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"泥臭さ" の先にある顧客への思い - 若手コンサルタントの行動原理

2020年にパクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社(以下PCJ)に新卒入社した諏訪園さん。PCJへ入社した経緯やPCJの魅力について語って頂きました。

【プロフィール】

15歳で高校過程を修了し、高校時代に米国、大学時代に英国への留学を経験。早稲田大学在学中には東南アジア2か国での海外インターンを経験し、大学卒業後2020年にPCJに新卒入社。現在はメドテックマネジメント(MDTM)事業部に所属し、医療機器メーカー関連のプロジェクトに従事。


海外経験を活かしてコンサルタントに

――なぜコンサルタントを志望されたのですか?

諏訪園:  私がコンサルタントを志望した理由は主に2つです。1つ目は、海外インターン中にコンサルティングの実務経験を積んだことにあります。

イギリスでの1年間の交換留学後、大学を1年間休学してインドネシアとシンガポールの人材系企業のインターンシップに参加しました。シンガポールの企業は人事コンサルティングサービスも提供している会社でしたので、コンサルタントと共にクライアントの企業を訪問し、課題のヒアリングと解決策の提示といった小規模のコンサルティング活動を経験しました。経営者の困りごとや会社の持つ”生の”問題を聞き、それに対して解決案を提示する経験を通して、非常に近い距離から経営をサポートするコンサルタントに強く興味を持つようになりました。

2つ目の理由は、就職活動中に、コンサルティングの経験を持つアドバイザーから、私自身がコンサルタントに向いているというアドバイスをいただいたことです。私は以前から戦略コンサルティングに関心を持っており、多くのコンサルティングファームに応募していました。その過程で、元戦略コンサルタントの方々との繋がりが増え、複数の方から「諏訪園さんはコンサルに向いているね」と言っていただいたこともあり、就職活動ではコンサルティングファームのみに絞って選考に進みました。


――数あるコンサルティングファームから、なぜPCJを志望されたのですか?

諏訪園:  PCJを志望した理由は2つです。1つ目は、PCJの面接でお会いした社員の印象が非常に良かったこと、2つ目は、入社直後にマネージャー直下で働ける環境があったことです。

1つ目の理由に関してですが、他のファームでの面接では頭の良さなどを評価するような質問が中心でしたが、PCJでは非常にカジュアルな雰囲気で面接が行われました。特に印象的だったのは、1回目の社員面談での最初の質問です。履歴書を確認した上で、海外での滞在期間が長かったためか、「諏訪園さん、海外での何か面白い経験はありますか?」と尋ねられました。自己紹介直後、席に座って最初の質問がそれだったので、少し驚きつつも面白い方だなと思いました。

その際、私はインドネシアでの滞在経験を話題に出し、あまり口に合わなかった豆腐の話をしたのですが、このような突拍子もない会話から面談が始まりました。その後も単純に頭の回転の速さだけに注目するのではなく、候補者がどんな人間なのかを深く知るための質問が多かったという点で、他のファームとの大きな違いとして強く印象に残りました。

2つ目のマネージャー直下で働くことができることに関しては、内定をいただいた他ファームでは、最初の2〜3年目は先輩の下について働くことが多いのですが、当時のPCJは社員数も少なく小規模のため、配属直後からマネージャー直下で働ける環境があった点で、他社よりも早く成長できる環境を魅力に感じたためPCJを選びました。

また、コンサルタントとしてPCJを志望した理由からは少し離れるのですが、当時はPCJがシンガポールに法人を立ち上げていた時期という点もあり、業務の中で当たり前に英語を使う環境があることも魅力に感じていました。


――入社前と入社後でギャップはありましたか?

諏訪園:  特に入社してからの大きなギャップはなく、入社時に思い描いていたキャリアを実現できていると思います。

社員の方々の印象も、入社前に持っていた印象とのギャップはありませんでした。新卒研修後はMDTM事業部へ配属されましたが、論理的で思考スピードも速い、それでいてユーモア溢れる先輩コンサルタントが周りには多かったので、彩りのある頭脳集団だなと感じました。

育成環境の点でも、配属直後からマネージャー直下で業務させていただいたので、入社前から持っていたイメージ通りの環境で業務に携わることができました。英語で業務を行う点においても、クライアントの医療機器メーカーと、クライアントが提携している海外の開発部門との間に立って両者を繋げる仕事に関わっており、担当者と英語でコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めています。


フラットな文化と部門を超えた連携

――実際にPCJで働かれてどのようなところに魅力を感じますか?

