深夜、自然と涙が出そうになった日も乗り越え、今はアジア拠点開発のキーマンに。その原動力を探ってみました。

▼北田 啓一郎

熊本出身、九州大学卒。
2012年にアクセンチュアに入社し、テクノロジーコンサルタントとして業務改善やシステムの提案・導入などを行う。初めはクラウドチーム所属で、AWSに関連する業務改善などに従事する。その後アクセンチュアデジタルに移り、デジタルマーケティングにも従事。
2016年2月からWebコンサルの会社の株式会社Speeeに入社し、新規事業の開発に携わる。その後、経営企画に異動し、社内の体制整備や各事業の経営推進を行う。
AIやIoTという最先端の分野で事業を立ち上げてみたい、という想いから2017年6月からスカイディスクへ入社し、ビジネスチームのメンバーとして顧客開拓、ビジネス開発を行う。

▼北田さんは熊本県出身なんですね。

学校帰りに川に入って遊んだり、柿をとって食べて帰ったり、とにかく自然豊かなところで生まれ育ちました。

実家は農家を営んでいて、小さい頃からよく手伝いをさせられていました...。

▼「させられていた」(笑)

はい(笑)。大きくなるにつれてどんどん力作業やより複雑な仕事をさせられるようになり...。

大学生の時には、親が手作業でなんとなくでやっていた肥料の配合業務を任されたんです。

でも、「これを手作業でやるのってとても面倒だし無駄な作業じゃない?エクセルでやれば楽だし精度も上がるよね。」と思い、エクセルで簡単な表計算ができるソフトを作ったりしました。

▼無駄だ!とか、面倒そう...と思ったことを原動力にできるところ、すごいですね!

ありがとうございます(笑)。無駄が嫌いだ、というエピソードでいうと、九州大学の大学院も、アクセンチュアの内定がもらった後、卒業予定の2012年3月を迎える前の2011年6月にさっさと中退しました。

▼中退してからアクセンチュアに入社するまでの9ヶ月間、どのように過ごしたのでしょうか。

タイ、カンボジア、ラオス、ベトナムなどのアジアをぷらぷらしたり、フィリピンに4ヶ月ほど住んだりしました。

フィリピンでは初め語学学校に入ったのですが、メンバーと仲良くなって、先生とも仲良くなって、次第に学校行くことが面倒になり....

最終的には、「家賃を日本人の友達と負担して、先生と3人で一緒に住めば、語学学校代が浮くのでは?」ということを思いついて、実際に交渉成立して住むことになりました。

▼なんと!Win-Win-Winなビジネスモデルだ...と思ってしまったのは私だけでしょうか。アイデアを思いついてもなかなか実行できる人って意外と少ないと思うのですが、背中を押してくれた原動力みたいなものがあったのでしょうか。

うーん....大学時代にも、イベントやビジコンを開催したり、Webサイトやフリーペーパーを作ってみたり、塾を運営していたり、色々とビジネスをしていたので、そのうちの一つという感覚で...

▼大学生で塾を運営...?家庭教師のバイト、ではなくて...?

はい、寺子屋という名前の小・中学生向けの学習塾を作って、30名ほどの生徒を抱えていました。

▼それはすごい!

ただ、ビジネスを色々やろう、と思った背景は、元々はポジティブな理由ではなかったんです。

将来パイロットになりたいと思って大学では航空系を専攻したのですが、途中で飽きっぽい自分の性格は合わないかな、と思いパイロットを目指すのは辞めました。

工学部だったのでほとんどの人はメーカーに進むのですが、自分が所属していた学科が機械系の中でも人気のところで、ずば抜けて優秀な人しかいない環境でした。

航空工学を学ぶ学科だったのですが、同じ授業を聞いているのに周りと自分との理解度が全然違い、こういう人たちがメーカーに行くんだ....ということを思い知りました。

あとは、研究はあまり面白いとは感じられなくて、そんなことを思っていた時に何気なく色々なビジネス的なことに手を出していったらとても面白かったんです。

▼なるほど、それで就職先もビジネスコンサルタントになれるアクセンチュアを志望した、と。

その当時は日系メーカーの業績が悪い時期で、こんなに優秀な人たちがいるのに何故日系メーカーが世界で勝てないのか?と思っていて、研究者と話しているとビジネス的な視点が欠けているなと思うことが合ったので、それならこの優秀な人達と同じ土俵ではなく、みんなをサポートできるよう仕事をしようと考えるようになりました。

▼アクセンチュアは以前インタビューしたサムさんも在籍してましたがいかがでしたか?

