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企業の課題と向き合うRed Hatのコンサルタント。その魅力とは?

Red Hatは、オープンソースソフトウェアの成果をエンタープライズ領域に展開する、ソフトウェア・ソリューション・カンパニーです。企業向けLinux製品において圧倒的なシェアを誇るRHEL(Red Hat Enterprise Linux)のほか、仮想化プラットフォーム、クラウド・コンピューティング、ミドルウェア、ストレージなど、多様な製品ラインナップごとに、テクノロジーや開発プロセス、ビジネスに精通したエキスパートが在籍。質の高いソリューション・サービスを提供しています。

今回登場するのは、Red HatのKubernetesディストリビューションである、Red Hat OpenShiftの導入プロジェクト支援に携わるコンサルタントの2人。ここ数年需要が右肩上がりに伸びているRed Hat製品に携わる魅力、お客さまに寄り添いプロジェクトの立ち上げを支援する醍醐味を聞きました。


<プロフィール>

Shinya.M
2013年3月に大学を卒業後、携帯電話キャリアに入社。システムエンジニアとしてバックエンドシステムの開発に従事する。2016年8月、外資との合弁によるクラウド部門に異動し、日本リージョンの開設に尽力。プリセールスや導入支援、ユーザー向けサポート業務を務めた後、デベロッパーアドボケイトチームのマネージャーとなる。2019年4月、Red Hatに転じ、現在はコンサルタントとして、Red Hat OpenShiftの導入支援に携わっている。


Kento.S
2011年3月、大学院でコンピュータ・メディア工学を修了し、ソフトウェアエンジニアとして大手電機メーカーに入社。アプリケーションサーバーのミドルウェア開発に携わる。その後、顧客への支援を通じて、自動化の導入やKubernetesの運用管理業務に従事。2019年6月、コンサルタントとしてRed Hatに入社し、現在は、エンタープライズ企業向けにRed Hat OpenShiftの導入支援を行っている。


なぜ転職を志したのでしょうか?

Kento.S もともと電機メーカーのソフトウェアエンジニアとして、ミドルウェアの開発に従事していました。ある時会社の方針でお客さまの開発プロセス改善を支援するプロジェクトにアサインされたとき、お客さまが実際に感じている課題を把握し解決していくことに、開発とは別の面白さを感じました。開発業務ではお客さまが実際にどんな悩みを抱えているのか、またどのようにシステムを使っていらっしゃるのか、深く知る機会は少なかったので新鮮でしたね。そのプロジェクトの目的は、CI/CDやKubernetesの導入支援で、技術的にも取り組みがいがありましたし、支援する側に回るのも悪くないと感じさせるものでした。いま思うとそのときの経験が、転職のきっかけになったように思います。

Shinya.M 私もSさんの転職理由と重なる部分があります。もともとシステムの開発や運用を担当するエンジニアだったのですが、システムやチームの運用効率を改善していくうちに、クラウド技術や自動化技術によって、多くの人を楽にしたいと考えるようになりました。プリセールスや導入後の活用支援に興味を持つようになったのも、もう少し直接的に人の役に立ちたいという思いから。とくにテクニカルコンサルタントは、技術とビジネス活用の両面を見なければならない立場です。組織マネジメントに専念するよりも、技術に近い立場でお客さまと接していたいという気持ちもあって、徐々にコンサルタントへの転身を考えるようになりました。


開発職ではなくコンサルタントを選んだ理由とは?

Shinya.M ある時期までは、開発サイドも面白そうだなって思っていた時期はありました。開発者に戻ったらどういう働き方ができるかなと考えたこともあります。ただ、自分の長所や特性を考えると、自分をもっと活用できる場所がありそうだとも感じていました。その点、コンサルタントは人とコミュニケーションを取ることが求められますし、テクノロジーとビジネスの両面に触れられます。そのバランスが、自分にはとても魅力的に映りました。それが開発者ではなくコンサルタントを選んだ理由です。

Kento.S 開発者はどうしても製品の機能について深く突き詰めていくみたいなところがありますからね。それはそれで面白いものですし、楽しくもあるのですが、直接的なフィードバックの機会が少なかったので、私の場合はモチベーションの維持が難しかった。でも、自分の働きかけによって、状況が改善しお客さまが喜んでくださる姿を見て、エンジニア経験が活かせるコンサルタントに興味を持つことができました。ですからMさんの気持ちはよくわかります。


数ある選択肢のなかで、なぜRed Hatを選んだのですか?

