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動物病院運営に携わりながら、TYLで獣医療業界の労働改善を実現する

2022年中途入社
ヘルスケア事業部 マネージャー
クリヤマさん

【経歴】

麻布大学卒業後、動物病院の一般診療・大手ペット企業の医療センターに約5年間従事。獣医師としてキャリアを積んだのち、ペット損保の会社へ転職。様々な動物に関わる業務を約3年間行う中で病院運営の仕事に興味を持ち、2022年TYLへ入社。ヘルスケア事業部のマネージャーとして活躍中。

獣医療の現場を経験して生まれた、2つの目標

私は元々動物が大好きではあったのですが、たまたま小学校の時の飼育員の方が麻布(大学)出身の獣医師さんで、大学までオープンキャンパスに連れて行ってくれたのが獣医師を目指した大きなきっかけでした。その時に”色々な動物を治したい”と思い、獣医師の道を目指しました。

最初に務めた動物病院で一般診療を行う中で、皮膚科と神経科に興味を持つようになり、開業するには専門的な知識が合った方が良いと考えて転職をしました。転職先の病院はいわゆる1.5次病院で、自身が望めば色々な検査を行える、また相談できる先生がいる環境でした。当初の目標(開業するという目標)から目標が変わったのも、この病院での勤務がきっかけでした。

今の私には2つの目標があります。グリーフケアの推進と獣医療業界の労務改善です。

その病院では夜間の診療も行っており、だんだんと夜間の診療がメインとなって部門長を任していただけるようになりました。夜間の診療は状態が悪い動物が来られることが多く、対応したペットが亡くなってしまうことも(多くはありませんが...)あります。自分の力が及ばずに悔しい気持ちにもなるときがありましたが、とある飼い主様が「この子が亡くなって非常に悲しかったけど、先生の言葉のおかげで心が楽になりました」と改めてお礼にきてくれたことがありました。それがきっかけでペットロスやグリーフケア(遺族ケア)の仕事がしたいと思うようになりました。

またその病院の1年目の看護師さんが辞めることになったのですが、その理由は「業務がきつい」とのことでした。その方の能力は1年目にしては申し分がなく、やっと動物看護師になれたのに、その能力が労働環境のせいで活かされないのはもったいないと素直に感じました。それから自分がその問題を解決していきたいと考えるようになり、2020年にキャリアコンサルタントの国家資格を取得しました。


TYLに入社し、病院運営に携わることに

私が病院運営に携わるようになったのはペット損保の企業に入社した後でした。その企業での病院運営の目標のひとつは労働環境の改善で私の目標と一致しており、やりがいがあったのですが、病院以外にも行っている事業の兼ね合いで純粋な病院運営ができず、フラストレーションが溜まっていきました。そのためTYLの獣医師転職支援サービス「VetAgent」を使って転職活動を進めました。実は動物病院で再度勤務医として働こうとも思ったのですが、担当された方からTYLでの病院運営の仕事をお声がけいただけ、それがきっかけでジョインしました。TYLの転職支援は今回が2回目で、1回目の時にはTYLの代表である金児さんがキャリアアドバイザーでした。

動物病院の労働環境は、社会保険が整備されていなかったり、長時間の残業が当たり前であったり、その残業代もきちんと支払われていないこともあります。また人の医療現場と異なり分業がまだなされておらず、獣医師や動物看護師が本来の業務に集中ができないなど、まだまだ改善点が多くあります。労働環境を変えることは現在の環境が当たり前になっている部分もありすぐには難しいですが、自らの手でTYLの病院では自身の目標と併せてそれらを改善していきます。

▲実家の子1 名前はヒロ(女の子):最初の動物病院に連れてこられた地域猫を引き取る。

マネージャーとして「人」との関わりに、喜びとやりがいを感じて

所属しているヘルスケア事業部では現在、大きく3つに分かれており、ペットの相談サービス、シッターサービス、動物病院の運営を行っています。マネージャー職のため、各事業の数字を見ることがありますが、私のメインの業務は4つの病院の運営です。関東に3つ、大阪に1つ、全部で4つの病院をスタッフの方々とやり取りをしながら運営を行っています。

同じ獣医師、動物看護師、スタッフの方でも、その人がここまで至った過程は様々です。私自身どんな経験や過程も無駄ではないと感じています。病院運営の仕事を通してそれぞれの現場で働く人たちと関わり、"その人自身の背景や経歴をみて、知ること"そしてその人がもっと成長していただくこと。それが醍醐味であり、やりがいだと感じています。

TYLの病院は一から病院を立ち上げるのではなく、元々ある既存の病院を運営しているところがほとんどです。その影響で働く環境がこれまでと変化し、現場からネガティブな意見が出てくることもあります。病院運営をするにあたっては些細なことかもしれませんが、現場からすると大きな問題でもあります。ひとつひとつ問題点を改善しながら現場のスタッフの方たちが生き生きと働いているのを見て嬉しくなりますね。

マネージャーはいわゆる管理職ですが、私のスタンスは現場の方たちの自主性を尊重することです。もちろんすべてがすべて許容できるものでもないのですが、規律を重んじ過ぎてしまうと人の成長が妨げられることもあるからです。

こんなエピソードがありました、高円寺の病院でエキゾチックアニマル(犬猫以外の動物)の専門診療が始まったときのことです。私がチラシを作ったのですが、病院の動物看護師さんが自発的によりよいものに仕上げてくれたことがありました。私からは何も言わなくても...です。

もちろんこれ以外の例のエピソードもありますが、人が成長する姿をみることが好きなので、自分のことではなく周りで働く人たちの変化に対し、仕事のやりがいを感じます。

▲実家の子2:メイ(女の子)

▲実家の子3:マロン(女の子)

TYLだからこそ実現できること、実現したいこと

私自身の目標と課題は、「ペットロス」「グリーフケア(遺族ケア)」をやっていくこと、そして獣医療業界の労働改善をしていくことです。個人で考えていた課題やミッションと一致しているからこそ、TYLで実現したいです。

今まで有給休暇が取れなかった病院で取れるようにしたり(まだ自由にとまでは難しいですが)、獣医師が一人しかいない病院は代わりに人を立てて、切れ目なく回せるように工夫したりと少しずつですが環境改善に寄与できていると感じています。

また、TYLが経営する動物病院は他の病院に比べて規模は大きくないのですが、専門的に行っている診療もあり、技術を学べる下地がある環境だと感じています。他にも福利厚生の一つの、教育・セミナー費は一般的に上限が決まっていることが多いと思いますが、TYLの動物病院は費用の上限なしでセミナーが受講できます。もちろん受講していただいたら、周りの方へ共有をいただきグループとしての底力を上げています。私自身、この後のDXに備えてAIのプログラミングに興味があるので今後何か資格が取れたらいいなと考えています。

▲ペットのアマガエル

休日は家族とまったり過ごす

私には二人の子どもがいて、プライベートは家族と過ごしています。できる限り家事は私がするようにしていて、仕事が休みの日は子どもの面倒をみたり、料理や洗濯など、家事をしています。コロナの影響もあって、なかなかお出かけもできていませんでしたが時間があれば少し遠出してドライブしたりと、割と運転するのも好きだったりします。(よく、妻に運転は下手と言われてますが)

もともとゲーマーでRPG含め、色々なジャンルに手を出していましたが、子どもがNintendo Swicthをやっているときは一緒にやることもあります。ほかにもボードゲームにも興味があったので、子どもとできるゲームを買って遊んだりと休みの日は過ごしています。

今はなかなか行けてませんが、一人の時間ができたときは、趣味の”ひとりカラオケ”に行くこともあります!

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