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その道35年のベテランエンジニア、鈴木さんに聞いたビジネスパーソン、エンジニアの流儀

―まずは自己紹介をお願いいたします!

初めまして。鈴木ひろしと言います。
今年で59歳ですが、ソネオスに入社してからは実は1年4か月しか経っていません!

ざっくばらんに私についてお話し出来ればと思ってますので、よろしくお願いします!

プリセールスを務めるベテランエンジニア。
そこに至るまで、キャリアの歩みに迫る。

―よろしくお願いします!では、現在の業務内容について教えてください!

現在はSI会社さんのところで、プリセールスのお手伝いをしています。

お客様とコミュニケーションをとって、
現状の課題や実現したいことについてお伺いし、
技術を用いてそれをどう実現するかを提案しています。

―プリセールスをしていらっしゃるのですね。プリセールスというと、エンジニアの中でも比較的難易度の高い職種だと思います。実際にそういったやりがいを感じることはありますか?

もちろんあると思いますが、まだ感じることが出来ていないのが現状です…!

というのも、現在の案件が始まって未だ半年くらいしか経っていないのです。
そのため現状の把握やお客様との細かな折衝などを進めている段階です。

早く結果を出して、会社に貢献していきたいですね!

―ちなみに現在は、どのような案件の提案を進めているのでしょうか?

現在提案を進めているのは、十数億円規模の受注案件です。

込々で十数億なので、そこからカットされたり、分割されたりということはあるので、
一概に言うことは出来ませんが…

―十数億は凄い規模ですね。受注報告、楽しみにしています笑 少し話題が変わるのですが、
ソネオスに入社するまでのキャリアについてお聞きしてもいいですか?

もちろんです!
ソネオスに入社をする前は、ずっと1社に務めていました。
58歳にして初めて転職をしまして、ソネオスが2社目なのです。

そのため前の会社には35年くらい在籍をしていたことになります。
1986年に入社をして、定年の2年前に退職をしてソネオスにジョインしたという流れですね。

―35年ですか?!とても長い!前職ではどういったお仕事をされていたのですか?

35年も務めているので、色々なことをやりました!

最初の15年はオフコンで販売管理を行うアプリの開発をしていました。
開発から移行、導入まで一気通貫で全フェーズを担当していましたね。

開発していたアプリが結構面白くて、酒類の販売管理アプリでした。

実は酒類の販売は、酒税報告をしないといけないのです。
しかも酒税は販売個数ではなく、販売した容量(ml)によって決まるので、
そこの管理も同時に行えるようなアプリを開発する必要がありました。

―オフコン…!歴史を感じますね…!アプリ開発の仕事をする中で大変だったことはありますか?

オフコンでのアプリ開発はかなり上手くいっていました。
大変だったことは、オフコンの仕事をしていた時に、
別のアプリ開発の仕事が来たときですね笑

SQLを用いたVBAによるアプリ開発の案件だったのですが、
当時はSQLもVBAも分からない状態からの開発だったので、てんやわんやしてました笑

何とかアプリを3つ完成させることが出来たので良かったです。
やはりエンジニアは現場の実務経験で成長すると再実感した瞬間でしたね。

―なるほど!15年もアプリ開発をしていると、他にも失敗談みたいなお話しもあるのでしょうか?

もちろんありますよ。
アプリを導入したてのお客様で在庫が0になってしまう事件がありました笑
リカバリーがかなり大変でしたが、今となっては良い思い出ですね。

自分からは膝から崩れ落ちるようなトラブルに見えても、
数年経つとそこまででは無かった、と思えるケースも多いです。

いい意味で楽観的に見て行くことも、エンジニアには必要なのだと思っています。



アプリ開発後はインフラ領域とPLを10年ずつ経験。
PLとして常に意識していたことがあった。

―さすがの貫禄ですね。アプリ開発を15年やられた後は、どんなお仕事をしていたのですか?

その後はインフラ系の仕事に移り、製造工場系の仕事をしていました。
印刷会社の工場内の生産系システムの中のインフラチームに異動になったのです。

インフラの部署には10年弱いました。印刷系の色々な用語も知れて面白かったですね。

―アプリ15年、インフラ10年ですか…。ここまでいくとかなりベテランの域ですよね
その後はどんな仕事をしていたんですか?