Shinya.M 当時クラウドサービスを提供しているなかで、テクノロジーを導入するだけでは、お客さんのご期待に応えられないと感じることがありました。これだけ便利なサービスが普及する時代では、テクノロジーを使ってもらうことだけでは差別化になりにくい。そうは言っても、自分の手にはテクノロジーという武器しかない。もっとできることはないかと思っていたとき、Red Hatのフォーラムに足を運んで驚きました。Red Hatは、RHEL(Red Hat Enterprise Linux)の提供だけでなく、クラウド、コンテナ、自動化などの幅広い技術領域の製品を扱いながら、コンサルティングサービスを通じて、例えばアジャイルな組織や文化作り、開発プロセスの見直しにも携わっていると知ったからです。Red Hatには、技術的に優れた会社というイメージしかなかったので、知らなかった一面を見た気がしましたね。実際、入社後シンガポールにアジャイル開発やその文化作りの手法についてトレーニングを受けに行ったのですが、とてもいい経験になりました。

Kento.S お客さんの課題に対して、技術でカバーできることもあれば、それだけではカバーできないところもやっぱり出てきますよね。お客さまご自身で、自走できるようになるためには、組織文化を変えることも必要になってきます。実は私も入社するまで、Red HatをRHELやOpenStackを提供する会社としか見ていませんでした。私もMさんと同じように、Red Hatが、お客さまの悩みに踏み込むサービスを提供しているのを知り、ここで新たなキャリアに挑戦してみたいという気持ちになりました。


Red Hatのカルチャーについて教えてください

Kento.S 私自身、日系企業から転職してきたこともあり、すごくオープンな会社だなというのが、第一印象でした。転職前は、上下関係や相手の肩書きを気にして、口に出す言葉を選んでいたような気がしますが、こちらではそうした気遣いは無用です。むしろ率直であることがとても重視されるカルチャーです。助けが必要なときに声を上げれば、国内外を問わず、さまざまな人が手を差し伸べてくれるので、それがなにより心強いですね。風通しの良い会社だからこその環境なんだと思います。

Shinya.M 確かにオープンな会社ですよね。前職も決してルールでがんじがらめに縛る会社ではありませんでしたが、こちらのほうがはるかに権限委譲が進んでおり、個人の裁量が大きいというのは確かです。社員を信頼してくれているんだなと感じます。人って信頼されていると思うと、その期待に応えようとするじゃないですか。Red Hatのカルチャーにはそういうマインドを育む要素がたくさんある気がします。サービスをデリバリーする方法にしても、担当者の裁量に任されているので、とても仕事がしやすい環境です。

Kento.S 働く時間帯やどの仕事にどのくらい時間を割くべきかについても、個人の裁量に委ねられていますよね。こちらから相談を持ちかければ別ですが、上司からあれこれ細かく指示されることもありません。

Shinya.M 昇進や昇給についても、直属のマネージャーの一存だけでは決まりません。他チームのマネージャーや関連部署、お客さんなど周囲の評価と、実際の成果や貢献度を含めて、フェアに決定されるのはありがたいですね。スキルが上がり、アウトプットまでの時間を短くできたら、空いた時間を勉強に費やしたり、困っている人を助けたりすることもできます。マイクロマネジメントと無縁なのは、自律した個人が集まっている組織だからでしょう。個人的に仲が良いから助けるというのではなく、面識がなくても助け合う環境なのも、おそらく同じ理由だと思います。


Red Hatのコンサルタントってどんな仕事?

