こんにちは。Regrit Partners広報担当です。
今回は一般社団法人アドバンスト・ビジネス創造協会(通称:ABC協会)様が主催されている「RPA+働き方改革コンソーシアム」の勉強会にて、弊社の土田が「成功する業務改革アプローチ」という題材で講演を行いました。
本勉強会は、弊社がコンサルティングファームとして業務改革の支援を行う中で確立した業務改革に対する弊社のメソッド・考え方を盛り込んだ内容となっております。
自社で業務改革/DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいたり、業務改革/DXの支援を行っていたりなど、業務改革/DXにご関心のある方々の一助となれば幸いです!
◆ どんな勉強会か
一般社団法人アドバンスト・ビジネス創造協会(通称:ABC協会)様が主催されている「RPA+働き方改革コンソーシアム」の業務改革勉強会にて講演を行いました。
勉強会自体は8回構成で、Regritは第2回と第3回を担当することとなっておりますが、今回は第2回の題材として「成功する業務改革アプローチ」といったテーマで講師を担当しました。
当日は10年以上に渡り、オペレーションを専門領域とした改善・改革プロジェクトを多数リーディングした経験のある弊社Directorの土田が講師を担当し、一部資料作成・当日の運営支援などを私と安田が行いました。
※奥左:土田、撮影:安田
◆ どんな方が参加していたか
本勉強会の参加者は、業務改革/DXを実際に現場で進めている事業会社の担当者様が中心でしたが、RPAベンダーの方など様々な立場の方に参加頂きました。参加者の皆さんに共通していたのは、自社・クライアントが取り組む業務改革/DXに何かしらの課題を感じており、その課題を解決するヒントを探しに勉強会に参加いただいたということです。
本勉強会では質疑応答の時間が1時間ほど取られていたのですが、参加者の方々は今まさに業務改革/DXの課題に直面している方が多いこともあり、時間ギリギリまで質問いただきました。
◆ 勉強会の流れ
以下の内容を本勉強会では講演いたしました。
※投影資料より抜粋
今回の勉強会では、
・業務改革を歴史を振り返り、
・業務改革の目的・ゴール設定の大切さをお伝えし、
・“業務を効率化するとはなにか
・“どのようなアプローチがあるのか”
を概念的にご説明するといった流れでした。
※3時間にも渡り業務改革の概念を話す、”業務改革の鬼”土田
ちなみに以下が普段の土田。
※クライアント先のプロジェクトルームとして使用中の、シェアオフィスにてくつろぐ土田
◆ 業務改革/DXの現場ではゴール・目的の明確化が必要
本勉強会で最もお伝えしたかったことは、業務改革/DXを成功させるためには明確なゴール・目的設定が最も大切だということです。
※投影資料より抜粋
何を当たり前のことをと思われるかもしれませんが、ゴール・目的を明確に設定できていないケースは非常に多く見受けられます。
例えば、
・ある部門の事業強化が目的のプロジェクトなのにコスト削減の施策を行ってしまう
・基盤となるERPシステムを導入することが目的のプロジェクトなのに個別の要件をすべて満たすような追加開発ばかりのシステムを作り上げてしまう
などです。
明確なゴール・目的設定をできていなければ、
・目の前のコストに目が行ってしまい適切な投資判断ができない
・一貫性のある目的・ゴールを発信できず、現場の理解・協力が得られないため、取り組みの途中で頓挫してしまう
などの課題が生じてしまいます。
※徐々に説明に熱が入り、最終的に立って説明を行う土田
◆事業のありたい姿を考えるとゴール・目的が明確になる
では、どのように目的・ゴールを明確化すればいいのでしょうか。
事業全体のありたい姿はなにか、そのために必要な社内の仕組みはどのようなものか、今回のプロジェクトのスコープはどこかといったように、プロジェクトの目的・ゴールを事業のありたい姿から落として考えることが、目的・ゴールを明確化するために不可欠な要素となります。
まとめると、
・明確なゴール・目的設定が業務改革/DXを成功させるために不可欠な要因
・目的・ゴールを明確化するためには、目的・ゴールを事業のありたい姿から落として考えることが必要
ということです。
◆ 最後に:実践に即した活発な質疑応答も
今回の勉強会では業務改革をどのように考えるかという理論的な内容が主となりましたが、参加者が今まさに業務改革/DXの課題に直面している方が多いこともあり、実践に即した質問を多数いただきました。
いただいた質問をいくつか抜粋させていただきます。
・社内の業務を一部シェアードサービス化したが、他部署からシェアードサービスセンターに対する品質面の不満がある。どのようにすればシェアードサービスセンターの意識改革ができるか。
(製造業 執行役員)
・インプットは多いが、アウトプットが少ないのが会社全体として問題だと感じている。どのようなKPIを設定すれば、アウトプットを増やせるのか。(食品業界 DX推進グループ シニアマネージャー)
・あるべき姿は作成済みだが、現実とあるべき姿のギャップが大きすぎる。いかにしてあるべき姿と折り合いをつけて、現実的なあるべき姿を達成すればよいか。(SIer 営業部 業務推進グループ長)
実際の業務やプロジェクトを念頭に置いた具体的な質問が多数あり、業務改革/DXへの関心の高さと難しさが改めて浮き彫りになった形と言えます。
そこで、次回の勉強会は弊社が支援した業務改革/DXの事例等も織り交ぜた、より実践的な内容の講演を行う予定です。次回の勉強会後も記事化する予定なので、楽しみにお待ち下さい!
また、弊社は創業当初より業務改革/DXの支援に強みを持ったコンサルティングファームであり、メンバーの豊富な知見に加えて、確立したメソドロジーを持っております。
事業会社にて業務改革/DXの推進にお困りの方、業務改革/DXを実現するコンサルタントとして活躍されたい方は是非弊社までご連絡頂ければ幸いです。