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こんにちは。株式会社SORAMICHI CXコンサルティング部の浅利です。
2026年6月に中途入社しました。この記事では、私がSORAMICHIに入るまでの経緯と、入社して見えてきた「CXコンサルタントの仕事のリアル」について書いてみようと思います。
1. 自己紹介 ― 「価値あるものを届けたい」が原点
学生時代は映画を学び、スペインへの交換留学や映画配給会社でインターンをしていました。そこで芽生えたのが、「優れた作品や商品が持つ価値を、届くべき人にきちんと届けたい」という想いです。
一方でインターンでは、興行データの分析と実際の施策との結びつきが意外と緩い、というもどかしさも感じていました。せっかくデータがあるのに、打ち手に十分つながっていないように感じていました。「価値を届けたい」という想いと「データと施策をつなぎたい」という問題意識。この2つが、いま思えば私のキャリアの出発点でした。
「データはあるのに、価値が届くべき人に届いていない。」のちに知るSORAMICHIは、まさにこの距離を埋めることを仕事にしている会社でした。
2. 前職での経験 ― POSデータを武器にしたアカウントエグゼクティブ
新卒では高級洋酒を扱うメーカーに入社し、約1年間、アカウントエグゼクティブ(担当顧客と長期的な関係を築きながら提案を行う営業職)として働きました。
夏前からは基本的に一人で、販売代理店とその先の優良顧客を担当しました。担当エリアは前任者がしばらく置かれていなかった、いわば未開拓の土地です。土地勘のない状態からのスタートだったので、まずはPOS(販売時点情報)データの分析から始めました。データから優良店を特定し、販売代理店が関係を築いている店舗の売上推移をウォッチしていきました。
そこから確立していったのが、月次のサイクルです。月次報告の場で販売代理店にBI(データ可視化ツール)を用いたレビューを行い、そこで発見した課題と、その要因となっている顧客へのアプローチを続けました。施策で効果を上げ、その積み重ねで信頼を築いていきました──。
信頼関係ができてくると、動きも変わってきます。いちばん嬉しかったのは、売上が急に「はねた」店舗をデータから見つけたときのことです。販売代理店にデータを見せながら質問すると、必要な情報の追加や支援を引き出せました。そこからヒアリングを重ねて勝機があると見込み、販促を仕掛けた結果、他社製品からの大幅な切り替えが実現しました。その店舗は、販売代理店の顧客の中でも上位に躍り出ました。
データで兆しをつかみ、レビューで課題を共有し、施策で動かし、成果で信頼を積む。 私が一つのエリアで小さく回していたこのサイクルを、ウェブとデータの力でクライアントの事業規模で回す。それがSORAMICHIのCXコンサルティングだと、のちに転職活動で知ることになります。
3. 転職を考えたきっかけ ― 「手の届く範囲」の限界
手の届く範囲で、売上は着実に伸びていきました。ただ、業界全体として成熟し、伸びが緩やかになりやすい局面に入っているように感じる場面もあり、自社としてもこれまでと同じ前提では難しさが増しているように思うことがありました。
酒類業界は若者のお酒離れが叫ばれ、それを実感する機会も多くありました。活動を通じて個人的には、メーカー同士の競争は過激化しており、飲食店もその影響を如実に受けているという印象を受けました。その一方で、EC・通販は伸びている印象があり、「若年層の顧客と今後どう接点を広げていくか」という前向きな課題も感じていました。
もうひとつ感じていたのが、マーケティング施策と営業の距離です。既存顧客との関係性を軸にした営業が中心となる構造では、マーケティング施策と現場の営業活動が連動しにくく、施策が数字にどのような影響を与えたのかも現場には見えにくいことがあると感じていました。これは特定の会社の問題というより、業界に広く見られる構造なのかもしれません。
折しも、データ活用やDXの必要性が叫ばれて久しい時代です。それでも現場では、データと施策、施策と営業がつながりきらないと感じる場面がありました。さらにAIの急成長によって、データを活かして顧客体験を磨き続けられる企業と、そうでない企業のギャップは、いまも大きくなり続けているように思います。前職で私が見ていた構造は、その一例だったのかもしれません。
