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【週刊GVA TECH vol.7】エンジニアの成長を支えるCTO本田が語るGVA TECH!

エンジニア、CDOと社員インタビューをしてきておりますが、お読みいただいている方にはGVA TECH社員のカラーが次第に見えてきているのではないでしょうか?本日は、CTOとしてジョインされて約1年(当時の投稿はこちら!)になる本田から、改めて当社に入るまでの経緯とメンバー、そして組織への思いなどを聞いてみたいと思います。

新卒で入社した総合商社から、エンジニアの道へ

ー当社に入るまでのご経歴について教えてください。

(本田)もともと作るよりも売る方に興味があったので、新卒では 総合商社に入社しました。経営企画に配属され、グループ会社全体を見る仕事をしていました。

その後、売ることから作ることに興味が変わり、フリーランスエンジニアになり、インフラネットワークエンジニア、プログラマーとして数社経験し、今に至るという形ですかね。

ー大学ではどんな勉強をされていたんですか?

(本田)大学では地球物理学科というところにいたのですが、気象や地震、洪水に関する研究をフィールドワークを交えながら行うところでした。私はその中でも「洪水」について研究していました。同窓で多い進路としては、気象庁に入庁したり大学院に進学したり・・・私は割と稀な進路かもしれません。

ー洪水ですか!もともと売る方に興味があったとのことで、なにかきかっけはあったんですか?

(本田)実家が自営業で、祖母も父も商売人だったからですかね。商売人の血が騒いだんだと思います。

ー大学でも新卒で入った会社でもプログラミングは無縁なように見えますが、いつ勉強されてたんですか?

(本田)大学時代にホームページを作ってた程度ですね。

ーほう・・・非エンジニアからフリーランスエンジニアだと、コネクション等もなかなかないと思うのですが、仕事はどうやって獲得していたんですか?

(本田)当時主要なSNSだったmixiでオフ会を主催したのがきっかけです。そこで営業して仕事につなげていきまして。

0→1のおもしろさを知りスタートアップへ。そしてGVA TECHとの出会い

ーそんなフリーランスから、あえてスタートアップに転職することになった経緯はなんですか?

(本田)プログラマー時代にソーシャルゲームの会社に(会社になる前から)に縁あって業務委託として参画しました。マンションの一室から1年足らずで100名体制になっていく過程が、きつかったけどおもしろくて。そこでの経験が影響しています。マンション時代はそれこそ生活と仕事の境目もなくて、布団が敷いてあったりとか…特殊な環境でした。今は恵まれているなと思います。

ソーシャルゲームは、技術的におもしろかったです。何千万円という額がネット広告に使われるので、あっという間にユーザー数が10万人以上になったりするというダイナミックさがありました。ユーザーの中には、連打しまくってアイテムをゲットするユーザーがいたりして、そういったプログラムの隙をついてくるような人がズルできないように対策を講じることもしていました。

次はアドテク関連でした。お金をもらって広告配信を行うというビジネス上、システムが遅延したり止まると大変なことになるのでプレッシャーは大きかったです。

ーGVA TECHに入社するきっかけは何だったんですか?

(本田)以前は会社選びの軸を「エンジニアとして技術的に成長できるか」で選んでいました。しかし、子供が生まれたのを機に、「子供が触ってもいいサービスであること」いわゆる社会的意義といった軸も加わって、、そんな中入社したビザスクは、専門家の知見をスポットで利用できるというサービスで非常にサービスへの共感度は高かったです。

ービザスクではどのようなご経験をされて、またなぜGVA TECHに入ろうと思われたのですか?

(本田)創業者以来初のエンジニアとして入社し、開発リーダーだけでなく、ディレクター、CS、マネジメントなどいろいろやらせてもらいました。気づけば自身が関わってたサービスが会社の中枢事業に育っていたんですね。そこでまた別のサービスをグロースさせる機会があったのですが、「完全に0→1フェーズで資金調達にも影響する責任ある立場でやりたい」という思いが湧いてきて、転職活動を始めました。共通の知り合いを通じ、山本さんと知り合いました。

—当時まだ社員は山本さん(代表)だけだったかと思いますが、入社の決め手はなんだったんですか?

