目標設定フレームワークWill、Can、Mustを進化させてみた。新卒1年目が実施した超自律的な目標設定とは

こんにちは。RELATIONSで新規事業を担当している加藤章太朗です。GWの10連休も終わり、徐々に日常が戻ってきた感覚がありますね!今回は、新卒1年目(現時点では2年目)のメンバーが「いかにして目標を自己決定したか?」というお話です。

納得感のある個人目標の設定って難しい...

そもそも、目標設定ってなかなか難しいですよね。OKRやMBOを使っている会社もあれば、独自にカスタマイズしている会社もあります。

弊社が運営しているSELECKでも、過去様々な目標設定について取材してきましたが、ベストプラクティスってなかなか存在しないなーと思います。

▼SELECKの目標設定に関する記事

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その中でも個人目標は「いかに納得感を持って自己決定できるか」が肝で、かなり奥深いなと思っています。特にRELATIONSは「自律型組織」を目指しているため、個人目標の「自己決定」にこだわっています。

今回は、RELATIONSの通常の個人目標の決定プロセスのご紹介に加え、新卒1年目の福濱くんがトライした「超自律的な」目標設定プロセスを紹介します。

個人目標の設定に使っているWill、Can、Mustのフレームワークを進化させ、結果的に部署異動を自己決定し、もともと所属していたWistant事業部を去っていきました(笑)。Wistantのチームメンバーからすると、嬉しいような悲しいような...。では、そのプロセスを見ていきましょう。

Will、Can、Mustを整理し、自律的に目標を考える

RELATIONSでは、3年後のありたい姿(ビジョン)をベースに、チームごとに四半期の目標を決定しています。四半期が始まる1ヶ月くらい前に決まっていることが理想です。

その後、チーム目標と個人目標のすり合わせを行います。チームの目標を参考にしつつ、「やりたいこと(Wil)」「すべきこと(Must)」「できること(Can)」を考え、個人目標に落とします。そして、約1ヶ月間でチームの責任者とすり合わせを行い、最終決定します。

個人目標を設定する際に考えるWillは、「将来自分のやりたいこと」です。こんな仕事をやってみたい、こんな能力を身につけたい、といったことですね。Canは、「今自分ができること」です。これまでの経験や、保有しているスキル。Mustは「会社からの要望」です。

これらの重なるところが最もパフォーマンスが上がるので、その範囲を考えた上で目標を立て、チーム責任者とすり合わせを行っています。

目標設定は、全メンバーの内発的動機を高める大きなチャンスです。上から落として決めた目標ではなく、自ら決定した目標だからこそ、本当にやり切りたいと思い、自律的に動いていける。まだまだ未完成な部分もありますが、RELATIONSではこのような考えで目標設定プロセスの改善を続けています。

四半期ごとに「Must」を全員が再考するべきでは?

Will、Can、Mustは素敵なフレームワークですが、Mustには自己決定の余地があまりないことに課題意識がありました。

例えば、ある事業部で営業を担っているAさんのMustは多くの場合、その事業部の営業として「何をすべきか」から定義されると思います。もしくは、経営会議のような場所で、リソース調整の観点からAさんの新たな役割が決まる場合もあります。

いずれにしても、Mustはある程度自動的に決定されますよね。だからこそ、WillやCanを考えて、重なる部分を目標にするわけですが、自律型組織においてはそれで十分なのだろうか? という問いが生まれました。

WillやCanを考えると言っても、目標に大きな影響を与えるのはMustです。であれば、目標設定の際に、全メンバーが全社視点に立って、「自分で自分のMustを考える」機会があっても良いんじゃないかと思いました。

四半期ごとにメンバーがフラットに「会社視点で自分は何をすべきか?」を問い続けられるようになれば、自律型組織に近づいていくはずです。

そこで、新卒1年目(当時)の福濱くんに協力してもらい、新たな目標設定の実験を行うことにしました。ここからは書き手を福濱にバトンタッチし、当時のことを振り返ってもらいます。

そんな中、シュラスコ食べて泣いた(急に)

福濱です。小見出しに既に書きましたが、この目標設定の過程で、恥ずかしながら泣きました(笑)。

背景として、2019年1Q(1月〜3月)は、自分としても全くパフォーマンスを発揮できておらず、自分は会社・チームのためになんの役に立っているんだろう...と悩んでいる部分がありました。Will、Can、Mustを整理していても、会社全体の課題ややるべきこと(Must)も深く理解できていない状態。

新卒だからCanなんか考えてもあまり出てこないし、出てきたとしても他の事業部で活きる訳が無いとも思っていました。そんな中、「自分で自分のMustを考える」というお題を振られたわけですが、その日は後輩である新入社員の歓迎会の日@シュラスコ(ブラジリアンBBQ)。

その歓迎会の最中に、この記事で対談した舟迫さんとの会話の中で涙が出てきちゃいました...(ほんと情けない...)。

舟迫さんから、「久しぶりに話そうか...!最近どう?」と声をかけていただき、正直に「あんまりです。初めて仕事が楽しくありません...」みたいな感じで回答していました。

