【ポケマル開発チームインタビュー 】ただ「便利」なだけではないプロダクト開発への挑戦

全国の農家さん・漁師さんから、直接やりとりをしながら旬の食材を買えるプラットフォーム「ポケットマルシェ」を運営する、株式会社ポケットマルシェの開発チームインタビューをお届けします。

▼ PROFILE ▼
写真左:宮本 巧(Takumi Miyamoto)
エンジニアとしてキャリアをスタート。開発会社を2社経験した後、インフォバーンに入社。テクニカルディレクターを務める。その後、グループ会社のメディアジーンで「GIZMODO」などのCMS再構築を担当。データエンジニアリングなどを経て、2019年にポケットマルシェへ入社。

写真中央:丸山 淳一(Junichi Maruyama)
大学院卒業後、音楽配信サービスを手掛ける会社でエンジニアとして新卒入社。当時、普及間もないAndroid、iPhoneアプリの開発を担当。その後、2社の会社でネイティブアプリエンジニアとして従事し、2017年に株式会社ポケットマルシェへ入社。

写真右:高橋 優歌(Yuka Takahashi)
大学卒業後、楽天でRaboo・koboのサービスローンチ、楽天インサイトのシステムフルリプレイスを経験する。その後、スタートアップ企業にて開発全般を担当。2018年にポケットマルシェへ入社。

── 今日は、ポケマル開発チームの皆さんに色々お話を聞いていきたいと思います! まず、開発のどの部分を担当しているのか教えてください。

宮本:役割は、エンジニアリングマネージャーです。開発関連のマネジメントが主な仕事です。仕様を詰めたり、動作確認をしたり、様々な事柄を技術的な視点で調整しています。

丸山:iOSとAndroidのアプリ開発を担当しています。集中的に開発しているのは、iOSですね。アプリ開発はすべて一人でやっています。

高橋:バックエンド開発の担当です。他に5名のエンジニアと分担しながら、アプリが使っているAPIや、Webサイトの機能の開発をしています。あわせて、フロントエンドの開発も担当していますが、バックエンドとフロントエンドの担当は今後分ける予定になっています。

── 開発チームは今、何人体制ですか?

宮本:バックエンド開発が6名、アプリ開発が1名、フロントエンド開発が1名ですね。フロントエンドは、年明けからもう1名増える予定です。

── まさに今、拡大中なんですね! ところで、ポケットマルシェでの開発はどのような流れで進めているのでしょうか?

宮本:まず、プロダクトマネージャーとプロダクトオーナーで、課題に対してどんな施策を打つのかを話し合って、仕様を詰めます。その後、エンジニアに見積もってもらった開発工数を元にROIを算出し、施策に優先順位をつけます。優先順位が高いものから、GitHubにIssueを立てて開発を進める、という流れです。

アプリは、丸山さんに「こういう優先度でこういうことをやりたい」ということだけ伝えて、次のバージョンでどこまで対応するかは丸山さんが決定しています。

バックエンドは、6名のエンジニアが各自Issueを拾うという進め方になっています。開発が完了したら、別のエンジニアがコードレビューをし、エンジニアリングマネージャーが動作確認をしてリリースとなります。

高橋:現在、サイトリニューアルにとりかかっているのですが、こちらの進め方は、普段の開発の流れとは大きく違います。

宮本:リニューアルでは新しい言語・技術を採用するため、各自勉強をしながら進めているところです。新技術の採用に興味があるメンバーが率先して、「こういう風にしていこう」と周りを巻き込んでいる形ですね。全体的な構成などはエンジニアから積極的にアイデアを出してもらっています。最終的にサービスの稼働を担保できればよい、という考え方です。

── リニューアルの際は、どの言語を使っていくのでしょうか?

高橋:Go言語を採用する予定です。開発チームにGo言語の経験者が2名いるので、彼らと一緒に設計を考えながら進めています。

── なぜGo言語を選んだのでしょうか?

宮本:使ってみたかったからですね(笑) もう少し真面目に言うと、今後はフロントエンドとバックエンドを分離して、バックエンドがAPI中心のシステムになるのですが、そのAPIに向いているのがGo言語なんです。パフォーマンスもよいという話があり、この先3〜4年は大きく手を入れずに済みそう、ということで採用を決めました。

── ポケットマルシェの開発で、面白いと感じるところってどこですか?

丸山:Webはリニューアルもあるし、やっぱり面白いんじゃない? どう?

高橋:アーキテクチャー全体を新しくしようという話になっているので、そういった面では面白いですね。2020年は、開発チームにとって大きなチャレンジの年になります。アーキテクチャー設計をするところから色々な経験を積みたい方がいたら、今がチャンスだと思います。

宮本:アプリの方は、一人で開発しているからこその自由な面もあるんじゃないですか?

