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ギターをうまくなるのを待っていたら、君はおじいちゃんになってしまうよ

引っ越しを済まし、荷解きをしていると、『BRIDGE(1997年2月) 甲本ヒロト ロックが僕を変えた』がころっと出てきた。読み返したくなっても、散らかる本棚から探し出せずにあきらめていた雑誌。こんなところにあったのか。片付けを放り投げ、夢中で読んでいました。

胸を張っていうことでもないけれど、そもそも音楽には疎いし、全ての曲を聞けているわけでもない。ロックロールがなんだかさっぱりわからない。ただ、目にした瞬間沸騰するような。一見平易だがかなり手強い。皮肉や刺のうしろにも、大らかさや優しさが隠れた言葉をいくらか覚えていて、ときどき浮かんできます。

もともとスナックミーは知っていたし、職務も魅力的。しかし求められている経験が違うのではないか、もう少し時間を置いたほうが...云々。ためらいぐずぐずしていたとき、題名の一文(甲本ヒロトさんの発言)を友人が送りつけてきたわけです。懐かしい。

ごちゃごちゃいってないでやっちゃえよ!
※私訳

何事も早すぎることはない(かもしれない)、縁があるかは時機もある。きっと相性もある。とにかく話だけでも聞けるか問い合わせてみよう。こんな些細なきっかけがつながっている。不思議なものだとつくづく思います。

このフレーズには​「臆せず一歩目を踏み出せる」そんな効能がぼくにはあった。だからいまでも、繰り返し背中を押されているのです。

<写真は数年前のもので更新をされてきた >


あらためて説明をしておくと、スナックミーの判断指針、いわゆるバリューは3つある。

おもしろい
やってみよう
つぎにいかそう

頭文字をならべて、おやつ。「おかし」ではなく、「おやつ」である理由はご存知ですよね?その中でも、やってみようがとても好みで、もちろん贔屓にしています。

ある日、自分でも呆れてしまうほどしくじり、叱責必須。何をいわれるのだろうか。構えていると開口一番

「グッジョブでしょう(やってみて学びがあったなら)」

たったこれだけ。この出来事は鮮烈で、そしてそのスタンスはぶれていないように感じます。いわずもがな、つぎにいかそうは前提です。偶然良さそうな記事をみつけました。


なにはともあれ、やってみなければわからないことは、たぶんたくさんある。まずは部分的にでも取り掛かること。広く深く、解像度を徐々に上げながら、さらに大きな課題に向かう姿勢はだいたい正しい。(あくまで)ぼくはそう思っています。

たとえうまくいかずとも「そっちではなさそうだ」「いまではない」一つの事実が判明したら、それは発見。"知識として"ではなく、"肌身を持って"知る大切さもありますが、どちらを選ぶにせよ、教訓を伝えることはできますよね。

<月に一度、直営店でワークショップも開催>


例えば、自宅への訪問調査はやってみようではじまった取り組みの一つです。スナックミーでは、電話を使った聞き取り調査が創業時からずうっと途切れず、個々の声を聞いていく丁寧さがあります。(入社初日、代表はお客様と話していた)

いっそう顧客の課題や価値観を掘り下げ、洞察を持つには、口頭だけでは足りていない。暮らしの中でいかに「ある」かを観察できる機会を作れないか。くわえて事業を大きな数、いわば統計的に日々とりまとめていると、体温ある個人がひそみ、具体性が乏しくなる。そうした危機感もありました。

「部屋にこもって延々議論していても仕方ないよね」
「伺わせていただけるかお客様にすぐ連絡をしようか」

ちょっとした立ち話から生まれた企ては、顧客に対する感受性をたしかに高め、サービスを粘り強く、細やかに磨き込む上で不可欠になる気がしています。詳細は推進者自身が書いてくれるかも?

<そろそろイベントをしたいですね >


小さく、早く。手は抜かずに心をこめて(甲本ヒロトさん風にいいたい)。そこで学びや気づきを得たなら賞賛される気風がある。約束します。もうそろそろ、あの一文が頭の中で響いていますよね。当然です。


歳月は容赦がありません。少しでも興味を持っていただけたなら、THE BLUE HEARTS「歩く花」を聞いてみては?素晴らしい曲です。

間違えました、ボタンを押して、話を聞きにきてみては?


...いいじゃん、ごちゃごちゃいってないで、やっちゃえよ!(今回だけは言わせてください)

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