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センセイプレイスで働くことで気づいた、大学受験合格よりも大切なもの。

みなさんこんにちは!第16回目の「週刊センセイプレイス」は、センセイプレイス・センセイ兼学生インターンの原がお届けします。

夢のために頑張る生徒を応援したいと思い、この春からセンプレに関わっています。

そんな私が今回お話ししたいことは、以下の3つです。

・勉強だけが取りえだった中学・高校時代
・目標を失った大学入学後と、センプレとの出会い
・センプレに没頭して気づいたこと

この記事を通して、センプレで働く楽しさを知っていただけたら幸いです。

勉強が全てだった高校までの日々。誇れるものは勉強のみ。

わたしの家は母が教育熱心で、小さい頃から勉強をやらされていました。

しかし、わたしも勉強することはそんなに嫌ではなくて、むしろ楽しく勉強していました。

しかし、勉強していたモチベーションは何かを学びたいからというものではなく、より良い点数をとって周りに褒められるためでした。小学校のころだったら、周りから「すごいね」と言われるため。中学校のころだったら、周りよりいい順位をとって、承認欲求を満たすため。

中学校では勉強を頑張れば頑張るほど、それに比例して成績も上がったため、勉強に対する私の自信はより強固なものになっていきました。

しかし、勉強に自信を持って突入した高校受験では、第1志望に落ちて第2志望の高校に行くことになってしまいました。

プライドが傷つくと共に、「自分が唯一自信を持って得意だと言えた勉強で負けてどうするんだ」と変な方向に考えるようになりました。

ただ、高校に入り、勉強への執着は薄れていきました。なぜなら、サッカー部という熱中できる場所を見つけたからです。勉強以外にはじめて自分が熱中できるものを見つけることができました。そんな熱中のもと、高校3年の6月までは部活一筋で頑張ることができました。

そして、熱中したサッカー部を引退し、大学受験のために再び勉強だけに向き合うようになりました。

「自分の唯一の特技である勉強で中途半端な大学に行くわけにはいかない」

そんな思いを胸に、高校受験の雪辱を晴らすかのように猛勉強しました。

ただ、猛勉強したのにも関わらず、模試の結果は常にE判定でした。「自分の得意なはずの勉強でどうして?」と思いましたが、勉強への執着心から、決してあきらめることはありませんでした。

そして、結果として第1志望の早稲田大学に合格することができました。E判定の中、あきらめることなく勉強して本当によかったと思えた瞬間でした。

合格したことで私は完全に天狗になっていて、自分の力を誇示した気でいました。

虚無感を感じた大学入学後と、人生を変える出会い。

大学受験が終わったことで、大学入学後の私は完全に自分を見失っていました。なぜなら、「勉強」で評価される期間が終わったからです。

テストで順位を気にするわけでもない。成績が良くてほめられることもない。

そんな大学の実情に、勉強だけをとりえに生きてきた私は、行き場を見失ってしまったのです。

ずっと勉強一本で勝負してきて、早稲田大学合格という目標を達成し、人生は順風満帆にすすんでいると思ったのに。

何をすればいいのかわからない。自分が何をやりたいのかわからない。

自分なりに「早稲田で政治を学びたい」という目的を立ててそれに向かって努力していたはずなのに、いつの間にか大学合格がゴールになっていて、それを達成した自分は無気力人間に。

政治に対する好奇心は大学の授業で満たされるため、政治の分野に本気で踏み込もうという気持ちは全くなし。

自分が熱中できそうなサークルを見つけることもなく、かといってそんな状況を打開しようとすることもない。

結果として、最初の1ヶ月は惰性で過ごしていました。第1志望の大学に受かり、輝く大学生活を想像していた私は、理想と現実との差にびっくりしていました。

そんな風に惰性で過ごしていたある日、熱中できるものの糸口を見つけることになります。

それは、友達に誘われて行ったサークルの新歓での出来事でした。友達に誘われたからという軽い気持ちで足を運んだのですが、そこで奇跡的な出会いを果たしたのです。

その奇跡的な出会いとは、「センセイプレイス」でバイトしてる先輩に出会ったことでした。「センセイプレイス」は教育ベンチャーだという話をきき、「バイトするなら教育分野しかない」と思っていた私は興味を持ち、とりあえずホームページを覗いてみました。

そして、最初に目に飛び込んできた「学び方が変われば人生が変わる」という言葉が深く刺さりました。これは学び方の違いが受験結果に直結すると自分の受験経験を通して感じていたため、深く共感することになったのだと思います。

そして、センプレの理念に共感した私は、センセイプレイスで働くことを決めました。

私がセンプレで頑張れる理由。

自分の受験経験を生かしたいと思ったことがきっかけで、センプレに飛び込びました。最初は、E判定からの逆転合格という自分の成功体験を、受け持つ生徒にも体験させたいと思っていました。

しかし、センプレに関わるうちに、私の考えは変わっていきました。私が今生徒に体験させたいと思っているのは、「逆転合格」という結果ではなく、結果に至るまでの試行錯誤のプロセス。さらに大きいスケールで言うと、大学受験を人生の一部として捉えるということ。

逆転で第一志望の大学に合格という、客観的に見ていい結果に終わっている人でも、その後の人生が最高になるとは限らない。

逆に、大学受験で希望通りの大学にいけなくても、自分の人生を自由に生きれる人はいる。

これまで勉強が全てで、大学受験でその後の人生がほとんど決まると思っていた私は今になってそこに気づきました。だからこそ、今苦しんでる。

正直わたしにとっては、大学で勉強を頑張り、留学やインターンを経験し、良い会社に入るというルートに乗るのが一番楽だったと思います。

しかし、それは自分の人生を生きるってことではない。自分と向き合うということをこれまで経験してきてないからこそ、しんどいし自分に嫌気がさすこともかなりあります。

でも、センセイプレイスには自分の夢を叶えるためだったり、なりたい自分になるために努力する生徒や共に働く仲間がいます。その人たちと一緒に悩み、少しずついい方向へと向かってるから頑張れています。今は苦しいけど、この苦しみを乗り越えた先では、見える景色が違ってくると信じています。

大学合格が目標だった私には、今のところ夢はありません。そんな夢がない私でも、全力で生徒の夢を応援できる。この場所だからこそ頑張れる。

これまでの自分の努力のおかげで、センセイプレイスに出会えたからそこは後悔してないし、むしろ過去の自分に感謝しています。

私みたいな、勉強だけをとりえに、自分と向き合うことなく生きていく人が増えて欲しくはない。大学受験で成功を収めるためにではなく、生徒の夢を叶える一つの手段としての大学受験を全力で応援したい。

生徒や仲間と一緒に成長して、自分の人生を自分で描けるようになることが、いまの私の目標です。

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