丸山:そうですね、開発は単独なので、最近のトレンドを一部取り入れたりしながら柔軟に進められています。

高橋:開発チーム内にベテランのエンジニアが多いのもいいですね。CTO経験のある方や、大規模サービスの開発・運用経験のある方、フロントからインフラまで分野問わず開発できる方など、強いエンジニアの方々から学べることが非常に多いです。

── ポケットマルシェに入社した理由を教えてください。

高橋:以前、福島県の農家さんの団体と仕事をすることがありました。その時にポケットマルシェの話が出てきて、存在を知ったんです。その流れでポケットマルシェ代表の高橋の本を読んで、興味を持ちました。

ソフトウェア開発も「ものづくり」の一つで、作ることが好きなのでやっています。それもあって、作り手のサポートができるサービスに惹かれたんです。ポケマルはまさに生産者さんと関われるサービスなのでいいな、と思いました。

丸山:私は入社前から、高橋が編集長を務めていた「東北食べる通信」経由でポケマルを知って、実際に使っていたんです。そんなある日、高橋の投稿がFacebookで流れてきて。ポケマルを使っていて思ったことが色々あったので、高橋に「こんな風にしたらいいんじゃないですか?」ってコメントをしたら、直接メッセージが来て、そこからごにょごにょしているうちに入社していました(笑)

あと、自分は旅行が好きで、特に「現地の人と出会う」という旅の仕方が好きなんです。ポケマルは全国各地の生産者さんに登録いただいているので、仕事を通じて、生産者さんを訪れるきっかけを作れたらいいな、と思いました。サービスへの興味と自分の趣味の充実、両方が入社の決め手になりましたね。

宮本:私は「GIZMODO」などを運営するメディア企業に6年いたんですけど、やりきった感があったのと、データマーケティング系の世界になんとなく疲れたのもあって、もう少し直接社会に貢献できる仕事を探していたんです。でも全然見つからなくて。

半分うなだれて酒を飲みながらTVを観ていたら、流れていた「カンブリア宮殿」に高橋が登場したんです。最初は「東北食べる通信」のことを語っていたんですけど、これをECにしたら面白いんじゃないかと思いながら番組を観続けていたら、後半にポケマルが登場して。「なんだあるじゃないか!」と。

その場でWantedlyの求人を探したのですが、Railsの即戦力しか募集してなかったんですよね。でも「とりあえず会えばいけるだろう!」と思って応募したら、書類で落とされました(笑) その後、色々な経緯を経て入社したんですが、その辺りの細かい話を聞きたければぜひオフィスへ遊びに来てください(笑)

── ポケットマルシェのいいところって、どんなところだと思いますか?

丸山:生産者さんの元を訪れる時に、交通費の補助が出るのはいいですね。

── 1回の訪問につき、交通費30,000円までが支給される「生産現場きっぷ」ですね。丸山さんは一番活用しているイメージです。

宮本:もう何回行きました?

丸山:1年に6回まで使えるのですが、今年は来週で6回目ですね。生産者さんと消費者だけではなく、生産者さんと社員が積極的に繋がるのを会社が支援してくれるのが嬉しいです。サービスを実際に使ってくださっている方々と、エンジニアの距離が近いですね。

高橋:今って、色々なサービスや技術のおかげで世の中がすごい便利になっているじゃないですか。だからこそ、便利とは違った部分、人との繋がりやコミュニケーションみたいな部分が必要だと思うんです。ポケットマルシェは、そこにトライしている気がします。

── どんなところで、そう感じますか?

高橋:単純に「買える」「売れる」ではなく、ストーリーや関係性をサービスの強みにしている、というところですね。入社前に高橋の本や動画を見て、そういうことをやりたいのかなと感じました。

宮本:自分は、社員全員が食や一次産業にかなり強い想いを持っているところが、新鮮で面白いと思っています。他のIT企業では、なかなかないことだな、と。

あとは、大きな課題に対して立ち向かうサービス、会社であること。そこのやりがいが大きいですね。大きすぎて立ち止まりたくなることもありますが……(笑) お金を稼ぐことを主目的としたサービスではなく、「誰かのために何かをして、その対価としてお金をいただく」という昔ながらの商売をITでやろうとしているのが、逆にチャレンジングで面白いですね。

── 今後、どんなことにチャレンジしたいですか?

高橋:今後ですか? 今の仕事が十分チャレンジですね(笑)

丸山:エンジニアにとって、サービスのリニューアルは大きなチャレンジ。そんなタイミングになかなか出くわさないもんね。

宮本:精神と時の部屋に入るみたいなものだよね。出てきたらかなり強くなってそう。

高橋:メンバー全員で協力しつつ、うまく進められたらな、と。その後は、生産者さんと消費者のコミュニケーションを、ITを活用してよりよい形にしていきたいです。

丸山:ポケマルというサービスには、「効率化」や「便利」と逆行する要素があります。それをどうプロダクトとして形にしていくかは、チャレンジングなところだと思いますね。便利だからITのサービスを使うのではなく、また違った意味合いで使ってくれる人が増える社会になればいいなと。

宮本:今後の大きなチャレンジは、ポケットマルシェを世に広めること。よりよい売り場、より生産者さんが使いやすいサービスにして、それを社会に広げていきたいと思います。

── ありがとうございました!

ポケットマルシェでは、開発チームの仲間を募集中です。ぜひ一度、オフィスにいらしてください!

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