未経験でIT業界に飛び込みパフォーマンスを上げ続ける元自衛隊ECHOの今

前回のインタビューは約1年前、PMなりたての時でした。この1年いかがでしたか?

一言でいうと、、、刺激的な1年でした(笑)。

例えば、PMになりたての2個目か3個目に受けた案件が大炎上したりとか。
先方の言われるがまま全て受け身でやったら、見積もりと実績のギャップが急速に広がっていってしまったんです。ギャップはいつだってあるんですが、当時は目の前のことに精一杯でちゃんと事実を見られていませんでした。結局ギャップを埋めるためにメンバーを連日残業させることになってしまい、私自身も、当時は毎日深夜まで残ってました。

この一件から、考える力は確実に成長したなと感じます。新しいプロジェクトが来た時に、うまくいく場合と行かない場合双方のケースを想定して、どうすればプロジェクトがうまく進行するかを常に考えるようになりました。

あと、この大炎上の渦中にいた時、上司のNickさんMorrisさんが、私に対応全般を一任してくれたのも、ものすごく大きかったです。もちろん心配はしてくれましたし、アドバイスも貰いました。彼らは事態収拾のための最短プロセスを知っていたのかもしれませんが、あくまでも私が考えた案で物事が進むような形でサポートをしてくれました

前置きが長くなりましたが、この1年を振り返り、何が変わったかをまとめると下記ですね。

【成長した点】
・考える力(分析、交渉、提案など)
以前は思ったことを全部口に出していいただけでした。今は物事をしっかり分析して本質的問題点の発見と、課題の策定、改善案・対策を出せるようになってきました。
これらはこの1年でたくさんのプロジェクトに関わったからこそ得られたものです。

・アウトプットの質
お客様はどういう情報が欲しいか、どういう資料構成が見やすいかなど、提案書や報告書などのアウトプットの質は高くなったと思います。しかし、スピードという点ではさらなる改善は必要です。

【今後伸ばしていきたい力】
・会社規模で物事を考える視点
この1年、プロジェクト単位ではそれなりにやり切れたと思います。ただ、プロジェクトで発生した事象や問題点を元に、会社全体を俯瞰して改善や提案するところまではできていなかったです。特にPMになったばかりのころは目の前の事をこなすので精一杯だったというのが正直なところです。「問題が発生する→解決する」まではできてきていますが、もう一歩先の行動はまだまだです。今、会社全体でプロジェクトの標準化やセールス強化が進んでますが、今後はそこに提言できるような活動もしていきたいと考えてます。

ー現在日本人PMは6名かつ他メンバーはIT業界経験者ばかり。Testerとして入社し勤務する中でどんどん経験者のPMが増えていくという状況に焦りはありましたか?

焦りというか、自分のキャリアの滞りを感じることはありましたね。もともと採用段階でPMを前提として、まずはTester入社という話ではあったんですが、明確にいつまでというのが決まって無くて(笑)。かつ私がアサインされたプロジェクトが長期の案件だったので、抜けるに抜けられずという状態になってしまっていたんです。入社から半年ほど経った時に、ただただ時間が過ぎていくことに対しめちゃくちゃ焦りを感じました。プロマネとしての動きも始めてたので、日中はマネジメント、就業時間後にテストの実行を行うみたいな状況もありました。早くPMになって色々なプロジェクトのマネジメントを経験したいと思ってましたね。
最終的には、その案件から抜けるための案を自分で作ってPMになりました(笑)。

IT未経験からTester→PMというキャリアパスを切り開いたのはEchoが初ですね。未経験からSHIFT ASIAに参画する場合に、必要なものはなんだと思いますか?

新しいことにチャレンジする姿勢と勤勉さですかね。

私のように未経験で入ると、自分にできないことってめちゃくちゃあるんです。それらに挑戦する意欲ややる気が一番必要なんじゃないかと思います。「できない、けどやってみる」みたいな。

あと、どんなにやる気があってもできない事も勿論あります。そんな時に仲間の力を借りてどうカバーするかを考えることも重要だと思います。そういった新しいことへのチャレンジを厭わない姿勢は常に必要だと感じます。

ーPMになりたての頃は、コンサルや営業寄りの業務に楽しさを感じると言ってましたが今はどうですか?PMの一連の業務で面白さを感じる瞬間を教えてください。

自分で提案、見積もりしたものが成約した時はもちろん嬉しいですね。ちょうど最近、初めてSHIFTを使うお客様にSHIFT ASIAとしても初めてのサービスを提供できました。
この4月にクローズしたんですが、SHIFT ASIAだけでできることが1個増えたということなのですごく面白かったです。ただ、このサービスについては当初お客様の要望が全然わからず、「自分はまだまだテストという分野でSHIFT ASIAができることへの理解が追い付いてないな」と痛感しました。自分の知識不足、経験不足を感じることはまだたくさんあります。
あとは最近ですと、プロジェクトで課題が残り、次回に向けて作った改善案がうまく回ったときもとても面白いと感じましたね。

一方で嬉しさを感じるのは、お客様から「SHIFT ASIAを使ってよかった」と言ってもらったときや、メンバーから「EchoがPMで良かった」と言ってもらえるときです。

場所が日本ではないということでたまに「あ、今なんか信用されてないな」と感じることがあるんです。逆にそういう時こそ「パフォーマンスを上げて驚かせてやろう」という思いが湧きますね。ただし、それは自分たちを必要以上に大きく見せるということではないです。信用されていないと感じる根底には、お客様のSHIFT ASIAに対する不安がありますから、彼らに安心してもらえる施策を考えます。例えばコミュニケーションに不安がありそうであれば、円滑にできるようにコミュニケーションフローを可視化したり、ミスが起きにくい体制作りをしたり。そうやって成功体験を一つ一つ積んでいくと、信頼関係が築かれていき、だんだんと指名されるようになってくんですよね。最初は向うが嫌々というか、恐る恐る我々を使ってたのに、いつの間にか指名されるようなる。その瞬間はもう、心の中でガッツポーズですね。

-マネジメント手法は人それぞれ。EchoがPMとして心を砕いているところはどこですか?

