【19卒×17卒クロストークvol.4】教師を目指していた彼がリッチメディアを選んだ理由
こんにちは!人事部の井田です。
19卒による17卒入社メンバーのインタビュー連載、第四弾は鹿田 将斗(しかた たかとも)さんに、19卒入社の清水竜がインタビューした様子をお届けします。
小学生の頃に親元を離れて生活を始めた鹿田さん。
ご自身の経験から芽生えた、「人と繋がる仕事がしたい」という価値観。
その価値観が、リッチメディアへ入社することとどう結びついたのか。
ホームページ上だけでは中々知ることのできない、活躍メンバーの熱い想いを、是非ご覧ください!
インタビュイー
鹿田 将斗(写真:左)
入社年次:2017年
部署:営業部
受賞歴:2018年 1月 ベストチーム賞
2018年 2月 ベストチーム賞
2018年8月 ベストパフォーマンス賞
インタビュアー
清水竜(写真:右)
入社年次:2019年
部署:トレーディングデスク部
人と繋がれる仕事がしたかった
清水:最初の質問ですが、就活の時はどのような業界を見ていましたか?
鹿田:最終的にはIT企業を見ていましたが、元々の将来の夢は教師になることだったので、IT企業とかベンチャー企業には全く興味がありませんでした。
というのも、小学生の時から親元を離れて生活していた関係で、大学の時は学費を稼ぐために働いていたんです。新聞配達をすることで奨学金を受けられる「新聞奨学金」という制度を利用して、朝刊と夕刊の配達をしながら、教師を目指して勉強する日々を過ごしていました。ですが、教師課程で必要な授業と夕刊配達の時間が被っていることが発覚し、その授業に出ると、新聞配達ができなくて学費も払えない。そうなるとそもそも大学に通えなくなり、結局は教師の道は諦めることに。
こうして夢がない中で就活の時期を迎えたんですが、どうしても人と繋がれる仕事がしたかったんです。教師以外にその夢を叶える選択肢が自分の中になくて、「人と繋がれる仕事」とか検索したりしていました。教師になるために大学に通ったのにその夢が叶わず、それ以外の選択肢も見つからず。僕の人生終わったな、と思ったこともありましたね。
そんな状況の中、たまたまLINEの電話がかかってきて、電話に出た時に、「誰かと繋がった」っていう感覚を強く感じたんです。その時に「人との繋がりを最大化する手段は、ITという分野かもしれない」と興味を持ち始めて、心境が変化したタイミングで、偶然「ベンチャー企業を受けてみない?」と友人から紹介され、IT企業やベンチャー企業に足を運ぶようになりました。
清水:小学生の時から親元を離れたのですか!?23歳になって初めて一人暮らしを始めた僕は想像もできません…。先ほど、人と繋がれる仕事がしたいと仰っていましたが、どのようにしてその想いをもったのですか?
鹿田:自分の経験からです。さっきも言いましたが、小学校の時から親元を離れて過ごしていました。この話をするとよく言われるのは、「一人でよく頑張ったね」と。
僕はそんなこと全然思っていませんでした。むしろ、常に誰かに助けられて、常に誰かに支えられてきた人生だったと思っていて。僕は今まで助けられて支えられたから、次は僕が人と人との繋がりを生み出したいと思うようになりました。
自分で高いゴールを定め、試行錯誤しながら進んだ方が、結果として得られるものは大きい
清水:人との繋がりって大切ですよね。僕も今まで多くの人に助けられました。そんな想いを持ち、数あるIT企業やベンチャー企業からリッチメディアに入社を決めた理由は何ですか?
鹿田:5年後、10年後の自分の未来が見えなかったからです。
就活の時は大企業も受けていました。そちらのほうが、どんなキャリアを歩むのかイメージできました。そんな中、リッチメディアだけは、5年後、10年後の自分の姿を全くイメージすることができませんでした。だからこそ、リッチメディアに入社したいと思いました。
清水:多くの人は、自分の今後の姿がイメージできるところを選びそうなものですが、どうしてあえて見えない選択肢を選んだのでしょうか?
鹿田:結局、大手企業で自分の将来をイメージできるのは、同じ道を歩んでいる先輩方がいるからだと気付いたんです。ベンチャー、特にリッチメディアでいうと、未来の自分は、まさに自分次第。どれだけ自らの可能性を開花させられるか、ですよね。、自分で高いゴールを定め、試行錯誤しながら進んだ方が、結果として得られるものも大きいと思っているから先が見えない選択肢を選びました。
清水:なるほど。その考え方は自身の経験からくるものなのでしょうか?