一店舗ずつ足を運ぶやり方を、私は好きでした。ただ、この構造の中で自分が影響を及ぼせる範囲には、はっきりと限界があるとも感じていました。伝統を持つ企業がその不変の素晴らしい商品を通じて提供できる価値はより多くの人に届くに値する。それをウェブとデータの力で、もっと広範囲に支援したいです。 そう思うことが増え、転職を決意しました。
4. SORAMICHIとの出会いと決め手
転職活動で複数の会社を見る中で、SORAMICHIには「マーケティング領域における包括的なソリューション」と思える機能と体制が備わっていると感じました。つまり、私の志向と大きく重なっていたのです。
その確信を深めたのが、部門長との面談でした。マーケティングの力によって広範囲に影響を及ぼせること。営業とマーケティングに連動性を持たせられること。上流の戦略から下流の実行まで案件が幅広くあること。そしてベンチャーながらパートナーが充実しており、ただ手を広げているだけではないこと。前職で感じていた「施策と営業の距離」を埋められる場所だと感じました。
そして入社を後押ししたのが、パートナー企業以上に「人」です。実際に働くパートナー先輩方の水準が高く、未経験でジョインしてもこの方々から学べば基礎を確立できる、と確信できました。大手総合ファームのCX部門なども検討しました。ただ、規模の大きな組織では分業が進み、戦略なら戦略、実行なら実行と、担う領域が細分化されがちなケースも多いように思います。少数精鋭の環境で戦略から実装・運用までを横断しながら、技術を身近に吸収したい──その気持ちが勝りました。
振り返れば、アカウントエグゼクティブの仕事──顧客との長期的な関係構築、ヒアリングによる要件定義、戦略立案、施策立案──は、CXコンサルタントと地続きです。まだまだこれからですが、キャリアがつながっている感覚があります。
5. 入社して感じた、CXコンサル部の環境
初月はオンボーディング研修と、参加する案件の見学からのスタートでした。そこから徐々に業務を引き継ぎ、現在は2つの案件に携わっています。
1つは、CXプラットフォーム「KARTE」を活用した施策運用案件です。施策管理表の更新や定例ミーティングのディレクションを担当しています。もう1つは金融機関での常駐案件で、GTMやGA4を用いたマーケティング施策のサポートを中心に、行内支援を担当しています。
まだ始めたばかりですが、心強いのは先輩方のディレクションが明確なことです。業務理解や言語化が追いついていなくても、明晰な指示や指導をしてくださるので、安心して手を動かしながら学べています。
また、前職で培ったヒアリング力がそのまま活きるという実感もあります。コンサルタントは複数の案件に並行してアサインされるため、クライアントごとに異なるビジネスモデルや課題を素早く明確にすることが求められます。データを見せながら質問し、必要な情報を引き出していた前職の経験が、キャッチアップの速さや要件定義の精度につながっている感覚があります。
働く環境について付け加えると、出社とリモートのハイブリッドの塩梅がちょうどよく、集中とコミュニケーションのバランスが取りやすいです。AIの導入にも積極的で、先輩から直接指導をいただけるのはもちろん、マニュアルや指導書が常に刷新されているため、AIが質の高いデータを参照でき、具体的な伴走と実行までできます。「人からもAIからも学べる」環境だと感じています。
6. さいごに
まずは担当している業務の質を高め、クライアントに安心して任せていただける存在になること。SORAMICHIには業務に関する資格取得支援制度も充実しており、多岐にわたる専門分野があるので、それらを活用・模索しながら自分の専門性を見つけていきたいと思っています。
そしてゆくゆくは、学生時代から抱いてきた「優れたものの価値を、届くべき人に届ける」を、データと施策の力でクライアント規模で実現できるコンサルタントになりたいです。
前職の私のように「手の届く範囲」の外にもっと届けたいと感じている方にも、大手ファームで細分化された領域の先に、クライアントの全体像を見たいと感じている方にも、SORAMICHIという選択肢が届いたら嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。