こんにちは。私はSBR (ソフトバンクロボティクス)で営業企画インターンとして活動している大学4年生、福山琴音です。
この記事では、SBRインターン「現場改善企画職」について、私が実際に経験したことや、インターンを通じて得た学びをお伝えします。
目次
1. なぜSBRインターンに参加したのか
2. 業務内容
3.どのような力がついたかー組織を動かす提案力ー
4. インターンを通じて変わったこと
5. 最後に
1. なぜSBRインターンに参加したのか
大学4年生。あとは卒業を待つだけ。そんな穏やかな日々を過ごしていた私を変えたのは、ソフトバンク株式会社の内定者向けに開催されたSBRのインターン説明会でした。
そこに登壇していたのは、私と同じ26卒の同期です。 彼女は、インターン生でありながらも説明会を自ら企画・運営し、自分の言葉で目的や想いを語っていました。 その姿は、同じ学生とは思えないほど自律していて、「かっこいい!私もあんな風になりたい!!」と、強く心を動かされました。
「入社までただ待つのではなく、彼女のように成長したい」 そんな想いから、私はSBRのインターンに飛び込みました。
しかし、そこで待っていたのは、自分の思考の甘さと向き合う濃密な時間でした。
【きっかけをくれた最高の同期】
※写真一番左が福山
2. 業務内容
私が取り組んだのは、物流拠点における清掃スタッフの継続率分析です。
「ただのインターン生」としてではなく、一人の当事者として現場の構造を解き明かすために、以下のステップで試行錯誤を重ねました。
1. 清掃スタッフとしての1ヶ月
私自身が1ヶ月間、清掃スタッフとして現場に入りました。
- 何をしたか:新人スタッフと同じ工程で、テーブル拭き・シンク清掃・ゴミ回収などの業務を遂行。
- 意識したこと: データだけではわからない「現場の空気感」や「作業のしにくさ」を肌で感じること。
2. スタッフ全員へのヒアリング
次に、ヒアリング形式で現場スタッフの声を集めました。
- 何をしたか: スタッフ全員へのアンケートで課題の全体像を把握し、その結果をもとに個別ヒアリングで深掘りを実施。
- 意識したこと: 新人の不安や指導方法への違和感、人間関係など、現場の働きやすさに関する「本音」を抽出すること。
3. データ分析
現場で見つけた課題を、次は数字で客観的に検証しました。
- 何をしたか: 現場の生の声(定性データ)と、過去の清掃品質評価シート(定量データ)等を照らし合わせ、多角的に分析。仮説に基づき、問題の本質を構造的に整理。
- 意識したこと: 現場の生の声と定量データを掛け合わせ、根拠に基づいた客観的な課題を特定すること。
4. 企画書の作成
最後にバラバラの情報を、一つの「解決策」へと編み上げました。
- 何をしたか: 現場観察、ヒアリング、データという3つの視点を統合し、企画書を作成。
- 意識したこと:個別の「点」を「因果の線」で連結し、「なぜその問題が起きているのか」「どう解決に導くのか」という論理的な一貫性(ストーリー)を持たせること。
3.どのような力がついたかー組織を動かす提案力ー
このインターンで得られた最も大きな価値は、「現場理解」だけで終わらず、「組織の意思決定に耐える提案」を作れるようになった点にあります。
1ヶ月間、清掃スタッフとして現場で汗を流し、スタッフの方々と関係性を築いてきました。現場の苦労は、誰よりも近くで見てきたという自負もありました。 だからこそ、最初に提出した資料へのFBは、今でも忘れられません。
「これはまだ、社会人が出す資料じゃない。」
ハッとしました。現場の声も聞いた、データも見た。なのになぜ? そこにあったのは、「現場の感情」と「継続率分析データ」がバラバラに存在しているだけという、極めて未熟なレポートでした。
「スタッフが困っています」という感情論だけでは、組織としての決断は下せません。 逆に、「離職率が〇%です」という数字だけでは、問題の本質は分かりません。 ビジネスで求められるのは、これらを切り離して語ることではなく、 現場とデータを結びつけ、構造として説明し、意思決定できる形にすることでした。
そこから、提案の作り方を根本から見直しました。現場で得た情報を仮説として整理し、データで検証する。一つの事象に対して「なぜ?」を何度も繰り返し、構造を明らかにする。社員の方と議論を重ね、ようやくスタートラインに立ったと感じられるようになりました。
このインターンでは、現場に飛び込み、データと向き合い、その両方を行き来することで、「組織を動かす提案」を作る思考力を身につけることができます。
4. インターンを通じて変わったこと
1. 「学び」から「価値提供」へ
最初はどこかで 「インターン=学びの場」という感覚がありました。
しかし、このインターンでは、月に一度の報告会で自分の取り組みがどれだけ利益に貢献したのかを問われます。
気づけば「何を学んだか」ではなく、「このアウトプットは誰にどんな価値をもたらすのか」を自然と考えるようになりました。
自分の行動や成果を、「自己満足の学び」ではなく、「組織への価値提供」として捉えるようになったことが、最も大きな変化です。
2. 「点」から「構造」へ
もう一つの大きな変化は、物事の捉え方が「点」から「構造」に変わったことです。
以前の私は、継続率低下の問題に対して「マニュアルがない」「指導が厳しい」といった目に見える事象を、そのまま要因と捉えていました。
しかし実際には、それらはあくまで“問題の一部”でしかありませんでした。
マニュアルがないことで本当に現場が困っているのか。 なぜ指導が厳しくなるのか。 深く掘り下げていくと、 教育体制の属人化や、品質基準の曖昧さなど、 複数の要因がつながっていることに気づきました。
このように、 一つひとつの事象を切り離して捉えるのではなく、 因果関係をたどり、全体の構造として理解する思考が身についていきました。
その結果、単なる対処的な改善ではなく、根本から問題を解決するための提案ができるようになったと感じています。
5. 最後に
「未経験の自分にできるだろうか」「厳しかったらどうしよう」と不安に思う方もいるかもしれません。私自身も、最初は同じように感じていました。
実際に、成果物に対して厳しいフィードバックをいただき、自分の未熟さにかなり落ち込んだこともあります。しかし、その日のうちに、上司が自ら作成した資料を「これ、思考のヒントになると思う」と送ってくださったのです。その資料は、バラバラだった私の視点を「構造」へと変える決定的なきっかけになりました。
厳しさの中に、心強い温かさがある。 そんな社員の方々や、同じように悩みながら前に進む同期の存在があったからこそ、私は今日まで続けてこられました。
少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ「話を聞きたい」を押してみてください。この記事が、あなたの新しい一歩のきっかけになれば嬉しいです。