鹿田:そうですね。僕は名門の大学を出ていないし、課外活動やスポーツに打ち込んだ経験もない。
周囲の人が、色んな活動に参加して多くのことを経験したり、勉学で優秀な成績を収めたりしていている中で、焦りを感じている自分がいたんです。「自分は他の人と比べてかなり遅れている、遠回りしているのではないか」と。でも、いざ就活という土俵に立った時に、自分がやってきたことが誰にも負けない強い武器に変わっていました。
そんな経験から、遠回りに見えていたことが実は一番の近道になるケースもあると考えるようになりました。
清水:自分で道を切り拓いていくという思考に至ったのも、経験に依るところが大きいんですか?
鹿田:それが大きいと思います。人のせいにできる環境でもありませんでしたし。小学校から親元を離れて、学校はどこにいこう、学費はどうしよう、全てのことを自分で決めないといけませんでした。
やっぱり自分で決断したほうが、何かあった時も自分で解決しようと思うし、自分でやらなきゃいけなくなる。そんな環境で育ったからこそ、今の自分のスタンスがあるのだと思います。
清水:ここからは話が変わりまして、鹿田さんのお仕事の話をお聞きしたいと思います。初めに、営業ってどんなお仕事ですか?
どれだけの期待をいただけるか、その期待を超える価値を提供できるか、が仕事
鹿田:商品売りじゃなくて、コンサルに近い領域でお客様の課題の解決方法を導き出す仕事です。
営業って、決まった商品を売るイメージを持っている人も多いかと思いますが、リッチメディアの営業は決まった商品を売ることはありません。化粧品会社などのメーカーが抱える課題は多種多様です。例えば、ターゲットの年齢、その商品の認知度、リピート率、競合の状況等々、これらすべてが同じ条件である商品がないことは、なんとなくお分かりいただけるのではないでしょうか。それぞれの商品の課題に合わせて、解決策を0から生み出すのです。そういう意味では、本当に難しい課題に立ち向かっていると思います。
清水:そんな営業職のやりがいって何ですか?
鹿田:営業に限らずの話しだと思いますが、結局はどれだけの期待をいただけるか、その期待を超える価値を提供できるか、が仕事ですよね。期待を超える価値を提供したときにお客様からいただける”ありがとう”。その瞬間を味わってしまうと、もう止められなくなります。”ありがとう”を聞くために、また難しい課題に立ち向かっていく、そういう感覚です。
清水:「人と繋がる仕事がしたい」と強く思っている鹿田さんだからこそ、余計にその言葉が身に染みるのでしょうね。そんな営業のお仕事で、大切にしていることはありますか?
鹿田:大学の同期に会った時など、よく「営業って苦しくて逃げたくなることはないのか」と聞かれます。当然、苦しいこともありますが、日頃接しているお客様や、その先の生活者のほうが、僕らよりも何百倍も苦しい想いをしていると思っているんです。
「こんなに想いを持って作り上げた製品の良さが伝わらない」、「こんな悩みがあるけど、一体どうしたらいいのだろう?」と。特に美容健康領域はコンプレックスにも繋がりやすいです。
そんな苦しみに比べると、僕らが苦しんでいることなんか微々たるものでしかないと思えます。だから、僕らはそこから逃げてはいけない。逃げることなんかできない。そこは自分の根本として大切にしています。
清水:何事も目の前のことだけでなく、その先を見据えているのですね。それでは最後に、学生へのメッセージをお願いします。
鹿田:きちんと自分のことを知ってほしい、認めてほしいと思います。僕には僕の過去があって、今の僕が在る。みんなにはみんなの過去があって、現在に繋がっているわけです。
過去を振り返ると、良い時も悪い時もあるのは当然なんです。ただ、それら全てを受け入れて、今の自分と、自分の過去を認めてあげる。
その上で、「未来」を考えてほしいと思います。過去は変えられないけど、未来はいくらでも変えられるので。
社会に出るということは、「自らの意志で、自分の人生を創っていく」ことだと思います。
過去を認め、過去にとらわれることなく、変えられる未来に目を向けていきましょう。
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何事も視座を高く持ち、自分で切り拓くという熱い想いを持っている鹿田さん。
次回は、インタビュー連載最終回。
2年間で3部署を経験し、3年目でマネージャーに抜擢されたメンバーの記事を公開します!
こちらもお楽しみに。