【トラベルインタビュー|横浜支店・Kさん】宿泊補助金をきっかけに出会った、真鶴の“地域密着型オーシャンビュー宿”
はじめに:2025年7月、旅行支援制度が新しくなりました
まず最初に、今回の旅行でも使用した“旅行支援制度”について簡単に紹介します。
プライムコンセプトでは、
旅行を通じた体験や気づきを大切にしてほしい
という考えから、2025年7月に旅行支援制度がリニューアルされました。
制度は大きく2つあります。
🎒 制度①:宿泊補助金(2025年7月〜)
旅行時の宿泊費に対して、
会社が最大50%の補助(負担)をしてくれる制度です。※上限あり
国内・海外どちらの旅行でも利用でき、
旅の費用負担が大きく軽くなるのが特徴です。
🌴 制度②:旅休
7〜9月の間に取得できる
“旅を目的とした特別休暇”を1日付与する制度です。
通常の有給とは別枠で利用でき、
気軽に旅行へ行くきっかけになります。
🔎 制度の価値まとめ
この制度には以下のメリットがあります。
- 補助金で宿泊費の負担が軽くなる
- 旅行のハードルが下がる
- 旅行を理由に休暇を取りやすい
- 会社全体で“旅行に行っておいで”と送り出す雰囲気がある
制度自体が使いやすい設計になっていることが、大きな特徴です。
今回はこのうち、宿泊補助金を利用して旅行に行った
横浜支店・Kさんに、旅の話を聞きました。
「横浜から車で行けて、穴場っぽいところを探していました」
—— 今回の旅先は神奈川県・真鶴だったそうですね。
Kさん:
「横浜から車で行ける距離で、
人が多すぎない“穴場”っぽい場所に行きたいな、というのが最初の動機でした。
「車移動」「穴場」といった条件で探していく中で、
湯河原・真鶴エリアが候補として自然に挙がってきたそうです。
伊豆方面も魅力的で迷いましたが、
今回は“人の少なさ”や“距離感”を重視した結果、
今の気分には真鶴が一番合っていると感じ、選びました。
仕事の感覚が、そのまま宿探しにも活きた
—— 宿はどのように決めたのでしょうか?
Kさん:
「仕事柄、
普段からOTAのセール情報や価格の動きはよく見ています。
『このあたりの日程は安くなりやすいな』という感覚は、
自然と頭に入っているので、
今回、まずはyahooでそのあたりを確認しました。
そのうえで、
ベストレートが出やすい公式サイトと見比べながら、
価格だけでなく、写真や文章、宿の想いも含めて確認し、
最終的にこの宿に決めました。」
OTAで価格や動きを把握しつつ、
公式サイトで宿の世界観や姿勢を確認する。
仕事で培った視点が、そのまま宿選びにも活きていたといいます。
さらに今回は、
会社の宿泊補助金制度があったことで、
普段なら選ばない価格帯の宿にも手を伸ばせたそうです。
「ほとんど人と会わない」からこそ感じた、贅沢さ
実際に泊まってみて、
Kさんがまず感じたのは、静けさでした。
Kさん:
「本当に、人とほとんど会わなかったんです。
それがすごく心地よくて、最初から最後まで落ち着いて過ごせました。」
宿は全6室のみ。
滞在中、他の宿泊者とすれ違うことはほとんどなく、
高いプライベート感が保たれていました。
客室はすべてオーシャンビューで、
お風呂からも海を望むことができます。
「大きな窓から光が入って、
部屋全体がすごく開放的でした。
ただ景色を見るだけでも、十分に贅沢だなと感じました。」
照明はあたたかみがあり、
部屋の飾りや小物もかわいらしく、
「自然と気持ちが落ち着く空間だった」とKさんは話します。
細部まで「宿の世界観」がつくられていた
アメニティについても、
Kさんは印象に残っているポイントのひとつだと話します。
Kさん:
「アメニティは、ショッピングモールなどでも見かける、知名度のあるブランドのアメニティが揃っており、安心感がありました。」
さらに特に印象的だったのが、
客室に設置されていたオリジナルのルームフレグランス。
「真鶴をイメージした柑橘ベースの香りで、
部屋に入った瞬間から“この宿らしさ”を感じました。
売店でも販売されていて、
『いいな』と思ったら、そのまま買える導線になっているのも自然で、
よく考えられているなと思いました。」
また、緊急避難用のランタンについても、
Kさんは細かな点に目が向いたといいます。
「実用性だけでなくデザインもかわいくて、
あたたかみのある充電式でした。
読書灯としても使えそうだな、と思いました。」
宿の中だけで完結する、満足度の高い滞在
客室が基本の居場所ですが、
広めの貸切風呂(サウナ付)もあり、
気分を変えて過ごすことができます。
屋上ではBBQも可能で、
家族連れでも楽しめそうだと感じたそうです。
2食付きのプランであれば、
外に出なくても宿の中で十分に楽しめる構成でした。
地域とつながる「食」の体験
Kさん:
「この宿で特に印象に残ったのが、
地域とのつながりをすごく大切にしているところでした。」
ウェルカムドリンクでは、
季節ごとの地元の果物を使った飲み物が用意されており、
今回は、宿の近くで育てられているみかんを活かした
青柑橘のソーダ割とビール割をいただきました。
「アルコールとノンアルコールを選べるのもありがたくて、
相模湾を眺めながら、
味だけでなく景色も含めて真鶴を感じられる時間でした。」
