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セプテーニのクリエイティブイノベーションを加速化させるキーマン【Septeni Edge #03】

セプテーニのPR兼、中途採用担当の藤森です!

セプテーニには、セールス、広告運用コンサルタント、クリエイティブ、データ分析など、様々な領域で活躍するプロフェッショナルがいます。
この「Septeni Edge」では、そんな彼らにインタビューし、彼らが生み出すセプテーニのEdgeを皆様にお届けすることで、セプテーニのことをより知ってもらいたいと思っています。

第三回目は、セプテーニのクリエイティブイノベーションを加速化させるキーマン、Septeni Japan株式会社 クリエイティブ本部 マネージャ 魏 健人をご紹介します!


健人(Gi Kento)
2010年セプテーニに新卒入社。
Webインテグレーション部モバイル課を経て、2年目以降クリエイティブ部にて活躍。提案専任チームを立ち上げ、セプテーニのクリエイティブ価値の強化に取り組む。現在はディレクション領域にて、30名近くのメンバーをマネジメントする立場へ。
2011年度上半期・下半期、さらに2012年度上半期に、社内表彰にてクリエイター賞を受賞。


属人的な要素と、標準化を可能とする仕組みを兼ね備えた組織へ。

――クリエイティブは、今どのような体制になっていますか?

10月より、クリエイティブの組織はクリエイティブ本部とコミュニケーションプランニング本部の2本部編成になっています。

クリエイティブ本部は、主に広告主が抱えている課題に対して、クリエイティブでのソリューションを提供していくディレクター集団です。一方コミュニケーションプランニング本部は、クリエイティブの「質」を高め、よりチャレンジングなクリエイティブを生み出すための考え方や仕組み作りをミッションとする集団で構成されています。

コミュニケーションプランニング本部で生まれた考え方や仕組みを、クリエイティブ本部がソリューションとして提供していく。2つの組織が混じり合うことで、広告主のさまざまな課題解決をサポートできる編成になっています。


――スマートフォン広告を中心とした市場の拡大と変化によって、クリエイティブに求められているのは何だと感じますか?

前回の鈴木、中川の記事の内容にもありましたが、スマートフォン市場の成長とともに、プラットフォームの数もアドフォーマットの数も増え、各々の広告配信メニューに様々な特性がうまれ、いわゆる「効果が良いクリエイティブ」もメディア毎にどんどん変わってくるようになりました。直近では、広告運用業務の自動化に伴い、よりクリエイティブがパフォーマンスに寄与する比重も高くなっているように感じています。

そうなると、各メディア特性や配信ロジックを把握した上でクリエイティブを投下し、各々効果につながる「クリエイティブ要素」をできるだけ速く見つけなければならない。

リソースが有限な中、それを実現するためには多岐にわたるクリエイティブ業務を標準化しながら、納品スピードと生産量を維持する仕組みを整備していく。それによって生まれた+αの時間をより分析に割くことで確度の高いクリエイティブを制作し、広告主のビジネスに貢献していきたいと考えています。

加えて、「質の評価」も必要だと感じており、結果に寄与する要因をもっと細分化し、標準化していきたいと考えています。クリエイティブのどの要素が反応しているのか?入稿率は?入稿頻度は?入稿タイミングは?それらの掛け合わせでは?どういうデータを蓄積すれば「良質」と判断できるのか、それを可視化するための取り組みを始めています。よりクリエイティブのヒット率をあげていくため、運用チームと連携を強化し、テクノロジー活用を進めています。

標準化を進める一方で、クリエイティブには数値化できない属人的な要素もあると考えています。

前述の標準化の仕組みを土台にしながらも、セプテーニのクリエイティブメンバーが持っている属人性(非連続性の成果を生み出す要素)を加えていく。そしてある一定の期間が経過したのちに、その属人性が加わった状況を仕組みで標準化し、また新しい属人性をつけ加えていく。
そんなサイクルを創っていければと考えています。

テクノロジーも充分に活用しながら、人間にしかできない「考える」仕事を活発化させていきたいです。現在の組織編成にも、そんな思いが背景にあります。


クリエイティブを通して、広告主の課題を解決する集団へ。

――セプテーニのクリエイティブ組織における特徴は何かありますか?

パフォーマンス型運用広告に強みを持つセプテーニだからこそ、前段のテクノロジー周りとの連携強化が進んでいるというところが大きな特徴ですが、その他でよく思うことは、セプテーニのクリエイティブ組織は、とにかく「クリエイティブ」を好きな人が多いということですね。

そして、当たり前のことですが、みんながみんな自分のつくったクリエイティブに責任を持っています。根拠と責任を兼ね備えたクリエイティブをつくるためには、広告主のサービスの一番魅力的な部分をわかっていないといけない。だから広告主のサービスをとことん理解する。

そういった覚悟みたいなものを各々が持っている集団であることは非常に強みだと思っています。


――魏さんは社内の表彰制度におけるクリエイター賞で過去3度の連続受賞、そして殿堂入り※を経験していますが、魏さん自身の強みとは何だと考えますか?

強みになっているかはわからないですが、社内外でのコミュニケーション量を増やすことと、自分なりの+αを必ず追加するということは、ものすごく意識してきました。

クリエイティブは良くも悪くも、広告主とも、社内のプロジェクトチームメンバーとも、認識の齟齬が起きやすい部分だと思っています。

広告主を含むチーム全体において、不必要に誰かを不安にしたまま仕事すべきではないので、直接的なコミュニケーションと全体連携は、ものすごく大事にしています。

また一方で、良い意味で相手を裏切ることも大事だと思っています。僕は、クリエイティブの仕事に「ワクワク」は不可欠だと考えているので、自分もワクワクできて、相手もワクワクさせる、みんなが考えてなかった・思いつかなかった+αを追加するというのも常に意識をしていることです。

ここ数年はマネジメントの仕事がメインになっているので、今はメンバーをワクワクさせることができるような組織デザインに力を注いでいます。組織力というか組織愛みたいなものも、必ず仕事にもプラスの形で表れますから。



――最後に、今後のクリエイティブ組織における展望を教えてください。

僕達がめざすところは、クリエイティブを通して広告主の課題を解決できる集団です。

クリエイティブ組織に所属するからクリエイティブのことだけを考えるのではなく、提案も運用も全て意識する。全員がラストマンの認識で思考を変えていく。そして、ダイレクトに広告主の業績に貢献できる集団になりたいと思っています。

セプテーニのクリエイティブは強いって言われたほうが、絶対仕事も楽しくなりますしね!(笑)

今回は、テクノロジー周りの話を中心にさせていただきましたが、マスとデジタルにおけるシームレス化が進んでいく中、パフォーマンス型運用広告だけでない新しい考え方や仕組みもどんどん創っていきたいと考えており、その準備も整ってきています。

まだまだ成長していくセプテーニのクリエイティブ組織に期待してほしいです!


――ありがとうございました!!


※殿堂入り‥社内の表彰制度にて同じ賞を3回受賞した場合「殿堂入り」とし、その後、同賞のノミネート対象外となること。


インタビュー・文 : 藤森
写真       : 畑

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