そんな、何もできてないし、バリューも発揮できていない自分に、舟迫さんが「なぜ自分(福濱)を新卒で採用したのか」「福濱くんには、こういうことをもっとやってほしい」など、本当に本当にあたたかい言葉に乗せて、期待や賞賛を届けてくれました。

もう気づいたら緊張が解けたように、涙が止まらなかったです。ただ褒めていただいたり、認めてくれただけなのですが、涙が止まらなかったです。

そして、そこから立て続けに、Wistantのチームメンバーが自分の席の近くに寄ってきてくれて、自分達の過去に辛かったときの話や、挫折したときの話をしてくれました。

いつも厳しいウエンツさん(弊社のデザイナー)は、「自分も最初エンジニアやってた頃は、上司にかなり怒られて、そこからデザイナーになったり。そういう時期あったな〜」と、自分ではなかなか言いたくないようなことを話してくれたんです。

Wistantの責任者である加留部さんは、後ろからぎゅってしてくるし。(←彼女か)でもその時は本当に嬉しかったです。他の事業部のメンバーにも声をかけていただいたりと、本当に有り難かったです。

こんな良くしてくれる人・組織なのに、ろくに相談もせず、溜め込んで、1人で行き詰まってたんだなと。本当に後悔しました。それと共に、RELATIONSで最大限パフォーマンスを出すためにも、バリューを発揮できる場所を自分自身で明確にさせて、ちゃんと恩返ししないといけないという気持ちになりました。

解像度高く会社の課題を捉え、Mustを整理し直す

そして、飲み会の次の日から、各事業部の方にヒヤリングをして周りました。主に聞いたのは、現状どういう取り組みをしていて、どういう点を課題だと感じているかということ。

実はこの前に、自分の目から見えている各チームの課題を挙げてみたのですが、「マーケティングを強化する必要がある」「チームでのコミュニケーションが足りない」といった解像度の低い課題しか出すことができませんでした。

しかし、ちゃんと時間を設けてじっくり話を聞いてみると、面白いくらいに見え方が変わって。何より、他の事業部の課題が「我がごと化」されるようになりました。

例えばコンサルティング事業部であるLess is Plusは、社内でもよく「工数不足」と言われていました。ですが、ヒヤリングするまでは、「あ〜、人足りてないんだ」くらいにしか思っていなかったんです。ですが、具体的に何をしているのか、それに対してどれだけの人数が必要なのかなど、詳しく聞けば聞くほど、「やばいな、何かできないかな」と気持ちが変わってきました。

はたまた、マーケティング事業部では、今回のクオーターからSELECK(弊社Webメディア)、全社のマーケティング、採用広報とやることが盛りだくさん。であれば、採用広報くらいは自分も手伝えるんじゃないかと。(力になれるかどうかは置いといてw)

それと共に、詳しい業務を聞いていると、他の事業部の仕事も面白そうに思えました。それまでは正直、他事業部の仕事に対して楽しそう・面白そうと思わなかった部分もあって...。でもヒヤリングをしてからは、「自分でも何かできることがあるんじゃないか」という思いがふつふつと浮かんでくるようになりました。

会社全体を俯瞰して見た上で、異動を自己決定

そんなことを考えながら、もう一度会社の全体を俯瞰して見てみると、優先度×重要度が高い課題も、自分のやるべきことも明確になってきました。

その上で章太朗さんに、壁打ちをさせてもらいながら整理していきました。

まず現状を見ると、僕はWistantチームで営業を担っていましたが、チーム内には一部役割や立場がかぶるメンバーがいました。それより比較的、新卒や若いメンバーが少ないLess is Plusで圧倒的に成果を出して、新しい勢いを作っていくほうが、組織全体にインパクトがあるだろう。それは現状だと自分にしかできないことなんじゃないか

このように、RELATIONSの課題が自分の中で明確になった中で、それを解決しようとしない人間には「なりたい姿(Will)」なんて永遠に実現できないだろうと思いました。

そして、「自分の場所はWistantじゃない、異動しよう」と自己決定することができました。

その後は、Wistantメンバーに異動を決めた背景も共有し、感謝を伝えました。新卒の時から、右も左もわからない人間をビジネスメンバーとして、受け入れてくれたみんなにはすごく感謝。楽しく刺激のある1年ちょっとでした。(チーム飲み会には、毎回参加してやろうと企んでいる)

(とある日のチーム飲み会の写真)

自分の役割を、自分で問い続けられる組織に

RELATIONSでは、1人ひとりが自律的に行動できる組織を目指しています。

今回のように、目標設定ひとつとってもこれだけ奥が深く、まだまだ改善の余地があるものです。今回は、僕だけがこの方法で目標設定をしましたが、今後はRELATIONSに所属する全員が、こういった自律的な目標設定ができることが理想です。(※泣く必要はありませんw)

今後とも、自律型組織を目指して様々な取り組みをしていきたいところです。長く拙い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました...!!

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