「アルゴリズムの名前を見るのも嫌だった」時期を乗り越え、AIエンジニアとして活躍するまでのリアルを聞いてみました

王 昭旭(WANG Zhaoxu)
2008年:中国の南京大学卒業
2009年:日本の電気通信大学/大学院(人工知能の研究室)に入学
2014年:大学院卒業。大学院の方からシステム開発要員に任命され、Javaを使って開発をする
2018年:1月15日からスカイディスクへAIエンジニアとして入社


▼王さんはAIを研究しに、中国からはるばる日本の大学院に入学されていますが、きっかけは何だったんでしょうか?

物心がついた頃からゲームが好きで、4.5才の頃からRPGや戦隊モノにハマり、ゲームにどっぷり浸かった幼少期でした。特に、よく作り込まれている日本のゲームが大好きだったんです。
その幼少期のゲーム好きが高じて「ゲームの作り方が知りたい!」という想いから中国の南京大学でコンピューターサイエンスを専攻しました。
当時の中国ではIT系は”コンピューターサイエンス”という分類しかなく、ハード、ソフト両方の科目を専攻し、3,4ヶ月かけて、自分でゲームも作りました。
Tokyo Gameshowも好きだったので、「大学院生活は、日本で過ごしたい」という気持ちが高まり、「Game 大学院」というキーワードだけで検索してみたんです。

ヒットしたのが電気通信大学の大学院で、人工知能の研究(当時、将棋AI)をしている研究室でした。ご縁があり、入学することができました。

大学時代:当時55kgくらい
食事の姿からも日本のゲームが好きなのが伺えます
当時はバスケをしていたので、よく動き、よく食べる少年だったそうです


▼やっとゲーム大国・日本に来たけれど、最初の1年間はつまらなかったとか・・・?

1年くらい将棋AIの研究をしていたのですが・・・、将棋のルールがわからないので、非常につまらなかったです・・・。

2010年
日本に来たばかりの頃:当時60kgくらい

▼想定外の事態でしたね・・・どう乗り越えて行ったのですか?

将棋のルールはわからなかったけれど、教授から聞いた”Machine Learning”(機械学習)というキーワードには興味をもち始めました。
ゲームでも、コントロールしているキャラの動きなどに”AI”が使われているということを知り、応用できると思ったからです。

そこで自分が好きだったデジタルゲームのAIの研究をするために、毎年様々なコンテストを開催している”IEEE CIGに掲載されていたテーマのうちの一つ、「マリオをコントロールするプログラムを作って競い合う」という大会に参加したいと教授に相談し、許可を得ることができました。

やりたい事が出来る!と思い研究を進めましたが、最初はアルゴリズムなども知らない言葉だらけで名前を見るだけでも嫌になっていました。

当時のAI業界では、モンテカルロや多腕バンディット問題などが流行っており、先輩や先生に聞きながらなんとか形にできた、という感じでしたね。

▼ゲームが好き、という気持ちの強さを感じます。でも、大学院卒業後、念願のゲーム会社に入社・・・じゃないんですね?

2014年大学院卒業後、ゲーム会社に入りたかったけれど、内定をなかなかもらえませんでした。今より日本語も上手くなかったし、当時は就職活動をちゃんとしよう!という覚悟もなかったからだと思います。
中国に戻ることも考えましたが、自分の地元にはIT系の仕事がなく・・・。
どうしようか迷っていた時に、大学院の先輩からシステム開発のバイトをしないかと声がかかり、”Java”を使った開発のバイトをはじめ、そのままそこで働くことになりました。

建設機械をレンタルする際に、どれが一番安いかを割り出す仕組みを作ったり、ガスレーザーの監視システムを作ったり、3~4年働きました。

ガスレーザーの監視システムを作っていたのは2015年くらいだったのですが、ちょうどMachine Learningを勉強するための情報が世の中にたくさん出回っていたこともあり、LSTMというニューラルネットワークを使って寿命予測のシミュレーションをしていました。

色々試してたり実験したりして、”できた!”と思える瞬間が楽しいと思い、AIの提案がもっとできる環境を求めて転職活動をはじめました。

2014年
社会人1年目:当時65kgくらい

▼作り込まれたゲームの面白さの裏側にあった、"AI"自体の提案に魅力を感じたんですね。数あるAI企業の中でも、スカイディスクへの入社の決め手はなんですか?

やりたい事に一番近い!と、思ったからですね。
”小さな会社は自分の考え方が重視され、決まっている仕事をやるだけではない”というイメージがあったので、大手じゃない会社がいいなと思っていました。
スカイディスクは個人個人の裁量が大きく、自分で考えて仕事が出来る環境が整っているように思えました。

また、服装含め、ルールが細かいところがあまり好きではないけれど、スカイディスクはそういったところも自由な雰囲気があったため、いいな〜と思いました。

▼最近はいつも半袖短パンですもんね!いつも格好だけ見るとまるでリゾートにいるかのようです(笑)
あと、一緒に働く人にも魅力を感じたそうですね!


何と言っても梶原さん(AIエンジニアリング部 部長)の経験値が豊富なのがとても頼もしいと感じました。製造業向けのAIは、ゲームのAIとは全然違いますが、色々なAIの手法を習得できるので、楽しく仕事ができています。

▼”働きかた”や社風というところが魅力に感じたんですね!今どんな仕事に取り組んでいるのか教えてもらえますか?


主に製造現場にあるポンプとモーターが繋がっている機器から抽出した振動データをAIで解析し、故障予知などの保全が出来るようなシステムをつくっています。
最近では振動データをAIで解析した結果を、スマホのアプリで見られる仕組みを作るプロジェクトにもアサインされていて、新しい製品作りにも携わっています。

また、実際に現場に足を運んでお客様の課題を直接聞いたり、AIの解析結果を報告しに行ったり、出張もあります。エンジニアではなかなかない機会だと思いますが、それも楽しいですね。

2018年
現在:75kgくらい

▼入社してまだ約半年ですが、先日は海外出張もしていて、主要プロジェクトにもアサインされ、大活躍ですね。今後スカイディスクでやってみたいことは?


しばらくはたくさん経験を積んでいきたいです。

色々な手法を試して、新しい手法を見つけて、いつかは世の中にまだないものを自分で作り出していきたいです!

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