諏訪園:  カジュアルかつフラットな企業風土がPCJの魅力だと思います。毎年年末には社長が全社員と面談を行います。PCJは約150名の社員がいますが、社長が150人全員とコミュニケーションをとろうとする姿勢は、フラットな文化を象徴していると思います。

また、特に入社直後は自分のスキルが不足していたため、わからないことや困ったことも多かったのですが、違うチームの先輩や、同じチームでも別のプロジェクトに参加しているマネージャーの方々が、「大丈夫?」とメッセージを送ってくださり、困っている際には「30分電話しようか」と声をかけていただきました。

職位関係なく相談事ができるという環境が整っていることによる安心感は大きいですし、チームとしても個人としても相互連携を取るのは当たり前という風土があることから、新人であっても360°の方面からフィードバックをいただけることで、ダイナミックな成長曲線を持続的に描くことができたと思います。

社内連携という点でいうと、福利厚生の一環で「社長のおごり自販機」という制度もあります。自動販売機に社員2人で社員証をかざすと好きな飲み物をもらえる仕組みなのですが、普段話したことのない方と話すきっかけになっています。普段は在宅勤務が多かったり、入社直後の社員でも、「今日まだ自動販売機を利用していない人いますか?」と尋ねた時に、初対面の人や部署や役職関係なく気軽に参加して会話が生まれる雰囲気が良いなと思います。

また、4半期に1度、オフィスでKeg Partyというイベントが開催されます。部署部門関係なく軽食を囲んで盛り上がるという、いかにも外資系らしいイベントなのですが、この日は普段なかなか会うことのできない同期や、他プロジェクトに配属されている同僚もオフィスに多く集まるので、情報交換できる貴重な機会になっています。こうしたイベント時には、少し休憩を取って自販機の前で最近の出来事や話題を共有することが多いです。


※一人で使う際はお金が必要です


――仕事のやりがいや普段の仕事の中で意識されていることはありますか?

諏訪園: クライアントの意思決定に携わることができたと感じる瞬間に、一番やりがいを感じます。現状の課題を発見して課題に対する打ち手を提案し、私の提案に対してクライアントから合意を得られたときには、大量にアドレナリンが脳内で出ているのを感じます。

実際の経験でいうと、以前のプロジェクトでとある医療機器の市場リサーチを担当したのですが、30ページに及ぶ資料のAppendixに私が参考程度に思って添付していたデータが、予想外にクライアントの注目を浴び、大きな意思決定に繋がったということがありました。当時の私は入社して2年目でしたが、年齢に関係なく、クライアントに一番近い位置で意思決定プロセスに携われることができるという、コンサルティングの醍醐味を実感しました。

普段から意識していることとしては、仕事だけでなくプライベートも充実させることです。私の場合はスポーツで汗をかくことが一番のストレス発散だと考えているので、バドミントンの社会人チームに所属して、週末の練習に参加しています。仕事の悩みは仕事をすることでしか解決しないですが、猛烈に仕事に打ち込むためには集中力や体力が不可欠だと思います。スポーツはこういった基礎力を培ってくれますし、リフレッシュして気持ちを切り替えることもできるので、週末の時間の使い方も意識しつつ、平日の業務に打ち込んでいます。


――PCJのコアバリューの「変」について、仕事の中で変化、変革について意識されていることはありますか?

諏訪園:  「目にしたもの、耳にしたことを自分なりに深掘ってみること」を普段から意識するようにしています。コンサルタントという仕事の特性上、最新のIT技術やAI、認識処理技術など、普段の生活では聞き馴染みのない専門用語を耳にすることが多いです。そういったテクニカルな用語が議論の中心的なトピックではないとしても、知らないままで放置せずに、自分で一度調べてみるようにしています。もっと深掘りたいなと思った時には、トピックを取り扱っている書籍を購入したり勉強したりしています。

最近では、携わっている医療機器の一般的な使われ方や構造をもっと深く知りたいなと思い、医療情報技師向けの参考書を勉強し、また実際に資格試験も受験しました。コンサルティングとは異なる職種の試験なので、知識が直接業務に関係するわけではないのですが、技師の目線で物事を考えることができたり、他のコンサルタントよりも深いレベルで医療機器や医療システムの仕組みを理解することに役立っています。日進月歩の技術進化のこの時代に、最先端技術の会話に遅れずについていくためにも、こういった地味で泥臭い習慣を欠かさないようにしています。


答えのない問題の先にある真の魅力

――コンサルタントを目指す学生に向けて一言お願いします。

諏訪園: コンサルティングの仕事は一見すると華々しく魅力的に見えるかもしれませんが、その背後では膨大なリサーチと泥臭い努力が必要です。その一方で、誰も明確な答えを持っていない問題に対して、クライアントと共に最適な解決策を追及することは、他の職種では得られない独特の魅力があります。もちろん責任感とスピード感を求められる仕事ですが、もしコンサルティングに少しでも魅力を感じているのであれば、私たちの選考にぜひ挑戦してみてください。


最後に

最後まで本記事を読んでいただきありがとうございます。

PCJのサービスや働き方に興味をお持ちいただけましたら是非弊社にお問い合わせください。もちろん、オンラインの面談にも対応しております。社員一同、お待ちしております!




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