ビールも地ビールが用意されており、
「ここで飲むことが、地域にお金が落ちる仕組みになっていると聞いて、
その点もすごくいいなと思いました。」
さらにKさんは、朝食でも同じように“地域とのつながり”を感じたと話します。
「朝食でも、地元の食材がふんだんに使われていて、
干物や魚も真鶴のものだと聞きました。」
宿の近くには干物を扱うお店もあり、
「食事として味わうだけでなく、
気に入ったものをそのまま買って帰れるのもいいなと思いました。」
食事の時間だけで終わらず、
旅のあとも地域とつながり続けられる。
そんな点にも、この宿らしい“地域密着の仕組み”が感じられたそうです。
夕食で感じた、“人”の存在
Kさん:
「夕食の中でも、特に印象に残っているのが、
デザートを出していただいたときのシーンです。」
料理長が自ら運んできてくださり、
目の前でレモンの皮を削って香り付けをする演出がありました。
「そのときに少しお話をする中で、
地元の食材に対するこだわりだったり、
『真鶴全体を盛り上げたい』という想いが伝わってきて、
すごく印象に残りました。」
料理だけでなく、
人との距離感や会話も含めて、
この宿らしさを感じた時間だったそうです。
宿が後押ししてくれた、観光体験
Kさん:
「宿の中に、真鶴について詳しく書かれた分厚い本が置いてあって、
それを読んだのがきっかけでした。」
その本に載っていた
「お林(原生林)」に興味を持ち、
実際に足を運んでみることに。
「林の歴史を知ることができて、
正直、普段の自分なら行かなかった場所だと思います。」
また、三ツ石海岸にも立ち寄り、
海を眺めながら過ごせるカフェで、
のんびりとした時間を楽しみました。
「宿がきっかけで、
真鶴のいろいろな場所を知れたのがよかったですね。」
オーシャンビューの部屋で、一番よかったのは朝でした
Kさん:
「オーシャンビューの部屋だったので、
チェックインしてから、夜と朝、それぞれ違う景色を楽しめました。」
夜はとても静かで、
周囲の音もなく、落ち着いた時間を過ごせたそうです。
「それでも、一番よかったのは朝でした。
少し早起きしてカーテンを開けると、
澄んだ空気の中で、遠くまで景色が広がっていて。
静かな朝の時間に、
『早起きしてよかったな』と、自然と思えました。」
制度を使って感じた、率直な感想
—— 今回、宿泊補助金を使ってみてどうでしたか?
Kさん:
「制度としてとても使いやすくて、
気負わずに利用できたのがよかったです。
いつもはどうしても手頃な宿を選びがちですが、
補助金があることで、
少し背伸びした宿も自然と選択肢に入ってきました。」
今回の旅を振り返って、
Kさんはこんなふうにも話してくれました。
「まだ使っていない社員の方がいたら、
一度はぜひ使ってみてほしい制度だと思います。」
仕事の提案に活かせそうだと感じた点
今回の滞在を通じて、
宿泊施設のWeb集客において参考になりそうだと感じた点がいくつかありました。
まずひとつ目は、Googleマップの口コミ施策です。
Googleマップに口コミを投稿し、
フロントで提示するとドリンク1杯を提供する仕組みは、
マップから宿を探すユーザーが増えている現状に合った取り組みだと感じました。
また、今後はAIが宿泊施設を選定・推薦する場面も増えていく中で、
Googleマップ上の評価や口コミの蓄積は、
「AIに選ばれる宿」になるための重要な要素のひとつでもあります。
その点で、
宿泊体験の満足度が高いタイミングで自然に口コミ投稿を促すこの仕組みは、
無理がなく、継続しやすい施策だと感じました。
もうひとつは、再訪を促すクーポン施策です。
チェックアウト時に、
次回予約で使える20%OFFクーポンを配布しており、
有効期限をあえて半年間に設定していました。
無期限にしてしまうと「いつか使おう」と先延ばしになりがちですが、
期限を設けることで、
「また行ってみよう」という行動につながりやすい設計になっています。
再訪を促す導線として、
とても参考になる取り組みだと感じました。
おわりに:制度が、旅と仕事をつないでくれる
今回の真鶴への旅は、会社の制度があったからこそ生まれた旅でした。
宿泊施設を“支援する側”としてだけでなく、
“一人の宿泊者”として体験すること。
その実感が、
次の提案や、観光業界を盛り上げる力につながっていきます。
プライムコンセプトには、
そんな体験を後押しする制度があります。
このnoteを通じて、
求職者の方にも、社内のメンバーにも、
「実際に使われている、面白い制度がある会社なんだ」
と伝われば嬉しいです。
旅を楽しむことが、
そのまま仕事の糧になる。
プライムコンセプトは、そんな働き方を大切にしています。
別のトラベルインタビューはこちら
プライムコンセプトでは、
社員が制度を使って実際に旅をし、
その体験や気づきを仕事にどう活かしているのかを
「トラベルインタビュー」として月1回発信しています。
あわせて、別のインタビュー記事もぜひご覧ください。
・【トラベルインタビュー|福岡本社・Kさん】
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