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理系でもない文系でもない私の場所

須鎗 秋桜子 徳島県出身

東京農工大学大学院 自然環境保全学専攻

大学では「持続可能性の高い社会」や「都市と自然の調和」などが主な研究テーマ 趣味は登山。


■現役インターン生が語る パーツワンでインターンをする理由

「追試にします!」 1週間の選考を含めた講習を受け、最終テストであるプレゼンテーションに臨んだ私の合否は 「採用」でも「不採用」でもなく「追試」と言う結果を伝えられました。

理由はプレゼンテーション最後のツメで「意思ある表現ができていない」でした。

その瞬間「あぁそこまで見られているんだな」 プレゼンテーションに臨む準備に費やした1週間を思い出しながら 「駄目だったか」と言う思いと同時に陽だまりに包まれるような安心感を感じていました。

大学院進学を決めていた私は「秋からインターンシップにチャレンジしてみよう」と思い、複数の会社へ応募しました。 どこの会社でも決まって「どの大学なのか?」「理系なのか?文系なのか?」に興味の中心が行き 私が「理系である」と応えると「理系なのに営業に応募するのはなぜか?」とか「理系の人に提供できるインターンは無い」とか まるで理系だと理系のインターンしかやるなと言われているように感じることもありました。

「理系と言うけど、それは学部だけであって私は違う」 「これが理想と現実のギャップかな」 そう思い始めた頃パーツワンの面接に臨みました。 パーツワンの面接は私個人に焦点を当て、私の思いや考えを深く読み解いて行き、 「自分自身でそこまで考えていなかったな」と感じる自分の中の自分と向きあうような時間でした。 10分のプレゼンテーションが終わり私に下された判定は「追試」 その理由である「意思ある表現ができていない」の評価に対して 「そういえば高校の先生にも言われていたし大学の教授にも言われたな」 様々な思いが脳裏をよぎります。

「ほとんど良いんだけど最後のツメがね。」 自分では改善し、完璧になったつもりでいましたがパーツワンの最終テストで見破られてしまいました。 「ツメが甘かった」と反省する自分と「私のことを見てくれている」と言う安心感が織り交ざった複雑な感情が込み上げてきました。

自分はまだ発展途中、これから自分自身を伸ばしていかないと行けない。 高校、大学と進学し多くの社会人や大人と接してきた中で、寂しに似た葛藤を感じる瞬間がありました。

「そう誰も私の成長に興味が無い」と言うことです。 甘えと言われればそれまでですが、自分の課題や人間的な弱さに対して多くの人が責任感のない 「いいよ。良くやっているよ」 と呪文のような心無いコメントを私に投げかけ、 私は場を取り繕うように、その表面的な言葉を受け入れたように振る舞い 心の中では自分が受け入れていないことを良く知っていました。



インターン応募で訪問した会社の面接では、まるでブランドショッピングをするかのように 私の学歴や資格を確認し、面接で目の前に座っている私を見ているのではなく、 企業が用意したフォーマットに当てはめられて判断するように感じることが多かったのです。

「私自身をきちんと見て欲しい、私自身を評価して欲しい」 複数の会社で面接を受けるごとに自分の心の中に新しい感情が込み上げてきました。 わたしは私。 理系でも文系でもない私がここにいる。

追試と言う判定はまるで私の心を見透かしたような、私にしか響かないメッセージでした。 1週間後の追試は「私を知ってもらうチャンス」と思い、今の自分を精一杯発揮して臨みました。

パーツワンの面接から約半年が経過し私はチームの一員として仕事を任されるようになりました。

良い時も、良くない時も私を見てくれる先輩たち。 暖かく接してくれる人、私と歩幅を合わせてくれる人、私を激励してくれる人、私を見守ってくれる人 。

いつの間にか、ここで頑張る自分が好きになっていました。

チームパーツワン。 私の居場所はここにあります。

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