サムさんはアクセンチュアで働きながら大学院も通われていたようなのですが、自分はすごく忙しかったです...(笑)

特に入社後すぐに配属されたテクノロジーの部署で、研修直後に配属されたプロジェクトは本当に忙しくて精神的にもきつくて辛かったです。

すごく厳しい上司の元で働いていまして...どのくらいかと言うと、夜、終電が無くなったくらいの時間帯に友人から励ましの電話がかかってきた時、泣きそうになったくらいですかね...

▼友人、GOOD JOB….!

本当に感謝してます。(笑)

ただ、その上司に鍛えてもらえたあとは、どんな部署に異動しても仕事が楽に感じられるようになりました。最終的にその上司に認められてもらえたことも、自信に繋がりました。

▼きちんと認めてもらえるまでやり遂げられるところがさすがです。また、今までのお話を聞いていて、色々なことにチャレンジしていく中で得た推進力や深い友人関係が、原動力になっているのかな、と感じました。

その後、Speeeに転職をされていますが、どのような理由だったのでしょうか?

アクセンチュアではAWS導入のコンサルをしたり、最後デジタルの部署に異動して、色々プロジェクトに携わったのですが、関わっている会社の人たちがとても面白そうで。

コンサルタントの立場では、会社の方針を決めることはできなかったので、もう少し主体的にビジネスに関わってみたいと思い転職しました。

その中でもSpeeeは、新規事業立ち上げをたくさんしていて勢いを感じ、「この会社にいれば新規事業に携われる機会が多そうだ」と思ったことが入社理由でした。

▼実際入社してみてどうでしたか?

一番初めはリサーチの部署に配属されました。

ビジネス側のメンバーとして、各事業部に対して、どのように事業を成長させていくかを分析する役割でした。

その次に新規メディアのチームに関わりました。そのチームは分析以前にチームの立ち上げ自体ができていなかったので、自分自身が女性向けのメディア編集部のマネージャーになって、事業を成長させていくミッションを担いました。

編集部は最大でビジネスメンバー5人、開発5人、ライター30-40人ほどの体制で回していました。

ちょうど、キュレーションメディアが問題視される直前の2016年頃まで担当していました。

▼合計50人!すごい人数の部署の仕事をいきなり任されましたね...!実際どのように成長されたのでしょうか。

そこではデータ分析から戦略立案まで、非常に幅広く経験させてもらってとても勉強になりました。

会社自体が物事の論理性を非常に重視する会社で、客観的なデータからどのように戦略を立てるのかを上司に教えてもらいながら事業を進めていました。

目標がサイトのPVを伸ばすことで、それを達成するために必要なことは全てやりました。記事の内容から検討したコンテンツ戦略、SEOなどから、それを上手く回すためのチーム体制、教育プランなど、様々なことを考えていました。

▼確かに、その項目がきちんとしていれば、うまくいくんだろうなあとイメージがすごく湧きます。一緒に進めていたメンバーも心強かったことと思います。北田さんご自身はこの仕事、いかがでしたか?

すごく面白かったです!

携わる前は全く体制が整ってなかったのですが、どうしたら良くなるかをゼロから考えて、役割分担をこうしよう、記事の構成をこう変えてみよう、と思って試行錯誤していったことで結果も付いてきたので。

Webメディアということで、成果が出やすいところが特に面白かったです。

▼成長分野できちんと成果を出す、すごい!そして、経営管理部に異動をされたんですよね?

はい、直属の上司がリサーチ部と経営管理部を兼任されていて、「経営管理部も手伝ってくれ!」と言われて異動しました。

▼自分の仕事ぶりを見ていてくれた上司からのお声がけ、嬉しいですね!

