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「絹屋」重ね履き靴下のパッケージ 制作秘話!

「日々の暮らしにそっと寄り添う、シルク靴下」

絹屋(きぬや)ブランドは、2013年秋冬にスタートと同時に急拡大し多くの全国の小売店様でお取り扱いしていただけるブランドに育ってきています。

その最初のきっかけは、リボンのついたパッケージによるブランディングであったと考えています。

いままで、健康雑貨の分野でひっそりと販売されていた冷え性の人向けのシルクの靴下を、郊外型のおしゃれな雑貨屋さんで販売していただくことができれば、きっと多くの冷えに悩む人の手助けになるのではないか?とまだ、パッケージが決まっていない状態で、商品だけを雑貨店様に見ていただくために6月の展示会に出展しました。

すると思っていた以上に多くの雑貨店様に気に入っていただき、ぜひ取り扱いたいと今までこちらからアプローチしてもなかなか首をたてに振っていただけなかったお客様からも良い返事をいただきました。しかしそれは「パッケージが雑貨店に合うものならオーダーします」との条件付き。

秋物衣料の納品は8月末~9月です。あと3か月もありません。当初は、他社の商品より少しかわいい袋にいれればいいくらいに考えていましたので、大慌ての綱渡り状態です。
まだプロトタイプのサンプルもない状態なのですからよく間に合わせたなと今でも思います。

そんな状況で協力していただいているパッケージ会社さんのお力を借りて、奇跡的に、出来上がったのが、今や絹屋の象徴にもなった「4足重ね履き靴下」のリボン付きのパッケージでした。

いままで、冷え症用の絹の靴下は、健康に強い関心を持っている方に提案する実用的な商品だったのですが、それを「少しは健康に気をつかいたいけど…おしゃれで可愛くなきゃね!」と考える30代~50代の女性が満足して買っていただけるようになりました。


「人も見た目が9割」と言われますが、商品も同じです。パッケージを変えることで販路とお客様を変えるというマーケティングをしたことになります。でも初めからすべてを計画していたわけでなく、お客様に教えていただきながらなんとかできたというのが実情でした。
この経験が「絹屋」ブランドの芯にあり、そこから、「デザイン」という意味、広く、深く考え実践してきたから今の「絹屋」があるのだとも思っています。

大切にしていることは

①商品そのものをデザインする(見える部分)
②商品のパッケージをデザインする
③日本の工場さんと取り組んで商品を作る(製造過程にもこだわる)
④ご使用いただくお客様の健康や美容に役立つ(見えない部分)のデザインをする

一度完成したら終わりではなく、完成してからも企画部門だけでなく、営業・店舗・WEBなど各分野の社員全員が、それぞれのお客様から、ご要望や意見を集めながら、毎シーズンすこしづつ、改良を加えています。今日も毎週月曜の企画会議で、シルクのナイトキャップのパッケージの形状が来期から改良されることが決まりました。

 お客様の声に愚直に耳を傾け、できる限りのスピードで対応しつづけるそんな日本人特有の心遣いの現われがこの「4足重ね履き靴下のパッケージ」を生んだのかもしれません。

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