒入社社員 岡本、西川、溝淵による若手ならではの観点での大学生活と就職活動についてインタビューした記事をお届けいたします。

今回の記事を読んでパクテラ・コンサルティング・ジャパンにご興味をお持ちいただけましたら是非弊社にお問い合わせください。もちろん、オンラインでの面談にも対応しております。社員一同、お待ちしております!



TEDxHitotsubashiUは、アメリカのNPO団体TED(Technology, Entertainment, Design) の理念に基づき、価値あるアイデアを学内や世の中に広めることを目的として活動する団体で、一橋大学を拠点に活動しています。本部であるTED Conferenceとは独立して、学生が主体となって運営されており、講演会の参加者と講演者との間に深い結びつきを生み出すことを目指しています。
※「TEDxHitotsubashiU」に関する詳細:公式ページ

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