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【社員紹介:インフラエンジニア】ビッグデータを活用したシステム基盤の構築・改善にやりがい

Daigoro(2011年新卒入社)

ECテクノロジー統括部
ビジネスデータプラットフォームグループ
データ活用チーム

経歴

2011年、新卒として楽天に入社。大阪支社の開発グループに配属され、「楽天市場」サービスの開発や運用を中心に様々な業務を経験する。そして、PriceMinister(フランスを中心にECサイトを運営するグループ会社)で半年ほど研修を受け、帰国した後にグローバル市場向けのAPI構築に従事。現在は、「楽天市場」を支えるビッグデータを扱い、ビジネスをサポートするシステム基盤を構築運用している。

Why Rakuten

英語化や「地方を元気にする」キーワードに引かれる


学生時代に情報システムを専攻しました。就職先は、技術的な動きが面白そうなIT企業に絞っていましたが、同時に英語を使ってグローバルに仕事をしてみたいとも思っていました。楽天を選んだのは、入社前の2010年当時、社内公用語英語化が本格的に始まったことや、「地方をエンパワーメントする(元気にする)」といったキーワードに引かれたからです。「『楽天市場』に参画することで、日本のどこにいても、地方でも、誰でも銀座の真ん中に店を出すことができる」といった、今までにない考え方や主張に惹かれました。

担当業務について

ビッグデータとの出会いがあり、それを
加工・分析ができるプラットフォームに
おもしろさを見出す


新卒で入社して以来、「楽天市場」などの大きなサービスから小さなサービスまで、様々な規模のサービスの開発や運用を経験しました。まず、大阪支社の第1開発グループに配属され、「楽天市場」のランキングシステムの開発に従事。1年後、「楽天市場」のビジネススタッフに売上状況などのレポートをタイムリーに届ける社内システムに関わり、そこで初めてビッグデータを扱いました。

また1年後に別の開発グループに移って、「楽天オート」の車特有の検索システムや、ユーザーと買取業者を繋ぐシステム構築に従事しました。これもまた1年手掛けた後に、海外研修の一環でグループ会社であるフランスのECサイト運営会社PriceMinister に出向し、半年ほど検索システムの開発に携わります。日本とのやり方の違いやカルチャーの違いなどを学べたことは、とても有意義でした。帰国後は、「Rakuten Global Market」で東南アジアなど5カ国の事業支援システムの構築を手掛けます。そしてその1年後に、東京本社の現在の部署に異動しました。

現在は、「楽天市場」のビジネスデータプラットフォームグループで、ビッグデータを活用してビジネスをサポートするシステム基盤の構築・運用をしています。領域別の売り上げなどはもとより、ユーザーの購入傾向の分析から不正検知するシステムまで、担当は広範に及びます。

私の役割は、個別のシステムを開発するエンジニアや事業部のために、「Hadoop(分散処理のソフトウェア基盤)」のアーキテクチャーを組んで、ビッグデータを随意に取り出して加工・分析できる環境を整備・改善することです。ビッグデータの領域は技術進歩が速いところが面白いですし、どう構築すればより価値を提供できるか考えることも楽しいと感じています。

楽天の魅力

多様性の中で働くという
エキサイティングな環境


楽天の魅力は、ズバリ職場の「多様性」です。現在の部署は、10人中日本人は3人で、私のデスク近くにはアメリカ、スイス、カナダ、中国国籍の社員が働いています。以前は、10人中日本人は私だけ、という部署もありました。そこには、日本に12人しかいないというマケドニア出身の人もいたぐらいです。国籍も含め、カルチャーや考え方が多様な職場で面白いです。

多様性の意義を最初に実感したのは、フランスでの海外研修の時でした。日本人エンジニアの場合、最初に仕様を固め、目的をきっちり決めてから開発をスタートさせる場合が多いと思いますが、そこではエンジニアは誰にも相談せず、自分のアイデアでまずプロトタイプをつくり、みんなで良いか悪いかを判断して修正を加えるという「アジャイル」な進め方をしていました。

こうした姿勢は、技術の選び方にも繋がります。例えば、オープンソースのソフトウェアを利用する際、日本的な考え方では安定していてすぐに使えるものを選ぶ傾向があります。ところが外国籍社員の場合、新しいものを見つけ、まだ安定していなければ自分たちで検証して使えそうであればとりあえず使ってみるといった姿勢が強いと感じています。こうした同僚の姿勢は、時に、新しい技術を使うことが目的化してしまうマイナス面もありますが、身軽に新陳代謝をして技術を進化させ、ビジネスも進化させる推進力になる大きなプラス面ともなっています。安定した基盤の上に積み重ねていくといった日本的なやり方では、基盤そのものが変えられなくなり、新しい企画やプロダクトを提供しようという際に障害となるリスクがあります。システム開発における多様性の価値や意義は、それぞれの違いを活かすことにあるのだと思います。

そこで私は、部内のエンジニアを集めて「Lab Day」というイベントを立ち上げました。月1回、新しい技術を使って目の前の課題にチャレンジしたり、既存のシステムを改修したりしてみるといった活動をしています。機械学習やVR(仮想現実)などにもアプローチしています。所属している部署では、その成果を社内の技術ブログにアップすることで、勤務時間内にチャレンジの時間を持つことを認めてくれました。エンジニアのモチベーションの向上に役立てられているのではないかと自負しています。

このように、楽天では高度なエンジニアリングだけでなく、様々な文化をもった人たちと切磋琢磨できる環境があると約束します。「学ぶ」という姿勢ではなく、正面から向き合って勝負するという感じです!

私が仕事で大切にしていること

物事の本質が見えなければ、
真の理解を深めることはできない


「誰よりも先に手掛け、先に失敗することで学ぶことができる」という考え方を大事にしています。それは「わざわざ失敗しろ」という意味ではなく、「自分が分かっていない状態にあることを理解する」という点で意義があるというからです。失敗したら「Postmortem」、つまり「検死」を行うのです。手法は「5 Why」。時系列的に、なぜ失敗したのかを5回繰り返して追究し、その根幹まで遡及します。そこで初めて物事の本質が見えてきて、真の理解が得られるのだと思います。その作業は間違いなく自分を成長させてくれると信じています。

こうして失敗から学んだことや、新たな技術を取得して新しい可能性が広がることに大きなやりがいを感じています。自分のアイデアの引き出しが増え、成長を実感できることが最高に楽しいです。

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