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ゴミを拾う人

Photo by Steve Johnson on Unsplash

あるお坊さんが「隣を歩いていた先輩のお坊さんが、道端に落ちているゴミを静かに拾うと自分の衣の袖口にそっとしまいました。」とお話しされているのを聞いたことがあります。

その時は「お坊さんはさすがだな」とどこか他人事として捉えている自分がいました。

会社や学校のボランティア活動や美化活動の一つとして、ビル周辺や地域のゴミ拾いをすることはよくあるかもしれません。

しかし、日常的に、落ちているゴミを手で拾ったことのある人はどれほどいるでしょうか。

恥ずかしながら私はほとんど経験がありませんでした。


当社へ入社してからは、数名のライフプランナーから「(ライフプランナーになって、)ゴミを拾うようになりました」という言葉を耳にしてきました。

その言葉を聞くたびに「なるほど、社内を常に綺麗に保つために、床に落ちたゴミを見つけた時は拾っているのだろう」と想像していました。


ある社内研修の帰り道、ベテランライフプランナーのTさんと、Tさんと同じ支社の若手ライフプランナーSさんに遭遇しました。

必要最低限のものだけを身につけたTさんと、ビジネスパーソンらしい鞄を手にしたSさん。二人と一緒に最寄りの駅まで歩きました。

乗降客数の多い、都内のターミナル駅です。ビジネス街かつ週末の夕刻ということもあり、多くの人が行き交っていました。

改札を抜けて少し歩いたところで、Tさんが突然腰を曲げたかと思うと、床に落ちていた小さな紙屑のようなものを拾い上げました。

Tさんは一瞬ゴミ箱を探すようにあたりを見回しましたが、隣にいたSさんがTさんの手から紙屑をそっと受取り「僕が捨てておきます」と自分の鞄にしまい込みました。考える隙も無い、ほんの数秒の出来事でした。


ゴミが落ちている。だから拾ってゴミ箱に捨てる。

そんな当たり前でシンプルなことすらできていなかった自分に、また一つ気がつきました。


その日、自宅マンションにたどり着いた私は、玄関先に落ちていたティッシュを拾い上げ、ゴミ箱へと運びました。


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