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「340,000人」が人材不足。新卒3年目が推進する、外国人労働者と介護業界を結ぶ新規プロジェクト。

こんにちは!入社3年目、CSV推進室の藤森と申します。

CSV推進室ではリジョブが関わる介護業界において、「日本で働きたい」と思う外国人労働者と「介護に携わる人材が欲しい」と願う企業を繋ぐ事業の立ち上げに挑戦しています。今回のブログでは介護業界の現状・抱える求人課題とともに、私たちの事業についてお話したいと思います!

◎CSV推進室とは?
 あまり一般的に聞かない名前だと思いますが、CSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)=「社会価値と経済価値の両方を創造する」という概念を具体化し、推進していくことを目指す部署です!

■「外国人労働者×介護業界」にコミットする理由とは?

私ごとですが、この事業を推進するきっかけとなった原体験は、学生時代に途上国で活動するNPO法人で子どもや女性の雇用支援・自立支援に関わっていたことにあります。当時、大学を2年休学してフィリピンに行き、田舎町の児童養護施設に住みながら、様々なバックグラウンドを持つ子どもたちやお母さん方に出会いました。

現地で雇用支援・自立支援に関わる中で「働きたくても仕事がない」という声を本当にたくさん聞き、この問題はフィリピン国内だけで解決することは難しいのではないか?と痛感しました。帰国後はこの経験から「社会課題を根本的に解決することがしたい」という想いが強くなり、まさにそのことを目指していたリジョブへの入社を決めました。

リジョブ入社後、1年目は少子高齢化からくる「介護業界の人材不足」という社会課題に向き合う介護求人メディアの営業を経験しました。当時、採用担当の方から「人手が足りないので、今すぐにでも人を採用したい」という声を毎日のように聞いたものです。同時に国や業界が変われば課題が180度変わり、こんなにも両極端であることに衝撃を受けました。

介護現場の声を知り、「これらの社会課題を一気に解決していける方法がないか?」と真剣に考え出した社会人2年目に「新規事業創造合宿」という、新しい社会事業を0ベースで立案する合宿に参加。ここで、参加メンバーや経営陣とともに「仕事不足で困っている外国人材と、人手不足で困っている日本企業を繋ぐ」という素案をビジネスプランに磨いていきました。…トップ画像はこの合宿の時の写真です!

■2025年問題と「私たちだから社会に仕掛けた方がいい解決策」を求めて。

みなさんもご存じの通り介護業界では人手不足が叫ばれており、「2025年問題」と言われる「団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる年」も間近に迫っています。また、現状のまま介護人材と高齢者の数が推移すると「2025年には日本国内で、34万人もの介護人材が不足する」という予測がされています。

新宿区の人口が約34万7000人(令和2年5月1日時点)なので、それに相当する数と考えると驚きですね。そこで政府は、介護業界をはじめとする「人材不足が特に深刻な業界」に向けて、海外の方を積極的に受け入れる制度「特定技能」を昨春スタートしました。(制度の概要は後述します。)

この特定技能制度が追い風となり私の頭に浮かんだのが、上述の「働きたくとも仕事が無くて困っている海外の方々」でした。これまで美容・ヘルスケア・介護業界の求人支援に関わってきたリジョブには、受け入れ側企業や事業所との繋がりやネットワークの蓄積とともに、企業側の求人ニーズを把握しているという大きな強みがあります。

そこで、美容・ヘルスケア・介護といったおもてなし業界の採用コストを下げることに取り組み続け、川上から川下まで、この業界に携わる方々を支援してきたリジョブのネットワークを用いて国境を越え「雇用する側と求職者側」を適切に結び付ける仕組みを創れたら、どちらにとってもより豊かな社会が実現できるのではないか、とこの新規事業を構想しました。

現在の動きとしては、各国の人材送り出し機関との交渉を通して外国人材を受け入れるルート確保を行いつつ、採用を希望してくださる国内企業様へのヒアリングと理解促進を行っています。


●新設された特定技能制度とは?