私の場合、準備に一番力を入れますね。とにかく準備を入念にするよう心掛けてます。マネージするメンバーの人数が多ければ多いほど、そして期間は短ければ短いほど準備は大切だと思います。

あとは、メンバーへの内的報酬と外的報酬も常に意識してます。 
仕事でやりがいや、自分の成長、充実感といった精神的報酬、いわゆる内的報酬を得ることってすごく重要です。個人的には、もっとベトナム人のPMやPLが増えた方がいいと思ってるんです。そのため、次期リーダーを育成しているという気持ちでメンバーに接してます
例えば、自分では答えがわかっていることでも、メンバーには最初からは言わないなどです。まずメンバーには概要のみを伝え「ここは○○さんの経験からするとどう思いますか?」と相手の考えていることを引き出すようにしています。困ったときに「Echoお願い!」という体制にならず、メンバーが自ら考えて行動するチーム作りを心掛けてます。そうすることで、メンバーも自身の成長を実感し、モチベーションを維持できますしね。

あとは、頑張ってくれたメンバーに「お疲れ様です」の意味を込めてコーヒーを奢ったりとかも結構します。ベトナムでは、ちょっと何かをしてくれた時に、フルーツの差し入れをしたり、飲み物をご馳走したりという文化が根付いていることもあり、自分もそれを実践してます。

ー同僚のPMは大企業出身者もいれば、ゴリゴリのエンジニアもいたりとバックグランドは様々。彼らと働くことでどのような影響を受けてますか?

みんなの知識は本当にすごくて、いつも勉強になっています。自然と自分の強みって何だろうってすごく考えさせられますし、自分の強み探しに役立ってると実感します。
あとは、この1年で一気にプロフェッショナル人材が増えたので、SHIFT ASIAの業務の幅も急速に広がってきていると感じてます。彼らの動きを見ながら、「こんな仕事も請け負えるんだ!」とか、「こんな提案もできるじゃん」と、自分自身の業務の幅も広がっているのを感じることができます。

ーEchoさん自身の人生の目標を教えてください!

今後SHIFT ASIAがベトナムの他拠点の立ち上げをするのであれば、そこに参画したいという思いはありますね。人生の目標は、、うーん。好きなことを仕事にしたいです。アウトドアとか(笑)。

今は、SHIFT ASIAでお金や契約の流れ、顧客のニーズに対して会社がどのように動くかを学んでいる期間です。企業に所属する前は、モノづくりの過程や、製品がリリースされるまでの大変さについて考えたことすらなかったんですよね。今はSHIFT ASIAを通じて少しわかってきましたが、それもテストとという限られた工程についてのみです。今後、開発・テスト・保守といった全工程についての知識を積み上げていくことができれば、もっと仕事の幅は広がると感じてます。
それがわかるようになった時に「自分が何をしたいのか?」と聞かれると、、今はやりたいことがありすぎて選べません(笑)。

9年間いた自衛隊では「狙撃手になって世界大会に出場する」とか「レンジャーになりたい」といった具体的な目標があり、それに向かって走ってました。ただ、自衛隊2年目の時には、そこまで目標が具体化されていたわけではなかったんです。尊敬する人と出会ったり、自分のこれまでの考え方を変えるような出来事に遭遇したりする中で、だんだんと目標が明確になっていったのだと思います。それはどの業界のどんな仕事でも一緒なのかもしれません。
したいことや、進みたい方向は漠然とあるのですが、まだ「これだ!」と具体的には定まっていない。 今また、そういう2年目にいる感じです。 

ー最後に。EchoさんにとってSHIFT ASIAはどんな場所ですか?

さきほども言いましたが、SHIFT ASIAは考える力を成長させるにはもってこいの場だと思います。 好きなことを仕事にしたいと言っても、その過程には考える力が必要ですから。自分にとっては、SHIFT ASIAへの転職は正解でした。プロジェクトを受け持ち、コミュニケーションの取り方や考える力など、普通だったら何年かかけてじっくり学ぶところを一気に学べているような感覚です。

最近PMとして褒められることが増えてきて、嬉しくはあるのですが、自分自身がすごいとは全然思っていません。なんだかんだ言って、企業に勤めてまだ2年。知識や経験はまだ新卒と大して変わらないと感じてます。

前回のインタビューでも少し触れましたが、プライベートでは今年の9月でMBA卒業予定です。今までは”MBAで学んだことをSHIFT ASIAで実践する”の繰り返しでしたが、今のPMの業務領域だけでは学んだ内容を最大限生かすことができないと思っています。
今後1年は、これまで学んだ知識をより定着させると共に、新しいことにチャレンジして更に経験値、知識を高めることに費やします。その中で本当に自分の強みとなる部分を見つけていきます。

ー本日はどうもありがとうございました!!

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