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「船乗りからWebエンジニアに転職した奴オレ以外にいる!?」「いねぇよなぁ!!?」・・・未経験中途からWebエンジニア、そしてPMになった私が気づいた1本の線

◆自己紹介


はじめまして、株式会社プロトソリューション(以下PS)のソリューション開発部に所属しております、兼村(かねむら)です。

業界未経験からWebエンジニアになり、2年目の今期より、プロジェクトマネージャーとしてバイク修理メディアサービスの開発を担当しております。

少し奇を衒ったタイトルでネタバレしてはいますが、比較的珍しいキャリアを歩んで現在に至っております。
そのあたりについても今回の記事の中で触れておりますので、興味を持っていただけた方は最後まで読んでいただけますと幸いです。

●プロフィール
1992年に沖縄県で生まれ、大学進学を機に東京へ出てきました。
専攻は社会科学で、特に情報系を学んでいたバックグラウンドはありません。

沖縄の田舎で育った私にとって、東京の生活は刺激的でそれはそれで楽しく実りの多いものでした。
しかし、とても真面目だったとは言い難い学生生活で、結局やりたいことも定まらず、大学は中途退学してしまいます。

●船乗りへ
その後、詳しい経緯は端折りますが、私が最初にキャリアとして選んだのは都内の海運会社で船員として働くことでした。(なんで!? と思う方はお会いした時にでも聞いてくれれば笑)

ガソリンやセメント、石灰石などの貨物を輸送する船に乗り、海図に航路の線を引き、全長100メートルを越すような大型船を操舵し、何千トンもの荷物の積みや揚げ荷役の機械操作することなどが主な担当業務でした。

世界中からさまざまな貨物を載せた船が集まる東京湾の超混雑の中のギリギリ航行、冬の北海道の常軌を逸した寒さと防波堤に集まるオットセイの群れ(これが生で見るとなかなか可愛い)、紅葉に染まった瀬戸内海の島々の美しさ、冬の日本海の荒波と想像を絶する船酔との戦い……等々、普通に陸上で生活していると中々見られない光景を見たり、経験できたことは間違いなく今の自分を形作っていると感じます。

また、休暇は1ヶ月〜2ヶ月弱という期間でまとまって支給される制度だったことや、当時はまだコロナ禍前だったこともあり、休暇中は気軽にさまざまなところに旅行したり、遠方に住む友人に会いに行けたりしたのも前職の恵まれたところだったなと感じます。

◆エンジニアへの転職を志す

しかし、年齢的にも20代後半を迎えたタイミングで仕事にもマンネリ感も生まれ、「もっと変化があってワクワクできる世界はないのか」と考えるようになりました。

そこで、テクノロジーの発展が著しいと感じるIT業界への転職を目指し、海運会社を退職して独学でコツコツ勉強を開始。
ネットや書籍を参考にし、四ヶ月ほどで自作のWebアプリケーションのポートフォリオを作成し、それを携え沖縄県内の複数の開発会社から内定をいただくことができました。

私が入社したプロトソリューション(沖縄本社)も、そのとき応募した会社のひとつです。

●プロトソリューションとの出会いと印象

他のシステム開発会社は「技術者としてどうか」という観点で面接を行っている面が大きかったと思いますが、PSの面接は「技術者+リーダーとしてどうか」という観点で人を見ているなと感じました。

弊社は本業である開発業務においても順調に成長しつつ、昨年度は映像制作会社のオニオン、今年度はプロバスケットボールチームの琉球ゴールデンキングスがグループ会社になったり、といったことからも分かるように、今まさにグループ全体が急速に成長途中といった状況です。

まだエンジニアとして駆け出してもない私に、「仮に兼村さんが世界にでるようなサービスを開発して、うちから独立したり、分社化した会社を任された時、経営者として、みんなを引っ張っていけると思う?」と、当時の部長に聞かれ、「おいおい、ずいぶん先走った未来の話をする会社だなぁ」と驚いた記憶があります。
しかし、ここ数年の弊社の状況や成長スピード感を考えると、けして突飛な質問ではなかったのだと分かります。

最終的に、「話のスケールが大きかったなあ。でもなんだかオラ、ワクワクすっぞ」というサイヤ人並の感想で即プロトソリューションへ入社を決めました(単純)。

◆今の仕事で楽しい・やりがいを感じられる瞬間

●圧倒的スピード感で成長できる!
PSでのWebエンジニアとしてのキャリアは「えっ、こんな面白そうな仕事、オレがやっていいんですか!?」という場面の連続でした。

プログラマーとしてなんとかロジックを組めるぐらいの時から、設計や要件定義、さらにはお客様とのすり合わせMTGに参加させていただき、早いうちから上流工程の経験を積むことができました。
これはいわゆる「SE」や、「PG」といった狭い垣根を越え、経験の浅い私でも「プロダクト担当者」あるいは「アーキテクト」として、自分が開発する機能全般に対して全体把握する力を養うとても良い経験になりました(色々とフォローは大変だったと思いますが、当時のマネージャーやリーダーの方たちには本当に感謝です……!)。

また、入社前から興味があるとアピールしていたAWS関連のタスクもどんどん任せていただき、先輩方が「ヤバくなったら何とかするから兼村さんやってみて!」とカジュアルに面白そうなタスクを振ってくれたのが私自身の成長につながったと感じます。

●距離を感じさせない仲間たち!