(本田)弁護士と話したことがなかったこともあり、山本さんはフランクで驚いたのが最初の印象です。山本さんとは1回目は面談、2回目はサシ飲みをしたのですが、「この人本気だな」ということがわかったんです。弁護士の食いぶちを減らすかもしれないことを、自らあえてしていることにある意味狂気を感じて。特権や利権を捨ててでも自分が正しいと信じた方向に突き進んでいくところに覚悟を感じて、ここにコミットしたいと思いました。

欲しい人物像は、「アウトプットを出し続けられる人」

—現在本田さんはエンジニアの採用にフルコミットされていますが、選考の基準みたいなものは設けてるんですか?

(本田)その方のバッググラウンドや得意なことに応じて技術的なことは確認していますが、どちらかというと、誠実、真面目、会社の理念、一緒に働きたいと思える人を重視して採用しています。

ー逆に、一緒に働きたくない人ってどういう人ですか?

(本田)スキルだけを求めてくる人でしょうか。「AI、Pythonやりたい」「インフラを習いたい」とかいう人が結構いるんですが・・・僕の考えとしては、スキル重視というよりは会社やサービスのために働く気持ちがあって、安定してアウトプットを出し続けられる人のほうが良いですね。意識高すぎたり、起業目指してますって人よりも、のほほんしててもアウトプットし続けられる人が良いです。

ーいまの開発体制としてはどう思われていますか?

(本田)創業2期目のフェーズで、業務委託・副業入れて20名体制というのは大規模な方ではありますが、まだまだ足りてないのが現状です。各プロダクトにフルタイムが1人ずつ入っていますが、現状だとフルタイム1人への負担が大きいので、2名体制くらいにはしたいですね。あとは今後ビジネスサイド、AIサイドのメンバーの増加に伴ってエンジニアへの要請も増えていくと思うので、そういった対応も可能な体制にしていきたいです。

ー最近はエンジニアの採用イベントや技術系に登壇していますが、その中で気づきなどありますか?

(本田)前提として、有名な方や登壇する方イコール会社が求める優秀なエンジニアとは限らない、と思っていたのですが、それは正しいということはわかりました。有名ではない方でも技術的、サービスリード的にも素晴らしい方はたくさんいますしね。ただ、登壇すると他社の方との接点が増えフィードバックをいただけますし、知識の整理ができるのがありがたいです。なので、勉強会に出るよりアウトプットを出して自分で発信していった方が遥かに得るものが大きいなと感じますね。みんなもっと出ていいと思ってます。

組織としての魅力を仕組み化していきたい

ー現在のエンジニアメンバーに対してはどう思ってますか?

(本田)非常に優秀だと思っています。高田さんはインフラからAIサイドまで全てのレイヤーを見て動いていて、いいテックリードになりそうですね。香月さんは非常に重要で仕様の複雑なサービスをリードして開発していますし、コードも一番綺麗に書いてますね、文章を書くのもうまいし、物事の構成力が素晴らしいなと思います。萩原さんはプロフェッショナルとしてアウトプットや実績を出すことを非常に意識してますし、技術はある程度サービスを作る手段と考えながらもその先を見ているので、多分スタートアップのCTO向いてますね。高橋さんも毎日できないことを潰しながら成長しています。半年後が楽しみですね。

あと、このメンバーは12月のPHP Conferenceに全員応募してますし、メンバーの成長曲線が本当にすごいなと思っています。

ーエンジニアのみなさんがひーひー言ってるのも目にしてますが(笑)、目標はあえて本人のスキルより高めに設定しているんですか?

