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顔も知らない“友人”を応援

Photo by Katy Anne on Unsplash

ある時、私は地方へ出向く用事ができました。

友人が半年ほど前に脱サラして開業したゲストハウスが近くにあることを思い出し、そこに宿泊することにしました。

頑張る友人に久々に会いたい、ゲストハウスを実際に見てみたい、という楽しみに加え、「開業間もない頃できっと楽ではないだろう。応援も兼ねて利用しよう。」という意図もありました。

ライフプランナーのMさんにこの話をしたところ、「お友達の応援のために、みんなにプライベートでの利用をお勧めしましょうか」という言葉が返ってきました。あまりに予想外の出来事に、私は一瞬戸惑いました。

友人が開業したのは文字通りのゲストハウスです。学生や、旅好きの若者をメインターゲットとしています。

Mさんや、Mさんが「みんな」と称したベテランのライフプランナー達にとってはあまり居心地の良いものではないかもしれません。なにより、私自身、まだ写真でしか見たことの無い場所だったので、いかに友人が経営しているとはいえ、手放しに「お勧めです」とは言えませんでした。その時はMさんのご提案をお断りしましたが、その時の感激はいつまでも薄れることが無いのです。

「立地は?」

「宿泊費は?」

「客層は?」

「部屋の広さは?」

「設備は?」

「そもそもオーナーはどんな人?」

Mさんからそのような質問は一切ありませんでした。「私のプライベートの友人である」ということ以外、私がMさんに提供した情報は何もなかったのです。それにもかかわらず、真っ先に「応援のために」という言葉が出てきたのです。条件も、情報も、自分の都合も、何も考えていなかったと思います。「お友達の応援のために」。それ以上でも、以下でもない、純粋な心遣いを感じました。

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