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プロダクトではなく価値を生みだすために働きたい

エンジニアの原点

パソコンで出来ることの幅広さとインターネットから引き出せる情報量の多さに魅了されて、中学校の頃からパソコンとインターネットにハマっていました。 といってもプログラミングは専門知識もなく全く理解できなかったので、理解できるようになりたいと思って情報系の学部・大学院に進学しました。

当時は「モノづくり」がしたいというわけではなく、コンピュータの勉強がしたいという気持ちしかなかったと思います。ただネット系の会社でエンジニアとして働くというのは何故かその時から決まっていました(笑)

しかし、いざ就活をしてみるとまったく自分のスキルをアウトプットすることが出来なかったのでこのままではやばいと思い、VOYAGE GROUPの1ヶ月に及ぶインターンシップに参加しました。そこで運良く、興味を持ってもらえインターン期間の終了後も継続して社内インターンとして働き、そのまま新卒入社することができました。さらにちょうどその頃、iPhoneが普及し始めた時期で会社としてもスマホアプリ市場に力を入れていくタイミングと重なり、興味のあったiOSの仕事に就くことができました。 その後、約3年間ほどiOSエンジニアとして働きましたが、アプリエンジニアとしてもっとダイレクトにプロダクトに関わりたいと思っていた所、縁あってFablicに転職しました。

Fablicへのジョインを決めた理由として、メンバーに知人が多かったというのもありますが、運営しているフリマアプリ「フリル」がユーザーの声を反映し支持され大きくなったプロダクトで、自身が考える理想的な「モノづくりのプロセス」に近いと思ったからでした。

現在の役割

現在担当している業務として、iOSだけでなくAndroidの開発も手掛けています。 実は入社後の配属は「フリル」のAndroidチームだったんです。AndroidもJavaも経験ゼロだったので最初は戸惑いましたが、コードレビューがあるので安心して開発を進められました。

その後、昨年(2015年)の後半から新規のプロダクトとなるバイクフリマアプリ「RIDE(ライド)」(※)でAndroid/iOS両方の開発をしています。おかげさまで昨年11月にその「RIDE」のAndroid版を、そして今年の3月にようやくiOS版アプリをリリースすることができました。

「フリル」を伸ばすつもりで入社したのにしばらくして新規プロダクトの担当を任され最初は戸惑い、変な感じでしたが「フリル」を創りあげてきたメンバー達と一緒に今度は違う新しいモノを創れるということにとてもワクワクしたのを憶えています。たぶん1から100を作るより0から1を創るほうが燃える性格なんだと思います。

アプリエンジニアとして開発業務はもちろんのこと、今ではiOS/Androidの開発スケジュールの管理や調整などもしなくてはならないので、単純にコードを書く以上のことを求められハードだなとは思いますがより高く広い視座で仕事ができていているのでとても充実しています。

(※)「会って買える 近くで探せる」を売りにした日本で最初のバイク専用フリマアプリ

Fablicという会社

300人規模だった前職からすると良くも悪くもベンチャーだなと正直思います。 色々足りてない(笑)ただその分、Fablicという会社も含めて自分たちで創っていくという意識がとても強い組織だなと思います。

ユーザーが喜ぶサービス・プロダクトを作って行けば、会社や自分たちも幸せになれる、それが「Fablicらしさ」だっていうことをみんなが自覚していて、そのために自分は何ができるんだろうという事をいつも考えながら仕事をしていると感じます。そういった組織なので自分の持ってるアイディアだったり、良いと思っていることをちゃんと周りに伝えていく力、発信していく力が求められていると思います。専門スキルを求められるのは当然で更に職種を飛び越え、メンバーが理解して賛同してくれるようにどう伝えていくか、そういうコミュニケーション能力は他の会社以上に求められるんじゃないかと思います。

更に言うとその上で「主体的」に行動していく力も求められます。 昨年、「フリル」をリニューアルした際、僕はAndroidアプリの改修が当初の仕事だったのですが、リリース日が近づいているにも関わらず各チームの細かい作業スケジュールがすり合わせ出来ていないことに気づいて急遽、僕がそれを集約し取り纏めたことがありました。気になって疑問を投げたことがその”きっかけ”になりましたが、周りを見て、誰もやっていなかったら自らやったら良いんですよね。そういう意識が大事だと僕は思います。

Fablicはいわゆる「マネージャ」がいるわけではないので、必要だと思うなら役職に関係なくその時に応じて出来る人が出来ることをやる。そういう組織です。

ただモノを創るだけではなく何を大事にしてどう創っていくか、そこに自分はどう貢献していくか、そういった部分までこだわりながら仕事をできるのは、誰かが用意した仕事をこなすよりも圧倒的にタフで楽しいことだと思います。

今日までそして明日から

エンジニアでありたいという気持ちは変わっていないので、これからもフロントエンドのエンジニアとしてキャリアを積んでいきたいと思っています。Androidもまだまだ勉強中ですし、Web側も最近盛り上がっているので本格的に勉強を始めようと思っています。

その一方でエンジニアとしての肩書に縛られずに仕事をしていきたいとも思っています。

カスタマーサポートやマーケティングなど、ユーザーに価値を届ける方法はプロダクトを作ることだけではないということを、Fablicに来て学びました。"プロダクトを作る"ではなく"ユーザーに価値を届ける"という視点で考えたときに、1人のエンジニアとしてだけ頑張るのではなくエンジニア以外のメンバーをいかに巻き込んで一緒にサービスを作っていけるかが大事だと今は考えています。自分がいることでチームの能力が最大化される、そういう存在になれるように頑張りたいと思っています。

またFablic自体をそういう文化のある会社としてより成長させていく、そういう部分にも貢献していきたいと考えています。Fablicはそれができる組織だと思っているので。

ひとまずは新規サービスで収益を上げてビジネスとして成長することろを目標にしています。Fablicとしても事業会社として実力を試されているので、なんとしても成功させる必要があります。

会社としても自分個人としても、とても良い挑戦になると感じています。

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