レーザー加工機でできること
「レーザー加工機」や「レーザーカッター」という装置をご存知でしょうか?まだ日本では馴染みのないワードですが、世界各国の様々なシーンで使われており個人、法人を問わず色々な使われ方をしています。基本的には加工対象物にレーザー光を当てて焼き切るための装置で人の手を使って切るカッターとの大きな違いは対象物に接触することなく切断ができるという点です。一般的に知られる活用方法としてはアクリルの切断や刻印加工がありますが、素材や加工後の組み立てなどによりさらに可能性を広げることができます。では実際の作品例と合わせて紹介したいと思います。
切り絵
最もベージックな使い方の一つです。こちらの切り絵はFABOOL Laser Miniで加工したもので約15~20分程で完成しました。レーザー光の直径は0.2μmでかなり細かい部分まで再現することができます。
生地、アパレル
弊社製品のユーザーにはアパレル関連の会社やデザイン学校なども少なくありません。主な使い方は生地の切断や型紙の製作だそうです。生地以外にも革の切断や刻印もできるため多くのレザークラフト愛好家にもご愛用いただいています。ちなみに写真に写っている装置はFABOOL Lase miniの1m×1mのフレーム拡張をした状態です。厚みが少ないけど広い面積を加工したいという方にはお勧めのオプションです。
模型
こちらはFABOOL Laser Miniを使って鉄道模型歴50年というモデラーさんが製作した鉄道模型内の火の見櫓です。手すりや簀の子、筋交いなどすべてが紙でできています。
家具
こちらはFABOOL Laser CO2やFABOOL Laser DSといったCO2タイプのレーザー加工機を使って製作されたベンチです。CO2タイプのレーザー加工機は素材にもよりますが約10~15mmの切断が可能なため組み上げや積層といったテクニックを使うことによりある程度強度のある構造体が作れます。平面での加工と考えがちなレーザー加工機ですが加工前の設計を立体的に考えることによりさらにモノづくりの世界を広げることができます。様々なFab施設等でも各種レーザー加工機が設置されていおりますのでぜひ一度触ってみてください。