はい、上司は本当に優秀で社内からも信頼の高い方で、「社内の体制がちゃんと回るように考える」つまり「社内で改善が必要なものを見つけては成長させていく」という大きなミッションを担っていたので、仕事の内容もとても面白かったです。

管理会計を社内に導入しよう、というプロジェクトの時は、会計ツールの選定から実施しましたし、各事業部の目標からお金の流れを結びつけて、何を指標にするか、というところから考えることができ、会社のお金の流れを知ることができたこともとても面白かったです。

特殊なところだと、勤怠の仕組みを設計するプロジェクトや、リスク管理を広報的な観点や事業的な観点から分析するプロジェクトもありました。

会社内に散らばっている課題を見つけて、プロジェクトにして解決していく部署だったので、プロジェクトも多岐に渡っていました。

立ち上げたばかりのベンチャーでも、大企業でも経験できないような仕事ができたことは、すごくいい経験になったと思っています。

▼そんなエキサイティングな環境から、スカイディスクにきてくれた、と...!

元々転職しようと思ったわけではなく、SpeeeでWantedlyも利用してい、社員として登録されていました。そうすると自然と他社の募集要項も目に入るようになって、「福岡でIoT」というキーワードでスカイディスクが目がとまったんです。

福岡はいつか帰りたいなと思っていて、スカイディスクのホームページを見ると事業内容がとても興味深く、まずは話を聞きに行こう、という感じだったのですが、そこで聞いたIoTの話がとても面白くて。

身近なところでIoTがどんどん普及していくことは感じていたし、当時スカイディスクは農家向けにもサービスを提供していて、実家が農家だったこともあり、「農業領域だったら、こうしたら拡大するんだろうな」という具体的なイメージも持てて興味を持ちました。

また、自社で「もの」を作っているところもいいなと思いました。

農家も「ものづくり」ですし、大学も機械系を学んでいたので、実際に何か”もの”を作っている会社がいいなと思っていて。

Webだけの会社だけではできないようなことができるところも魅力を感じました。

やっていた仕事と環境は非常に良かったのですが、本当にやりたかった事業立ち上げが出来ていたわけではなかったの、もっと小さい会社で挑戦してみようと転職を決めました。

▼実際に2017年6月に入社されて半年ですが、いかがですか?

何も決まっていないIoTやAIという業界で、スタートアップの一員として色々なことを決めて行けることが、今一番楽しいです。

今一番ワクワクしていることは、海外拠点の設立を検討するプロジェクトです。

実はアクセンチュアの時にも、フィリピンのオフィショア立ち上げのプロジェクトには携わっていたのですが、会社の中の1チームの立ち上げだったので、ゼロから拠点を立ち上げると言うプロジェクトにはとても興味を持っています。

まずはアジアから拠点を作っていく可能性が高いのですが、世界の中でもアジアが好きなので楽しみです。

▼そういえば大学を卒業されてから、真っ先に行ったところもアジアでしたね。

みんな楽観的で、いい意味で気を使っていないと言うか。

こっちが何をしてても絡んでくるところが、無邪気で面白いなと(笑)

すぐ雑談に入ってくるんですが、それがすごく楽しくて。

▼2018年から海外のメンバーも続々ジョインしてくるので、楽しみですね!今の主業務である商品企画はいかがですか?

スカイディスクの中で新しい商品を企画することですが、これもすごく面白いです。

何もない、ゼロから事業やサービスを作り上げる仕事はずっとやりたかったのですが、それができていることと、IoTのサービスを創る仕事は、世の中にまだないものを生み出す仕事なので、この領域に携われていることもすごく面白いと感じています。

また、IoTやAIは色々な分野に応用できるサービスで、かつデバイスから可視化、解析まで多岐にわたるので、領域問わず色々な会社と商談ができることも魅力の一つだと思います。

▼北田さんが今後手がけるサービス、すごく楽しみです!最後に、今後スカイディスクで手がけてみたいことを教えてください。

現在はスマート聴診棒など、AIを活用したサービスはリリースできていますが、IoTワンストップサービスはPoCキットしかリリースできていないので、作ってみたいですね。

まだまだ仲間が足りないので、自分から積極的に動ける仲間も欲しいです。

海外事業も、人事関連のことも、望めばプロジェクトにジョインさせてもらえる環境があります。

あと、プライベートでは今年息子が生まれたばかりなので、ファミリーデーのようなイベントもできたらいいなと思っています。

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