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【インタビュー】社外監査役・岡本杏莉さんに就任にあたっての思いを伺いました

こんにちは。スペースマーケットの平井です。

今回は、2018年3月に新しく社外監査役に就任された2名のうちの1名、岡本杏莉さんにインタビューさせていただきました。

弁護士というキャリアから、株式会社メルカリで法務やIRを担当、そして今回スペースマーケットの社外監査役に就任された、その思いを伺いました。

岡本杏莉(おかもと あんり) 日本/NY州法弁護士。慶応義塾大学法学部卒業。
西村あさひ法律事務所に入所し国内・クロスボーダーのCorporate/M&A案件を担当。その後Stanford Law School(LL.M)に留学、NYの法律事務所にて研修。
2015年3月に株式会社メルカリに入社。日本及び米国の法務を担当。また、2016年3月・2018年3月の大型資金調達、及び2018年6月のIPOをはじめとするFinance/IRを担当。加えて個人でスタートアップ等へのリーガルアドバイスも行う。2017年12月には法律事務所ZeLo及びリーガルテック領域のスタートアップ企業であるLegalForceに参画。


平井:岡本さん、本日はよろしくお願いします!まずはじめに、これまでのご自身のお仕事や、今回の監査役就任のきっかけを教えていただけますか?

岡本:よろしくお願いします。元々は、西村あさひ法律事務所で、M&Aやコーポレート関連の案件を中心に、国内・海外案件含め、弁護士として様々なお客様を担当しておりました。

その後スタンフォードのロースクールに留学し、NYのローファームを経て帰国し、メルカリにジョインしました。メルカリでは、資金調達やIPOにメイン担当として関わり、法務に加えてファイナンス・IRも担当しております。ただメルカリに社員として所属しながらも、個人の弁護士としての活動は続けてきており、それで今回のようなお声かけをいただきました。

平井:今回の打診を最初に聞いた時は、どう思われましたか?

岡本:社外監査役という立場は、会社への関わり方としては非常に興味があったので、ぜひやらせていただきたいと思いました。初めての経験にはなりますが、今までの経験を生かしつつ様々なところから学び、チャレンジしていきたいと思っています。

アメリカで見た、シェアリングエコノミーの将来性と、社会課題解決への思い

平井:スペースマーケットからの打診を受諾いただいた理由というのは、主にどんなところでしょうか?

岡本:はい。やはりシェアリングエコノミーの将来性というものを強く感じ、非常に興味があったからというのは大きいですね。

アメリカに留学している時、UberやAirbnbといった、シリコンバレーから生まれたシェアリングエコノミーのスタートアップが世の中を変えていっている様子を目の当たりにしました。今までBtoCしかなかった産業を、CtoCの形でもできるようにしたことで、社会構造が変化しているなと感じました。シェアリングエコノミーは、このように世の中の仕組みを変えるインパクトがあり、そして既存の課題を解決する社会的意義のある産業だと、衝撃を受けたことを覚えています。

平井:なるほど。アメリカの様子から、シェアリングエコノミーの可能性を感じたということですね。

岡本:そうですね。あとはこれは私がそもそもスタートアップに興味を持った理由とも繋がるんですが、向こうってすごく起業に対する発想がシンプルなんです。これって解決すべき課題だよね、じゃあその課題を解決するために起業してビジネスを起こそうっていう、考え方がすごくシンプルで、だからこそすごく共感できるんです。

平井:なるほど。そのあたりが、岡本さんのスタートアップへの思いのポイントなんですね。

岡本:そうですね。スペースマーケットのビジネスも、場所を必要としている人がいるのに供給が足りていない、一方でそれを提供できる人がいる、じゃあ新しい仕組みを作ってその問題を解決しようっていう、シンプルだけどとても大切な思いからスタートしてますよね。そういった創業背景はすごく素敵だし、応援していきたいなと思いました。

あとは、スペースマーケットは、遊休資産の有効活用で社会課題を解決するっていう大きなミッションの会社ですけど、実際のサービスのスペースはすごく面白い、新しい使われ方をしていることも魅力だと感じました。こんな場所で!?っていうところで若い子がパーティーしてたり、インスタ映えする写真を撮っていたり。当初想定されていなかった使われ方もたくさんありますよね。

CtoCのプラットフォームサービスならではかもしれませんが、ユーザー側がどんどん新しい使い方を生み出していっている、ユーザー主導でサービスが進化していっているというのは、非常に今後の成長の可能性を感じます。これからもどんな風にユーザーがサービスを楽しんでいくのか、とても興味があります。

弊社CEO、重松と。重松との出会いは、「シェアリングエコノミーの法制度や仕組みづくりについて考えよう」という内容のハッカソンだったそうです!

法律事務所、メルカリ社員、社外監査役。自分らしい新しい関わり方と、今後の成長のかたち

平井:岡本さんは弁護士として活動しながらメルカリに所属し、そして今回弊社の監査役と、本当に様々な形で会社に関わっていらっしゃいますね。

岡本:そうですね。元々は法律事務所の弁護士だったので、クライアントにそれぞれの課題に応じたアドバイスするという、外部からの目線で会社の経営に関わっていました。ですがメルカリでは、会社の社員としてプロジェクトを進め、その過程で外部のアドバイスをいただきながら進むという、全く逆の経験をしました。外部の立場も、内部の立場も、どちらもそれぞれ違った楽しさややりがいがあり、両方の関わり方を続けていくことが、私にとって新たな成長や新しいチャンスに繋がると思っています。内部と外部、両方の立場の働き方の両立は今後も続けていきたいです。

平井:今回の社外監査役というのはまた新しい関わり方ではありますが、今までの外部・内部、両方の経験が生かされそうですね。

岡本:そうですね!まさに今までの弁護士としての経験と、メルカリでの経験、両方を生かせる立場であると思います。なので両方を経験した今お声かけいただいたのは、とても良いタイミングだったと思っています。

メルカリで社員としての視点を持ったことで、社外のアドバイザーにどういったアドバイスをして欲しいか、どういった立場でいて欲しいか分かってきましたし、逆に外部の視点で、内部の人が気づきにくい点なども見えてきました。スペースマーケットの社外監査役ではどんな風に役に立てるのか、まだまだ勉強中ではありますが、様々な角度から組織を見て考え、自分らしい形でアウトプットしていきたいと思っています。

平井:岡本さんらしいアウトプットですか。岡本さん自身は、今後ご自身の働き方というか、活躍の仕方はどのように考えられてますか?

岡本:うーん、具体的なところが見えているわけではないのですが、自分が楽しい、面白いと思えるサービスや企業に関わらせていただき、様々なインプットとアウトプットをサイクルとして繰り返していくことで、自分ができる社会への貢献の幅を広げていきたいと思っています。弁護士のような外部からのアドバイスでお役に立てる場合もあれば、メンバーの一員としてコミットする場合もあり、またそれ以外の立場もあるかもしれませんね。

資格や経験を生かして様々な立場で様々な組織に役立てることが、私自身の強みになっていくと思いますし、より高いレベル・広い範囲でそれを実践していける自分自身を目指していきたいです。


岡本さん、ありがとうございました!

岡本さんならではの知識や経験を、ぜひスペースマーケットでも生かしていただきつつ、今後の自身の目指す活躍の仕方に繋げていただきたいです。

では本日はこの辺りで。次回もよろしくお願いします!


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