それと同時に、そうした面白くも荷が勝ちすぎるタスクを振ってもらえると「自分の力ではどうにもできない」という場面も付きまといます。

そうした際に、沖縄のオフィスから仙台のメンバーに対して「実は今○○で困っていて……」と相談すると、「OK! 15分後に通話しようか!」と、嫌な顔一つせずに対応してくれたメンバーの方々には本当に感謝しています。

特にエンジニアという仕事は「自走力」という言葉のもと、誰にも相談できずに孤独になってしまいがちな面もあるなか、物理的な距離をこえ、親身になって助けてくれる人たちがチームにいるのは本当に素晴らしいことだと思います。

多拠点にまたがる会社やチームのメンバーと密接に協力し合うことでつながりが生まれ、それによって生まれたパワーで大きな問題を解決していく……そんな楽しさは、きっとプロトソリューションならではでしょう。

●大規模サービスの開発に携われる!
私が現在メインで担当しているのはバイクの修理・メンテナンス業者様とエンドユーザー様とをつなぐメディアサービスなのですが、やはり「人と人とをつなぐ」ことに関わり、業界最大のメディアで人々の役に立てているのはとてもやりがいを感じます。

当然、多くのユーザー様に利用いただいているということは、アクシデント等が発生してしまった際の責任はそれだけ大きくなります。
その責任をポジティブに解釈できる人であれば、「業界最大手のサービスに携われる」というのはとてもチャレンジングなものになると思います!

◆これから挑戦していきたいこと

情報技術は「IT(Information Technology)」と言われることが多いですが、もう一つ「ICT(Information and Communication Technology)」という言い方をされることもあります。
情報技術やデータを扱うことだけが我々の仕事ではなく、それをcommunicateして「人と情報をつなぐ」「人と人をつなぐ」ことこそが優れたサービスの本質なのだと思います。

少し話は逸れますが、船乗りになって感動したことの1つに、陸から遠くはなれた海上から夜空を見上げると、空を埋め尽くすような圧巻の星空を眺めることができたということがあります。

学生時代は星のあいだに線を引いてある図を見せられても、「いや、なんかこれ無理矢理じゃん!」と思い、特に星座というものに興味はありませんでした笑。
しかし、船に乗るようになってからは、無数の星と星とのあいだに想像上の線を引き、そこに「オリオン」や「ペガサス」の姿を浮かび上がらせた古代の人々はなんて想像力豊かでクリエイティブだったのだろうと心の底から感動し、星座というものに対する考え方が変化しました。

世界中多くのテック企業が興隆しているIT産業ですが、まだまだ「どこにもつながっていない星」や、「技術の革新によって誕生しつつある新しい空」があると私は感じています。

弊社はプロトグループのWebサービスの開発を行いつつ、自社SaaSの開発、AI研究開発等も手がけております。
これらは使用している技術やサービス内容こそ違いますが、テクノロジーによって人と情報をcommunicateし、世界に新しい線を引くことで価値を提供しているという点ではいずれも共通しています。

そうした世界に身をおき、今後私自身がやっていきたいこともまた、この世界に新しい線を引き、まだ見ぬ価値を創造することです。

1つ目はエンジニアリングの知識を通じ、まだつながっていないユーザー様や活用されていない情報とのあいだに線を引き、世界に新しい価値を提供するサービスを開発すること。

2つ目は、私自身の成長につながった「メンバー同士が協力しあって、問題を解決する」チーム、組織を作っていくため、組織の中に、時には組織の中から外に飛び出し「人と人とをつなぐ」線を作っていくこと。

私自身、今期より沖縄から東京へ移り、プロジェクトマネージャーとしての「チーム作り」や、部署内でも採用活動などの「組織作り」に挑戦し始めたところではありますが、この世界に何かを描きたい未来の仲間を少しでも増やし、まだ見ぬ価値を創り出していくため日々挑戦しております。

◆最後に

比較的遅くこの業界に入ってきたため、特に最初の方は何度も「もっと早くにエンジニアになれば良かった…!」と考えることが多かったです。

ただ、「自分1人でなんでもやってやる!」と意地になりがちだった私が、船乗りとして海図に線を引き、日本中の必要な人々に貨物を届け、夜空を眺めて感動したこと。
そしてPSに入り、チームの仲間に助けられ、多くのユーザー様の役に立っているという強い実感を得たこと。
これらすべては、「人と人とがつながること」「人と情報がつながること」の大切さに私自身が気がつくための補助線だったのだと、今となっては思います。

それこそ、この記事がWantedlyというサービスを通じてPSとあなたをつなぐ1本の線になってくれれば、それに勝る喜びはありません。

個人的には、数あるIT企業の中からプロトソリューションに対して少しでも興味を持っていただけた方がいれば、その時点でもう半分仲間みたいなものだと思っています。
もしよければ、カジュアル面談にて弊社やITのことからオススメの海外ビール、果ては航海術のアレコレについてまで(?)気軽にお話できれば嬉しいです!笑

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは、プロトソリューションへようこそ。

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