こんにちは。リグリットパートナーズで長期インターンシップで在籍している桑野です。
私はファーストキャリアとしてコンサルタントを志望し、無事リグリットから内定を頂きました。私自身就職活動を行う中で、当初コンサルタントという職業に対して持っていた漠然としたイメージと実際の働き方に大きな乖離がありました。
今回の記事では、リグリットのシニアマネージャーである福川さんが過去に掲載された、【コンサルタントのイメージとリアル】について再度お伝えします。
皆さんこんにちは。シニアマネージャーの福川です。
本日は、新卒・未経験からのキャリアチェンジでコンサルタントを目指されている方に向けて、「コンサルタントの仕事はめちゃくちゃ泥臭い」というお話をしたいと思います。
(弊社シニアマネージャーの福川さん)
日系・米系大手コンサルティング会社にて、大手携帯通信キャリアの製品開発支援や新規サービス立案、自動車系メーカーやスポーツメーカーの基幹システム刷新、大手IT企業の新規事業立案やFintech関連ソリューション企画等のデジタルトランスフォーメーションを多数手掛ける。 直近はファンド保有ITベンダーの日本拠点の立ち上げに参画後、Regrit Partnersを創業
職業としてのコンサルタントに持たれがちなイメージとは
面接でいろんな方とお話させて頂く中で、時折コンサルタントとういう職業や仕事の内容を 「カッコイイ」 「すごいことをしている」と捉えていらっしゃる方々と出会います。
具体的に聞いていくと・・・
大きな会議室でクライアントの重役に囲まれているというシュチュエーションで、クライアントに対して提言している姿を思い浮かべて「カッコイイ」と感じられたり、
着手テーマのひとつである「戦略」に関し、普段なかなか自身の業務などでは携わらないテーマ自体に取り組めることを「カッコイイ」「すごいことをしている」
と感じられているようです。
コンサルタントという職業にどのようなイメージを持つのかは人それぞれなので間違っているといったことはないと思います。
ただ勘違いしないで欲しいなと感じているのは、テーマなんてカテゴライズや言い方でいかようにでもなることや、大きな会議室でのプレゼンなんかもプロジェクトワークの中でのごく一部でしかなく、そこまでに至る道のりは物凄く泥臭いですし、決してすごいことをしているわけではないということです。
(カッコイイ、すごい、泥臭いなどの定義は人それぞれなので、ここではニュアンスが伝わればまずはいいかなと思うので、定義は割愛します)
(弊社1dayインターンでの一枚。弊社社員の泥臭さに圧倒された事を鮮明に覚えています。)
コンサルタントの業務を細かく分解してみると・・・
ある側面だけを見ると、かっこよく見えたり、すごいと思われることをしているかもしれません。 しかし、森を見ること、そこに至るまでの道のりはどんなものがあるのかも併せて考えてみると、コンサルタントという職業にまた違ったイメージを持っていただけると思います。
複数の視点でコンサルタントという職業を考えて頂ければより具体的なイメージを持っていただけるのではないでしょか。
例えば・・・
クライアントがある市場での売上が低迷しており、ビジネスモデルの転換も含めて検討されていた場合、
最終的にはあるべきビジネスモデルやプロセス、戦うために整備するべき情報システムやツール等を提言することになります。しかし例えば「本当に売上が低迷しているのか」を現状把握をするだけでも大まかに以下のようなアクティビティがあります。
【主なアクティビティ】
まずは、会計データや市場調査会社のデータ等を基に、
・既存ビジネスモデルの把握
・市場の定義
・自社のポジショニングの定義
・市場自体の規模と自社のシェアの把握
・今後の成長性の把握
・成長性を踏まえた中期的なポジションの想定と売上予測
等を行う必要があります。
(こんな感じでよくホワイトボードを使いながら、作業してるのをよくオフィスで見かけます。笑)
地道な努力の積み重ねが鍵
このように、例えば最後の提言だけのイメージだけではなく、そこに至るアプローチのアクティビティを分解して想像してもらうだけでも、「かなり泥臭いんだな」ということは伝わるのではないでしょうか?
また、各アクティビティそれぞれを見ていくと超人でしかできないものではなく、地道なアクティビティの積み重ねが、すごい仕事をしているように見せているという事も伝わったのではないでしょか。
次回は、「コンサルタントになれば早く成長できる、って本当?」という内容に関する個人的見解をお伝えできればと考えております。 それではまた。
*当該記事は個人的な主観に基づき作成しており、弊社の総意ではないことご理解頂ければ幸いです。