Shinya.M Red Hatが提供するオープンソースソフトウェア製品は、とりあえず導入しさえすればすぐに効果が出るものではありません。使いこなすノウハウをお客さまの組織に届け、いかに定着させるかがとても重要です。

Kento.S DXへの取り組みを加速する重要なポイントが、オープンな組織文化への変革、プロセス改革ですからね。

Shinya.M そうですね。コンサルタントのやりがいもまさにそこにあります。お客さまの課題を理解し、解決に向けて一緒にゴールまで走り切れたときに大きなやりがいを感じますから。

Kento.S 我々コンサルタントの使命は、Red Hatの製品をどのように活用すれば、お客さまの課題を解決できるのかを示すことにあります。でも技術支援はゴールではありません。アジャイルな文化に親しんでいただき、自走できる開発組織になっていただくお手伝いすることが真のゴール。製品カットの取り組みが基本ですが、アジャイルな開発体制への移行やDevOps、CI/CDの導入など、目的ベースの支援も可能です。切り口がたくさんあるので、コンサルタントにとって仕事のやりがいを感じやすい環境だと思います。

Shinya.M そういえば、最近嬉しかったことがありました。自分が導入を支援した映像AI解析プラットフォームプロジェクトをテーマとするパネルディディスカッションに招かれたんです。約4カ月間、リモートで技術支援をしてきましたが、その後にどのようにサービスが運用されているか気になっていたので、パネルディスカッションに呼ばれたのは嬉しかったですね。状況を聞いてみると、無事にサービスが立ち上がり、成果が出はじめているとのこと。安心しましたしモチベーションも高まりました。

Kento.S 私は最近、金融系のお客さまをご支援する機会が多いのですが、クラウドやコンテナなどの活用に熱心な方と一緒に働くのはとても楽しいものです。「これまで、なかなかできなかったことが実現できて良かった」と言われたときの喜びは、何ものにも代えがたいものがあります。コロナ禍でままならない場面もありますが、どんな状況でもお客さまのご期待にお応えできたときが、コンサルタントにとって最大のやりがいなのは間違いないですね。

Shinya.M こうした支援ができるのは、Red Hatがオープンソースコミュニティに根ざした会社だから。オープンソースを活用したビジネスを展開するなかで、組織や会社の枠を超えて、アイデアや意見を共有することに慣れているからでしょう。

Kento.S 自らの立場や地位に固執せず、本当に良いものを選択していくことでイノベーションを起こし、さらにそれを共有するというサイクルを継続させようとしているのも、オープンソースに身を置く企業ならではですよね。ほかのソフトウェア会社では味わえない環境だと思います。


どんな人と一緒に働きたいですか?

Shinya.M 私たちの仕事は、個人に与えられた裁量が大きいので、お客さまに情報をお伝えするにしても、ワークショップがいいのか、座学の講習がいいのか、手法はコンサルタント自身の選択に任されています。逆に言えば「これじゃなきゃダメ」「これをやりなさい」ということがないので、指示を待つ方よりは、限られた予算と時間のなかで最善を尽くそうと思う人が活躍できる環境です。私自身はアイデアと実行力のある人と働きたいと思っています。

Kento.S 私も同じです。お客さまのために何をどのように届けるべきか、考えることが苦にならない人、考えることが好きな人には適性があると思います。そういう方と一緒に働きたいですね。

Shinya.M Red Hatで活躍しているコンサルタントは、疑問や問題を放置せず、変革に挑戦した経験を持っているような気がします。

Kento.S そうですね。会社の都合で臨機応変に対応することが難しい環境にいる人、組織のしがらみを乗り越えられず苦労している方には、ぜひお勧めしたい環境です。Red Hatのコンサルタントは、技術的なバックグラウンドを活かし、自らの能力と機転で、お客さまの課題解決を支援したい方に合う会社だと思います。

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オープンソースコミュニティに根ざしたグローバル企業だからこそ可能になる仕事がここにあります。Red Hatは現在、さまざまな職種を募集中です。Red Hatで新たなキャリアを切り拓いてみませんか。

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