いえいえ。日に日に技術は新しくなっていくので、まだまだ学んでいきたいですね。

続いての10年は色々なプロジェクトにプロジェクトリーダーとして入っていきました。

本当に色々な案件に入りましたね。インフラ単体のものからアプリ~インフラまで統括するものまで、幅広いプロジェクトを経験してきました。

―ずっとプロジェクトリーダーをその後は歴任されていたのですね。大変だったプロジェクトもありましたか?

ありましたね~。
1個1個のプロジェクトが大きいので、同時並行のプロジェクトの数は少なかったのは利点でした。一方で、責任はどうしても重くなってしまいます。

もちろん失敗するわけにはいかないので、1か月休みがほとんど無い月もあれば、家に帰れなくなってしまう日もありました。

―やはりかなりの重圧だと感じました。プロジェクトリーダーとして、意識していたことはありますか?

そうですね…プロジェクトの成功は前提なので、それ以外だと、
プロジェクトの中でどう立ち回るかをかなり考えていました。

プロジェクトではお客様に若手のエンジニアが詰められてしまう、
という機会が度々あったのです。

ですが若手のエンジニアは今後のIT業界の担う重要な存在であると認識していたため、
ある程度は守って、しっかりと育てていきたいと考えていました。

そのためお客様との折衝は自分が中心となって進めていました。

プロジェクトリーダーが組織の中でどんな役割を果たすべきなのか。
これを常に考えて仕事をしていましたね。

エンジニアとして。ビジネスパーソンとして。
“常に学び続ける”ことを大事にしてきた鈴木さん。

―とても素晴らしいですね…!先ほどはプロジェクトリーダーとしてのご質問でしたが、一人のビジネスパーソンとして仕事をする中で大事にしていることや考え方はありますか?

何かを学ぼうとすることは常に大事にしています。
私は35年以上IT業界にいるので、それなりに知識や技術は持っていると思っています。

ですが何歳になろうと、人生常に勉強ではないでしょうか。

スマートフォンやブロックチェーンなど、10年前までは考えられなかった技術が登場し、世界のあり方を大きく変えています。そしてその流れは今後も続くでしょう。

そのため常に何かを学び続けなければ、いつの間にか社会に置いていかれてしまい、
社会から必要とされなくなってしまいます。

59歳になった今でも日々学ぶことがあるので、仕事は止められないですよね。

―人生常に勉強。非常に身に染みるお話しです。では35年エンジニアとして仕事をしてきた経験から、エンジニアとして大成するための究極の肝を一つ上げるとしたら何でしょうか?

非常に悩ましい質問ですね笑
色々と考え方はあると思いますが、
個人的には何でも良いので自分の得意分野を作ることが大事だと考えています。

自分はこの分野の話はできるとか、この分野は負けないとか、
そういった分野をまずは一つ持つべきです。

これは私の実体験なのですが…
アプリ開発からインフラのチームに異動になった際、
私はインフラについては何も知らない人間でした。

何から勉強するかというときに、データベースの勉強を始めたのです。
そしてデータベースについてある程度理解が深まると、
「データベース領域は鈴木に聞けば大丈夫」といった状態を作ることが出来ました。

そうすると、お客様から頼っていただけたり、評価をいただけたりします。
そこからまた更に、仕事が広がっていったのです。

―その連鎖を繋げていく、といったイメージでしょうか?

まさに、おっしゃる通りです。

得意分野を1つ作れば、その周辺の技術領域も見えてきます。
そのため今度はその周辺領域を徹底的に学び、得意分野としていきます。

するとまたその周辺の技術領域が見えてきますので、そこを自分の得意領域にしていく。
これを繰り返していくんですね。
結果的に、複数分野に跨る高度な知識や技術を有したエンジニアになることが出来ます。

この連鎖を生み出し、1つ1つの分野を着実に深めていくことがエンジニアとして大成するための近道だと思っています!

―ありがとうございます!では最後に、面談をどんな場にしていきたいか教えてください!

その人がどういう人なのか、人となりを知りたいですね。

もちろん技術力が高いに越したことはありませんが、
どんな考えを持っているのか、どんな話をしてくれるのか、そんなことを知れる場にしたいですね。

もちろんソネオスのことも知っていただければ嬉しいです。

―ありがとうございました!

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