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【社員紹介:データサイエンティスト】データサイエンティストとして、データの活用で意思決定を支援し、収益に繋げる

Umeko(2009年新卒入社)

リードサイエンティスト/インテリジェンスドメイングループ マネージャ
(RITホームページ:https://rit.rakuten.co.jp/)

経歴

大学で統計学や経済学などを学んだ後、大学院でコンピュータサイエンスを専攻。主にレコメンド機能を研究。2009年、新卒で楽天に入社。現在、RIT(楽天技術研究所)でデータサイエンティストとして機械学習や統計学の技術をビジネスに活用する業務に携わる。また、グループ内の金融系事業にも兼務で所属し、それらの事業とRITの協働を推進。

Why Rakuten

大量の“重い意思決定のデータ”に魅力を感じる


データサイエンティストとして就職を考えた時、“重い意思決定のデータ”を大量に持っている会社に入ろうと思いました。重い意思決定とは何か?といえば、例えば家や車といった高額商品の購入データです。一生に何度もない買い物ですから、消費者は時間をかけてよく考えて意思決定するでしょう。そういったデータを分析することによって、人間の経済活動の本質がつかめるのではないかと考えています。ですから、決済に関するデータを大量に保持している会社を探したところ、楽天にはきっとあるだろうと予想しました。結果的に正解でした。

また、自分自身インターネットが好きで、発展著しいネット業界に身を置きたいという思いもありました。

担当業務について

少人数チームで世の中に大きなインパクトを
与えるようなスリリングな業務


大きく分けて、2種類の業務を手掛けています。


1つ目は、資産運用に関する業務です
AI(人工知能)を用いて、債券・通貨・株式等を用いた資産運用を
サポートするようなエンジンの研究開発を行っています。

2つ目は、与信に関する業務です
楽天グループでは、企業・個人含めて、お金を貸す業務を営んでいます。それらの事業では、
「どの相手には、お金を貸して良いか?」「どの相手には、お金を貸してはいけないか?」
という審査が必要になります。
この審査を自動化するための研究開発を行っています。

いずれの業務も、各事業の人たちと頻繁に話しながら、進めています。ネット業界の特徴でもありますが、少人数のチームで世の中に大きなインパクトを与え得る業務と実感しており、そこにやりがいを感じています。また、毎日結果が出て一喜一憂できるところもスリリングでおもしろいです。

この業務に必要なスキルや知識には、統計学やAIに関するもの、システム開発に関するもの、そして金融に関するものの3領域があります。中でもシステム開発領域が一番大変です。例えば、日銀がマイナス金利政策を採用しましたが、負の数字を想定していなかったがためにシステムがストップしてしまうといった予期せぬ事態が起こります。そういった事態を回避するために、最初からエラーに対応しやすいように可用性を高めるといった工夫を心がけています。

大学や大学院ではある程度の知識は習得しましたが、入社後学ぶこと、経験することは多いです。特に金融の知識は、事業の人から日々教わっています。

所属チームについて

周囲の会話はすべて英語。
刺激的な知的環境の中で日々働いている


現在、所属しているグループでは、大半が外国籍のメンバーです。レベルの高いデータサイエンティスト、研究者揃いです。物理系の人もいて、発想法の違いが勉強になっています。AIを構築するのにデータをすべて投入するという方法を取っていたのですが、物理系の人は、まず仮説ベースでモデルを構築するのです。こうした知的環境が刺激的ですね。もちろん、周囲が話す言葉はすべて英語です。私の語学力はまだまだ向上が必要だと自覚していますが、仕事上の会話であれば推測も交えてほぼ理解できます。しかしながら、ランチタイムなどでのカジュアルな会話にはついていけないこともあります。これからもっと勉強していかなければ、と思っています。

仕事での夢

開発した技術を収益化して
楽天グループ全体の経営に貢献したい


入社動機でもあった、“重い意思決定”のデータによって人間の経済活動の本質がつかめるとの実感は日々、覚えています。将来は仕事を通じて蓄積した知見をもとに、経済学の教科書の古い部分を書き換えてみたいと思っています。また、楽天技術研究所で開発した技術を収益化していく会社をスピンオフ(元企業との関係を保つ独立)させ、グループ全体の経営に貢献したいですね。

仕事で大切にしていること

“Quick & Dirty”でスピード!重視

丁寧にモノをつくってリリースしようとすると、できる頃には環境が変わってしまっていて使えないということが当社ではよくあります。ですから、多少汚い、つまり不完全なものでもスピード第一でリリースし、後から必要な部分を丁寧につくり直すというアジャイル(機敏)な手法を取っています。当社の行動基準にもある、まさに“スピード!スピード!スピード!”です。


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