【INTERVIEW】日本から世界へ!人と人とを繋ぐ「食のC2Cマーケット」が作る未来とは:ポケットマルシェCOO 山口幹生(前編)

信頼関係を生むC2Cマーケット「ポケットマルシェ」

ー ポケットマルシェとはどのようなサービスでしょうか?

ポケットマルシェ(以下ポケマル)は、全国の農家・漁師から旬の食べものを直接買えるプラットフォームです。現在、約1,300名の農家・漁師が登録しており、常に2,500を超える食べ物の出品と、その裏側にあるストーリーが提供される「食のC2Cマーケット」に育ちました。

ポケマルの価値は、生産者と消費者が直接繋がれるところにあります。コミュニティやメッセージの機能を使って、生産者においしい食べ方を聞いたり、生産活動における工夫を聞いたり、ごちそうさまを伝えたり。

単にポケマル上でコミュニケーションが取れるだけではなくて、そのやり取りから生産者と消費者の間に信頼関係が生まれて、仲良くなれる。都市と地方をお互いに行き来できるような関係になれる。それを提供しているのがポケマルだと思っています。

やりたいことが見つからなかった学生時代

ー 現在、COOとしてポケマルに参画されている山口さんですが、これまでの経歴を教えてください。

子供時代は、東京で過ごしました。社会をこう変えたい、といったことは、大学卒業まで考えていませんでしたね。ゲームが好きだったので、受験をゲームと捉えて東大に入学しました。大学時代は、ひたすらラクロスに打ち込んでいました。

就活の時期になっても自分のやりたいことが一切わからなくて、とはいえ仕事はしないといけないと思っていたので、色んな会社を受けていくつか内定をもらいました。どこに入社するかの決断が難しく、ラクロスの先輩からのアドバイスに非常に影響を受けました。結果的にはよかったですね。

自分の目で見て知った世界の多様性

ー 社会人になってからはどのようなお仕事をされてきたのでしょうか?

2004年に、SONYに入社しました。最初の仕事は、液晶テレビの経営企画です。その仕事を通じて、自分は、様々な立場の人とコミュニケーションを取りながら物事を前に進めていくのが好きなんだ、ということを発見しました。エンジニアの方や工場の方と話をして自分の無知を思い知り、でもそこから信頼関係を築き、色んな方の協力を得て一歩ずつ進んでいく、そこにドラマがあったように思います。

2009年に、ロンドンに赴任しました。背中を押してくれたのは、東大ラクロス部の仲間でした。話は少しさかのぼりますが、大学を卒業後、ラクロス部の仲間と集まって、毎日のように「世界では何がホットなのか」「これから世界はどうなるのか」「自分たちで何か面白いことができないか」という話をしていたんです。ラクロス部の後輩に「部活をやっていた時代が一番楽しかった」とは言いたくない、という思いがモチベーションでした。

そんな仲間たちと、下北沢の一軒家に住み始めたんです。定期的に色んな人を招いて、繋がりが増えていく経験が貴重で、この「シェアハウス」という試みをもっと世の中に広めたい、と次第に思うようになりました。そこで、一緒に住んでいる仲間と、シェアハウス専用の不動産屋「シェアノサイト」を立ち上げました。当時はシェアハウスという概念はそれほど一般的ではなく、NHKに特集されたりもしました。その頃、SONY社内でロンドン行きの打診を受けたんです。家に戻って相談したところ、人間の幅を広げるためにもロンドンに行った方がいいと言われました。28歳の時でしたね。日本に戻ってきたら会社を辞めて「シェアノサイト」の仕事一本に懸ける、と約束をしてロンドン行きを決めました。

ロンドンでの仕事は、非常に忙しかったですが、楽しかったですね。経済の動きや災害など、世界中のニュースと自分の仕事が直結していて、世界で起きていることに敏感になりました。自ら色んな国に足を運ぶようになり、生きる上で大事にしているものが、国によって、文化によって違うということ、その「多様性」を実感しました。ケニアのスラムを訪れた時には、世の中の不平等さを目の当たりにしました。自分はこれまで何も知らなかったんだ、と思いました。

そんな中、朝にテレビをつけてBBCのニュースを観たら、津波の映像が流れたんです。

中編へ続く

ポケットマルシェは、「CHIVAS VENTURE 2019」世界大会に日本代表として出場しています。
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