2019年4月1日より新たな国の施策としてスタートした、外国人労働者の在留資格「特定技能制度」。この「特定技能」に係る制度は、深刻化する労働者不足に対応するため、「人材確保が困難な産業分野において、一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人を受け入れていく」というものです。業種は14に限られており、下記の業種が対象となっています。

①介護 ②ビルクリーニング ③素形材産業 ④産業機械製造業 ⑤電気・電子情報関連産業 ⑥建設 ⑦造船・舶用工業 ⑧自動車整備 ⑨航空 ⑩宿泊 ⑪農業 ⑫漁業 ⑬飲食料品製造業 ⑭外食業

また、以外と知られていないことかもしれませんが、2016年の日本の年間の外国人受け入れ数はドイツ、米国、英国に次ぐ「世界第4位」と、世界的に見ても日本は外国人の受け入れに活発であることが伺えます。日本の労働人口減少が著しく懸念される中で、外国人労働者への期待が年々大きくなっていることが分かりますね。

■日本で働く「外国人介護士」が、介護現場で見せたユーモア。

介護業界で働く外国人というと、「言語や文化の壁」が大きな課題とされています。実際の現場ではどのような方が活躍しているのか、以前より大変興味がありました。そんなとき「外国人介護士」のスピーチコンテストがあると聞き、聴講してまいりました。

スピーチコンテストには、各国から10名の方が登壇。そして登壇者の過半数が話していたのが「介護は心の仕事」という言葉でした。意思疎通をする上で言葉が通じることはもちろん大切ですが、「心が通じることにそれ以上の価値を置いている」という話に心を動かされました。

※スピーチの様子もぜひご覧ください!

日本語スピーチコンテスト
AOTSは2012年より「看護・介護にかかわる外国人のための日本語スピーチコンテスト」を実施しています。開催概要を掲載するとともに、最新の入賞者、特別賞受賞者のスピーチの様子等をご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。 主催 :一般財団法人海外産業人材育成協会 (AOTS) 共催 :独立行政法人国際交流基金 協賛 :(株)公文教育研究会/(株)光洋スクエア/ (株)スリーエーネットワーク/(株)セブン銀行/ (一財)日本インドネシア協会/バンクネガラインドネシア東京支店/(一財)フィリピン協会/フィリピ
https://www.aots.jp/about/publications/action/japanese-speech-contest/


とあるペルーの女性は、ある日「寝たきりだった方の足をくすぐる」というコミュニケーションを取ったところ、それまで声を発さなかった方が声を上げてくれた、という話をしてくれました。スキンシップを大事にする母国の文化と彼女のお茶目な性格からコミュニケーションが生まれ、その方が声を発するようになりベッドから起き上がったり、さらには食事も採れるようになったという、素晴らしくユーモアの溢れたストーリーでした。

これは、施設に新しい文化が入ることで現場が活性化するというという事例としても興味深いものでした。他にも介護のお仕事と真摯に向き合ってきた彼・彼女らのお話を聞いて、介護の業界で働く海外人材に光が見えた1日でした。

■適材適所のマッチングで、介護業界に新しい価値と可能性を。

この事業を立ち上げる上で、既に外国人を採用している企業様や、海外から送り出しをしている企業様に話を聞く機会を沢山いただきました。個人の事業所はもちろんですが、多くの事業所を抱える法人企業は特に、昨春の規制緩和を受けて外国人労働者の受け入れに積極的な姿勢が見られました。

そして、対話を重ねる中で分かった根本課題が「外国人労働者側と企業側の情報格差」です。就職/採用活動をする中では、企業側・求職者側の情報がともに正確に開示され、その上で適切なマッチングが生まれることが理想ですが、まだまだ双方ともに十分な情報が揃っていない、と感じることも多くありました。だからこそ私たちは、情報格差を埋めて適切なマッチングができるような事業を実現したいと考えています。

実際に外国人労働者を採用している事業所からは「外国人の方を指導するのは慣れない面もあるが、現場にとっては良い刺激にもなっている」という話も多かったです。 新しい仲間として外国人介護士を育成していく過程で、育成担当者やその他職員の姿勢が変わり、希薄化していたコミュニケーションが活発になったという事例もあり、外国人労働者の受け入れを前向きに捉えている事業所が多くあることは、業界にとってとても喜ばしいことです!

そして採用側と外国人労働者側、双方の話を聞いてきた中で、よりきめ細やかな採用支援活動を行いたいと思うようになりました。介護事業部のメンバーと力を合わせて業界の採用支援に注力しつつ、外国人労働者を受け入れる土壌を整えていき、ゆくゆくは日本の労働者不足と海外の雇用不足という社会課題を一気に解決する事業にしていきたいと考えています!

…リジョブでは、他にも社会課題を解決する事業創りに取り組んでいます。少しでもご興味のある方は、一度お話しましょう♪

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