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SEMにおける「翻訳力」を強みに、新しい運用コンサルタント像を作り出すキーマン【Septeni Edge #6】

セプテーニのPR兼、中途採用担当の藤森です!

セプテーニには、セールス、広告運用コンサルタント、クリエイティブ、データ分析など、様々な領域で活躍するプロフェッショナルがいます。

この「Septeni Edge」では、そんな彼らにインタビューし、彼らが生み出すセプテーニのEdgeを皆様にお届けすることで、セプテーニのことをより知ってもらいたいと思っています。

第六回目は、SEMにおける「翻訳力」を強みに、新しい運用コンサルタント像を作り出すキーマン、第一メディア本部本部統括 本間崇司をご紹介します!


本間崇司(Honma Shuji)
2007年セプテーニに新卒入社。入社時より主にSEMコンサルタント業務に従事。2014年よりSEM本部の部長職に従事。2017年10月より第一メディア本部本部統括として、SEMを中心とする運用コンサルタントのマネジメント及びメディア側との関係構築に注力。


――本間さんの経歴と仕事内容を教えてください。

2007年に入社して以来、部署や役職名が変わりながらもずっとSEMの運用コンサルタント業務をしていて、気づけば12年目です。
現在は本部長として、SEMを中心とする運用コンサルタントのマネジメントに加え、Yahoo!やGoogleなどの媒体との関係構築にも注力しています。媒体の担当を始めて3年くらいになりますが、広告主の視点だけでなくメディアの視点からも物事を考えられるようになったことでインプットできることが増え、自分が成長しているのを実感しています。

――第一メディア本部の体制はどのようになっていますか?

第一メディア本部は6つの部署に分かれていて、広告運用を担当する部署のほか、アプリ案件に特化した専門部署やテクノロジーを使って環境を整備することで新たなコンサルティング手法を生み出す部署など役割は様々です。

そのなかでクリエイティブに強い人、テクノロジーに強い人、営業向きの人など多様なメンバーが集まっているので、SEMを核としながらも、様々な分野の知見を共有し合い、お互いにポジティブに作用しているのが第一メディア本部の強みです。


SEMにおける「翻訳力」を強みにし、多様性に富んだコンサルタント集団を目指す。

――SEMは、セプテーニの中でも一番歴史の長い分野です。入社以来SEMコンサルタント業務を行ってきて、本間さんが感じる市場や広告主の変化はありますか?

SEMやサーチ媒体の広告は歴史が長い分、広告主も詳しい知識を持っているのが特徴ですね。また代理店に依頼するのではなく、一部の広告主が自社で一貫して広告運用を行う“インハウス”に切り替える動きが出るような、成熟市場ともいえます。このような動きについては時代や市場環境によって波がありますが、ノウハウや実績、情報量の多さを理由に代理店へのサポートを望む広告主が大半なのも事実で、そうした広告主に対して代理店ならではの価値を提供できるよう、常に努力する必要があります。

一方、一度はインハウスにしたものの、当社のような代理店に再依頼をいただけるケースもあります。インハウスに変更したことで浮き彫りになった課題の解決や、インハウスではまかなえないサポートなど、代理店だからこそ提供できる価値があるためです。

また、市場が成熟しているといっても、媒体側のアップデートや新たな技術を活かしたコンサルティング手法は生まれ続けているので、知識面も含めて代理店として独自の価値を出せる余地は十分あると思っています。

――代理店の存在を脅かすものとして「自動化」も不安視する声が上がっています。こうした技術が進歩するなかで、セプテーニが広告主に必要とされ続けるためにできる差別化とは何でしょうか?

「広告運用の自動化が進むと代理店としての価値がなくなるのでは」という声が上がることもありますが、私は「自動化は広告業界を良くするための一つの手段」だと考えています。代理店から仕事を奪うというよりも、代理店が広告主に提供できるパフォーマンスのうちの一つとして、活用していかなければいけない領域だと思っています。
「自動化というソリューションを使って広告主の課題をより早く解決する」、「自動化がうまく回るための設計を考える」、SEMコンサルタントの技量はこうしたところに大きく表れますし、その技量が強みであり、他社と差別化できるポイントだと考えています。

その強みを高めるために必要なのがSEMにおける「翻訳力」です。言語を翻訳する場合、“読解力“と“専門知識“と“表現力“が必要といわれていますが、SEMにおいても同様のことが言えます。
SEMコンサルタントは、広告主によって異なる課題やゴールに合わせ、戦略を考えなければなりません(読解力)。そのためには媒体のアルゴリズムを理解した上で、広告主に合わせてカスタマイズするのがポイントになります(専門知識)。しかし現状の自動化では、運用結果は出してくれるけどその過程が見えず、なぜその結果が出たのかわからないことが多いのです。私たちは、そのブラックボックス化されている過程を分析・理解し、次の効果をもっと高める方法を広告主に提案していきます(表現力)。

SEMでは運用における差別化が難しいなかで、私たちは広告主と媒体の双方のことを深く理解し、この「翻訳力」を一本の軸として強みに変えていきたいですし、それができるメンバーも揃っていると自負しています。


「翻訳力」「最先端」「多様性」を武器にできる代理店へ。

――第一メディア本部の本部統括として、本間さんが大切にしていることは何ですか?

一人ひとりの考え方に寄り添い、その人に対して本音でぶつかることを大切にしています。部門の担当メンバーは、もちろん一人ひとりの考え方が違います。だから「コンサルタントとはこうあるべき」という像はつくらず、みんなが考えている働き方やコンサルタントの姿など、個人の意思を大切にしていますね。やるべき業務に余白をつくり、そのなかで楽しいと思えることをどれだけ組み込むことができるかを考えることが重要だと思っています。その方が自分の業務の幅を広げられるし、主体性を持って取り組むことができると思います。

そして、それぞれの理想とするコンサルタント像が見つかったら、私はそのメンバーが持つ理想像に近づけるようサポートしていきます。自分もこれまで結構自由にやらせてもらっていたし、自由を尊重してもらえるのがセプテーニの文化でもあるので、その姿勢はずっと続けています。

――第一メディア本部としての今後の展望、目指すべき姿はどのようなものでしょうか?

媒体と広告主の双方をよく理解し、翻訳力の高いコンサルタント集団にしたいですね。また、成熟しているといわれるSEMやサーチ媒体の広告市場においても、発展し続けるプラットフォームと一緒に、業界発展のために“最先端”を求め続けるコンサルタント集団でありたいと考えています。

さらに、私たちは運用コンサルティング業務だけが仕事ではないと思っているので、営業やクリエイティブなど自分の業務の延長線上のスキルをしっかり持った人材の育成にも力を入れたいです。それぞれの価値観・育ち方で、様々なタイプのコンサルタント像を持つ多様性に富んだ組織。そんな組織を目指しています。


――本間さん、ありがとうございました!

インタビュー : 藤森
写真     : 畑

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