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役員インタビュー┃ペライチの年140%成長を支える開発組織の「攻め」と「守り」

ペライチでは現在、更なるサービスの安定化や開発効率の向上に向けた取り組みを全社横断的に進めています。その動きを先導するのが、2022年10月に立ち上がった「プラットフォームチーム」です。今日は執行役員就任と同時にこのチームを立ち上げた瀬川さんに、「プラットフォームチーム」の取り組みと目指す姿について伺います。

瀬川 伸一(せがわ・しんいち)
高専卒業後、新卒でSES企業に入社。通信キャリアのプロジェクトに6年携わる中でインフラ、ネットワークに関する知見を深める。その後、Web系のスタートアップ複数社での開発経験を通じて、バックエンドからフロントエンド、更にはカスタマーサポートに至るまで、フルスタックのスキルを身につけ、現在もエンジニアをしながら複数社の役員や技術顧問を兼任する。
ペライチとは立ち上げ当初の2014年に創業者とコワーキングスペースで出会ったことをきっかけに関わりを持ち、1年後に業務委託の技術顧問としてジョイン。それから8年の歳月を経て、2022年10月に社員として正式に入社すると同時に、執行役員に就任。現在は開発部全体の技術力の底上げや生産性の向上に向けた取り組みを先導している。

-創業以来、長きにわたって外部の技術顧問としてペライチのプロダクト開発を支え続けてきた瀬川さんの入社は、社内に衝撃が走ったと同時に、ペライチの成長に向けて更に期待が持てる一大ニュースだったと思います。改めて、ようこそペライチへ!

関わってきた年数で言えば一番古株なので、いまさらな感じもしますね(笑)。ただ、8年間見てきて言えることは、今のペライチが一番勢いに乗っています。プロダクトの成長スピードはもちろんのこと、その勢いを更に加速化していきたいという社員の団結力も強いです。フルリモートやフルフレックスなど、自分の裁量で自由度高く働ける環境や人事制度面も整ってきました。

ただ、サービスや組織の成長スピードに開発基盤が追いついていないのが現状です。これまでは技術顧問として部分的に関わってきましたが、攻めの開発体制を築くには根本の設計から見直す必要がある。より本腰を入れて取り組まないと解決が難しい課題だということもあり、今回正式にペライチに入社することになりました。

-今のペライチのインフラはどういう状況なのですか?

この8年間、ユーザーさんの課題解決につながる機能開発を優先的に取り組んできた結果、いわゆる「負の遺産」が蓄積されている状態ですね。それなりに人の入れ替えもあったため、初期の構想が分からないまま手つかずになっている設計が残っています。今はそれらをひも解いて、大掃除しているところです。

今後、ペライチがサービスを多角化していくにつれて、競合も増えます。競合に負けない開発スピードを安定的に出すには、インフラ環境の最適化が不可欠で、開発チーム(Dev)と運用チーム(Ops)が協力しながら開発効率を高めていく「DevOps」の取り組みが喫緊の課題です。

-どのように取り組んでいるのですか?

前提として、目先の問題に対する対処療法で済ませたくはないですね。サービスや開発組織の将来を見据えた全体的な設計の見直しを進めているところですが、それが大変で…

-「全体設計」ってよく耳にするものの、まだ私の中でも理解が漠然としています。

例えばプロダクトを一つの街と見立てた場合に、老朽化したビルを修繕するだけでなく、周辺環境も含めたエリア開発をする、というイメージですね。ビルのように目に見えるもののデザインや機能だけではなくて、足元の舗装やビルに入るまでの導線、その道中にある街路樹や草花などにもこだわりながら、総合的に快適な環境をみんなで力を合わせて作っていきましょう、という話です。

-なるほど。そこまで俯瞰で考えながら細部にこだわって設計していくって、確かにとても大変そう…

目の前の問題を解決できる人は多いと思います。でも、今のペライチに求められているのは、未来の在り方を設計して、そのために何からやるか?を逆算して考えられる人です。

もちろんSaaS系のWebサービスを提供する事業会社として、花形はユーザーさんが実際に触れるプロダクトの開発です。プロダクトを通じてユーザーさんが抱える課題を解決することにこそ、我々の存在意義があるのですから。
だからこそ、プロダクト開発に関わるプログラマーが心地よく開発に集中できるように、コーディング以外の煩わしいことはできる限り排除していきたい。その取り組みを加速していくために、執行役員就任と同時に「プラットフォームチーム」を立ち上げました。

-「プラットフォームチーム」の業務内容を教えてください。

まずは様々な開発プロセスの自動化を進めています。いわゆる「CI/CDパイプライン」の構築ですね。ペライチは40万人を超えるユーザーさんにビジネス基盤を提供している、社会的責任がとても大きいサービスです。システムの安定性を担保するためのインフラの構築運用、保守だけでなく、障害を予期して先回りで修正するようなSRE(サイト信頼性エンジニアリング)のアプローチも重要です。ここはプラットフォームチームだけで完結する問題ではないので、各機能の開発チームと密に連携しながら進めています。

-後方の守備が盤石だからこそ、前に前に攻め続けていける。攻守両面、よりバランスの良い開発組織になっていくのですね!

プラットフォームチームは守備の要。インフラとアプリケーションの両方を理解した上で、アプリケーション側に開発方針を提案していくような、アーキテクトの役割も求められます。オールラウンダーなエンジニアとして成長して、将来的にCTOや技術顧問を目指したい人にはオススメのポジションです。

-そういう方は市場でも少ないので、自ずと市場価値も高まっていきますね。

コーディングが得意なエンジニアが集まれば、プロダクトの立ち上げから軌道化まではある程度スムーズに進みます。でもプロダクトが一定の規模を超えてくると、DevOpsやインフラ強化の必要に迫られる。社内にノウハウがないケースが殆どなので、アーキテクトやインフラの知識に長けた技術顧問を外部に求めるんです。

ペライチは副業もできる会社なので、私自身も複数社の役員や技術顧問を兼任しています。「プラットフォームチーム」で経験を積めば、ペライチで働きながらエンジニアとしてのキャリア、活躍の場を社外にも広げていける人材になれると思いますよ。

-どのような方に入社いただきたいですか?

まず、ペライチの理念や社風に共感できることは大前提ですね。その上で、自分の経験、スキルを活かしながら、開発プロセスの最適化に横断的に関わっていきたい方であれば、活躍できるチャンスは無数にあります。

もちろん入社直後から全方位的にカバーするのは難しいと思いますが、自信がない領域に対しても成長に向けた道筋を示してサポートしていくので、安心してください。私自らがしっかり伴走する中で、スキルアップしていって欲しいと思います。

-他に、ペライチのオススメポイントを教えてください。

リモートワークがメインで、ほぼオフィスに行かなくていいところですね。一方で、定期的に全社イベントや任意参加のランチ会が開催されているので、顔を合わせる機会もあります。たまに集まるからこそ、対面でコミュニケーションをとる心地よさも感じられる。メリハリが効いているなと感じます。

あと、フルフレックス制を取り入れているので、始業/終業時間の融通や勤務時間内の中抜けも柔軟にできます。私自身、子どもの保育園の送り迎えを担当していますが、フルリモート・フルフレックスだからこそ、子育てと両立しながら働けています。今子育てをしている方だけでなく、今後ライフステージの変化を見据えている方も安心して働ける会社だと思いますよ。

-ありがとうございました!ペライチでは現在、プラットフォームチームの仲間を絶賛募集しています。興味のある方はぜひ一度、カジュアルにお会いしませんか?

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