(本田)「人を成長させるのは人より仕事」だと思っていて、エンジニアとしての成長はなんだかんだ誰かに教えられてできるものではないと思っています。またできると思うものしか渡してないし、何かあればフォローもするので間違ってないと思ってます。そしてみんなの成長は僕やチームにとっても非常に良い刺激になっています。

ーCTOとして、メンバーの管理の仕方について留意されていることはありますか?

(本田)「メンバーへの権限委譲をして、各自主体的に動く」ということと、「情報共有」を大事にしていますね。あとはプログラマが持つべきマインドセット「HRT」です。

『Team Geek』にて「優れたチームが優れたソフトウェアを作るのに必要な三本柱」として紹介されているもので,「謙虚 (Humility)」「尊敬 (Respect)」「信頼 (Trust)」の頭文字を取ったもの。

ー本田さんは毎週1on1をされていますけど、そのときはどんな話をされているんですか?

(本田)入社から3か月以内のエンジニア・デザイナーとは毎週1on1をしています。入社3か月後からは2週間に一回に減らしていますが、フルタイムエンジニア・デザイナーは全員行なっています。

そこでは、アウトプットの振り返りはもちろんのこと、業務上障害になっていることややりたいことの方向性について聞いてます。

ー日々ご自身のタスクもある中で結構な時間を割いていますが、1on1を行う理由って何かあるんですか?

(本田)組織の開発力の向上です。毎週一人につき数十分割くことにはなりますが、その後の1週間の業務がスムーズに進捗するのであれば非常に費用対効果高いんですよ。

ー今後こういった組織にしていきたいといったビジョンについて教えてください。

(本田)「プロダクトに惹かれて」「CTOが優秀そう」といったなにかに依存したモチベーションで人が来てしまうと、プロダクトが傾いたりその人がいなくなったとき会社を保つのが難しくなっちゃうので、組織として引き付ける魅力を仕組み化していきたいですね。

ーでは、エンジニアとしての本田さんについてお伺いいたします。本田さんの得意分野ってなんですか?

(本田)ここに来てからは本当に色々なところを見てるのでなんとも言えませんが、しいて言えば特定のの目標に対してやりきることですかね。KPI達成を技術的に攻めるのとか。苦手なのは、利害関係を考えながらの調整とか根回しとか。嫌いで嫌いでしょうがないので、そういうことが生じた際は顔に出てると思います(笑)

ー当社は調整とか根回しがないので本田さんのそういう顔は見ないで済みますね!(笑)

(本田)技術で得意なこととしては、Python、PHPです。ただAWSもかなり好きだしAIサイドもやっぱり面白いなと思ってます。

家庭がうまくいくから仕事もできる。休日はパパの顔に。

ー本田さんはGVA TECH唯一のパパ社員かと思いますが、育児と仕事の両立はできてますか?

(本田)現在長男は3歳です。妻もフルタイムで働いているため、分担しながらやっていますが、今は仕事上妻頼みになってしまっています。保育園への送りは毎日やっていて、週に1度は17:30に退社して保育園へのお迎えをやっています。今後このような社員が増えるかと思うので、仕組みとして整備して、会社として健全にしていきたいなと思っています。

ー休日はちゃんと休めてますか?

(本田)休日は子供と楽しく過ごしてます。平日は帰りが遅いので、せめて休日はと。パパは代わりがいませんからね。エンジニアは毎日勉強しなくてはいけない、土日も勉強会に出て当たり前みたいな方も時々いますが、サラリーマンが日経新聞を読むような感覚でエンジニアは技術の勉強をする、と捉えていますね。なので勉強は通勤中にやっています。僕は家族が一番だと思ってますし、家庭がうまくいくから仕事もできると思っています。仕事ではアウトプットを出し、プライベートはプライベードで充実させたいですね。

ー結構ストイックに過ごされている人が多い印象ですが、CTOがそうおっしゃってるのを聞いて少し安心しました(笑)今日はありがとうございました!

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