1
/
5

先進テクノロジーで中小企業を盛り上げる。イノベーション創出の伴走者

データサイエンス業界では、どんな人がどんな風に働いているのか。eftaxコーポレートサイトでは、そんな様子が垣間見えるコンテンツを掲載しています。Wantedlyストーリーでもその一部をご紹介。今回は大阪府DX推進パートナーズでもあるeftaxにて、中小企業のIoT普及に尽力する小林のインタビューをお届けします。

eftax インタビュー|IoT推進事業部マネージャー・小林万寿夫

eftaxでの役どころは?

中小企業向けにIoTを普及する伝道師的な仕事をしています。システム構築のみならず、 ソースコードを含む設計情報を公開し内製化までをご支援。IoT勉強会の開催をはじめ、自治体のIoT等導入促進プロジェクト事業の専門家・中小企業デジタル応援隊事業のIT専門家として登録し、セミナーも実施しています。導入支援、教育的アプローチなど伴走者として多方面でイノベーションの創出に奔走する日々です。

IoT推進に至るまでのバックグラウンド

ソフトウェア開発に従事。IoTには欠かせないLinuxベースのシステムを推進していました

私の技術部門と管理部門(原価計算、内部統制、人事総務)の経験の中で、一番長いのがソフトウェアエンジニアリングです。主なプロダクトは医療機器・電力配電システムや防犯・ 防災システム。24時間365日正常に稼働することが求められ「ミッションクリティカル」と位置付けられる領域にて、ソフトウェア設計を行ってきました。システム開発に活用していたのが、オープンソースのオペレーティングシステムLinuxです。IoTではRaspberryPiという名刺サイズのコンピュータがリファレンスとして用いられますが、そのベースになっているのがLinuxのOSです。

IoTと関連深いLinuxベースのシステムを推進しているのは、ソフトウェアエンジニア時代から変わりません。当初はスクラッチ開発を行っていました、当然ですがバグの発生リスクが高く生産性が悪い側面があります。Linuxというプラットフォームの上でソフトウェア開発を行うことで、効率的で高品質なネットワーク製品ができるようになりました。専用の装置を作る場合でも、ハードウェアができる前にLinuxのパソコンで開発を進めるエミュレーション環境が整うなど、他にも多くの利点があります。

自社のハードウェアにLinuxをポーティングしLinuxデバイスドライバーを製作することよって担当するプロダクトを全てLinuxプラットフォームにしました。その流れでPythonというプログラミング言語やRaspberryPiを知ることになります。

RaspberryPiなどのシングルボードコンピュータが世に出てきたのが、私のソフトウェアエンジニア時代の終盤頃。この安価で品質の高いツールに世界のものづくり企業が大きな関心を寄せており、私もその一人でした。

eftaxにjoinすることになった経緯

中小企業にイノベーションを。チャレンジし続けていたからこそ見えた道です

IoT技術を活用した業務改善やGoogleのユーザー会でIoTの講演を実施。60歳で定年を迎え嘱託として勤務して間もない頃、クラウドやIoTの時代にはデータ分析の知識も必要だろうとの考えで受講したのが、eftaxが主催する「データ分析教育講座 白・ 茶・黒帯編」。それが縁となり、2019年1月にeftaxに入りました。

eftaxの代表である中井は、「中小企業のために何かしたい」という想いがある人物です。 「イノベーションは中小企業こそ亨受すべき」と考えている私と意見が共通するところがありました。

私は常にチャレンジしていました。上司の言うことは聞かへんし、自分のやりたいことをやるといったタイプのダメ人間。しかし、自ら考えて、何度も壁を乗り越え、歩んできました。65歳ともなればリタイアして然るべき年齢です。しかし、現役の時にチャレンジし続けていたこ とで、「やろうと思えばできる」そう思える環境にあったのです。

中小企業と一緒に伴走する仕事の仕方をしたい。自分の得意活かして、中小企業盛り上げ、一緒に勉強していきたい。——そんな想いが叶う場所だったので、移籍することに決めました。

現在取り組んでいるタスク

生産性、品質、モチベーションを向上。IoTの恩恵をものづくり企業へ

私のeftax入社と創設時期が重なる大阪八尾市のものづくりコミュニティ「みせるばやお」には、運営初年度の途中から関わってきました。会員企業との交流や勉強会などを通して、地域社会と関わっています。

コミュニティの繋がりで、新たなプロジェクトが発足することもあります。今も複数のプロジェクトが進行。その一つが、ある金属製造会社の生産工程改善の為のIoTシステム開発です。

ペーパーレス化を実現することで作業者は記録から解放され加工作業に集中できます。工程を「見える化」することは生産量や作業効率の向上、品質管理のみならず、正確な個別原価計算をも可能にします。原材料投入から仕掛品在庫積み上げ、完成に至るまでリアルタイムで利益率を予測するツールとなるのです。また、定量化された作業時間や品質情報を工場内で共有することで、働き方の改善やモチベーションの向上にもつながります。デジタル化・自動化することで、熟練技能者のさじ加減は大事にしながら生産性と品質、そして働く人のやり甲斐を向上できました。

画像処理システムを使った疵の検知など、他にも数多くの事業会社様にIoT技術の効果と可能性を体感していただいています。

eftaxだからこそ得られるもの

刺激し合えるコミュニティ。学び、挑戦し続けられる先端的な環境です

eftaxの魅力を聞かれてまず思いつくのは、つながりです。外国人やインターンシップの学生など、eftaxには実に多彩な人材がいます。既に定年まで働き続ける年功序列の体系は崩壊し、現在は年齢に関わらず活躍できる時代になってきました。私自身、若く優秀な方と仕事ができるのは楽しみでもあります。

eftaxは学び、実践する土壌が整っています。データ分析に造詣が深い人の意見を聞ける環境は、大変貴重です。専門書の購入費の負担制度や習熟度合いに応じた報酬と実務内容が適用される体制は、インターンシップ生にとっても嬉しいのではないでしょうか。社会で即戦力になる能力が学生の内に身に付きます。実際にインターンシップに参加することで、社会に関わることの大切さを体感すると思います。

私は40年以上前に大学で電子工学を学び、マイコン黎明期からデジタルに関わってきました。ぜひ、eftaxでお会いしましょう。

株式会社eftax コーポレートサイト
データ分析・AI・IoTのコミュニティ「SOLEIL DATA DOJO」
株式会社 eftaxでは一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング