立証ではなく、検証をすること。
「立証」は、自分(たち)が正しいことを証明すること
「検証」は、自分(たち)が正しいかどうかを確かめること
ビジネスの根は、顧客の課題を知ることです。
そして解決する。
月並みで当たり前のフレーズかもしれませんが、
他人である顧客の課題を本当の意味で理解することは
容易なことではないと思います。
僕は検証が重要だとわかっていながらも
振り返れば、立証することに時間を割く傾向があり
それは履き違えた課題をくわえたまま走ることにもなります。
間違った課題のためにアイデアを創出するということです。
机上の課題は、まやかしの仮説でしかありませんから
それを解決するアイデアがいかに秀逸であっても
それはビジネスとして成就することはありません。
まやかしの課題を本物に特定していくための検証。
それが、ビジネスでは最も大切なことでしょう。
確かに、アイデアを考えることは楽しいひとときです。
自身の経験や知識から内発的に考える時間ですから。
そしてその楽しいひとときが実を結ぶためにも
その前に大切なことを怠ってはいけません。