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チケット高額転売防止はテクノロジーと啓蒙どちらも大事だと思う

eプラスがチケットを転売目的で自動で買い占める悪質なボットを排除する策をはじめました。

参考記事:https://japan.cnet.com/article/35124485/

(画像: https://japan.cnet.com/article/35124485/

ユーザーのサイト上での“ふるまい”を検知・制御するボット・マネージメント製品「Bot Manager Premier」(BMP)を採用した結果、改善されたとのこと。
どのぐらい改善されているのかの具体的な内容はわかりませんが、導入後の解析でボットからの申込時は9割をこえていた(!)とのこと。もちろんどの公演でもということではないと思いますが、ほとんどが買い占められて、正規の値段で購入できる人がほとんどいないということに驚愕です。。

チケットの高額転売問題は防止がなかなか難しそうで、電話番号に紐づけさせて複数購入できないようにしたり、入場時にチケットに記載される名前と本人確認書類の名前とを照らし合わせるなどいろいろな手法で対策がされてきています。そんな中、宇多田ヒカルさんのライブチケットの転売防止策が完璧だという話が話題になっています。

参考記事:http://www.standby-media.jp/case-file/173959

まずチケットの抽選に応募するにはアルバムに入っている先行応募抽選券が必要で、さらに応募前に顔写真を登録する事前登録の方法をとっています。同伴者の顔写真も必須です。審査の期間もあり、通ればライブチケットの抽選に応募できます。
しかし、同伴者が変わったとか、急にいけなくなったから誰かに譲りたい、というような諸事情への対応が難しくなってしまことや、事前準備のハードルの高さから「ちょっと行ってみようかな」と気軽には行けないいうデメリットもあります。あまりライブを行わない有名アーティストだからできることでもあるんだろうなと思いました。

そもそも転売がなんで横行するのか
よくあることとして受け入れてしまっていますが、大きな需要があるから、という問題もあります。そして「高額転売だめ絶対!」は声高に訴えられていますが、「転売はなぜ悪いことなのか」があまり詳しく説明されていないようにも思います。
テクノロジーで転売を阻止させることもひとつの手ですが、『高額転売は悪』がいろいろなところで取り上げられて話題にされているからこそ、なぜ悪いのかの説明・啓蒙活動も同じぐらい必要なのでは。

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