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【インターンレポートvol.6】私が防災を志す理由とスペクティの魅力

はじめまして、立命館大学大学院政策科学研究科に通う鰐部貴之です。

6月末より、スペクティPRチームにインターンとして所属しております。
コロナ禍により、大学院・スペクティともに、名古屋より完全リモートでやらせていただいています。

私は大学時代、東北被災地を訪れる活動を通じて、防災・危機管理分野に携わりたいと思うようになりました。そしてそれは、現在の大学院進学やスペクティにジョインするきっかけにもなっています。

今回は、東北の被災地を訪れるようになった背景や経緯に触れながら、スペクティとの“ご縁”
なぜスペクティにジョインしたのか、スペクティにはどんな魅力があるのかについてご紹介します。

私の原点-3.11 現地でただ見つめることしかできなかった無力感-

2011年3月11日 東日本大震災、これが私の原点です。(当時 中学1年生)

連日報道される被災地の状況、救助活動をする国内外の救助隊、支援活動をする民間団体、
「私も現地で何か力になりたい」 そんな思いを秘めながら、ただテレビの画面を見ていることしかできませんでした。

約半年後、生徒会の被災地支援活動の一環で、甚大な被害が出た宮城県石巻市を訪れた際、
そこで見た光景が、まるで紛争地域で見る空爆された市街地のようで、日本にいるとは思えず、大きな 衝撃を受けました。

訪問の目的が「現地中学校との交流」ではあったものの、被災地を眺めながら、自分に何ができるのかを考えました。
しかし、何も見出すことができず、半年前と同様、ただ見つめることしかできない自分への無力感でいっぱいになりました。

この時の思いは、その後様々な場面で、大きな原動力となります。

大学で東北スタディツアーを企画 -“自分にできること”で貢献を-

石巻への訪問後、“何か行動したい、...けど何ができるのか” そんな悶々とした日々を送りました。

そんな中、地域活性化ボランティアなどに参加するきっかけがありました。
そうした活動をする中で、まずは “今の自分にできること” で貢献しようと思うようになりました。

大学進学後、所属した国際ボランティアサークルでは、『東北スタディツアー』なる防災学習×旅行を新たに企画しました。

「“あの時”何もできなかった分、今の復興に関わりたい。自分にできることはないか。」
そんな思いから始めたものです。

大学4年間で8回東北を訪れることになりましたが、回を重ねるごとに、防災分野への関心と、携わりたいという思いが、次第に強くなっていくのが自分でもわかりました。

その第一歩として、救急救命講習を受けたり、災害対応や危機管理に係る分野の勉強をするようになり、卒業する頃には、防災士や危機管理士の資格を取得しました。

そして、より防災について専門的に学びたいと思い、大学院への進学を決意しました。
現在は震災遺構の保存活用に関する研究をしています。

これからも知識を増やしながら、経験を通じた学びをしていきたいと考えています。

ビジネスとして防災に関わりたい -防災ベンチャー スペクティ を知る-

学部生の時から、防災に関わる企業に関心があったのですが、調べて出てくるのは、大手の建設・土木系の会社が大半でした。

事業自体に関心はあったのですが、「一事業としてではなく、防災を軸にした企業で働きたい」という 想いが強く、実際には“何か違う...おもしろくないなぁ”と感じていました。

大学3年の時、夕方にテレビを見ていると、「行政が『SNS情報を災害救助に活かす』取り組みをしており、実際災害救助に繋がっている」という特集が放送されていました。

どこの会社かまでは憶えていませんでしたが、「こういう形で人の命を助けることもできるのか!」という驚きと、「将来この会社のような、防災で人の命を守れる仕事をしたいという想いが沸き上がってきました。自身の志を認識した瞬間でした。

その後、大学院に入学して、インターンシップを探していた時、たまたまWantedlyから、スペクティを見つけるに至りました。

スペクティに惹かれた3つのポイント- 代表の想い・画期的なサービス・主体的に働ける環境-

①代表村上さんの想い
まず最初に惹かれたポイントは、会社設立の原点が「東日本大震災」だったことです。
私もあの震災に大きく影響された一人として、また防災に携わることを志した一人として、設立の経緯に共感し、胸が熱くなりました。

代表の村上さんは、被災地を訪れて課題を的確に見出し、行動しました。
スペクティのミッション “世界のあらゆる『危機』から人々を守る”に村上さんの熱く堅い決意から来ていると感じ、村上さんの会社で働いてみたいと思いました。

②画期的なサービス
スペクティは、AIを活用し、SNSや道路・河川カメラ等のビッグデータから災害・危機管理情報をリアルタイムで発信するサービスを提供しています。

多くの自治体や企業において、メディアや専門機関が発信する災害情報は、災害時の主要な情報源の一つです。もちろん情報源として必要不可欠ですが、一方で広域・マクロなものが多く、タイムラグが発生してしまうという課題もあります。

スペクティによる、SNS等を通じた画像・動画などのリアルタイムな情報は、被害を最小限に留める初動対応に非常に有用です。

東北でのスタディツアーを通して、「個人が災害を自分事として捉えること」の重要性を痛感しました。企業や自治体が、スペクティの情報をきっかけに、より能動的に災害対応をしていくことは、個人の意識の変革につながるのではないかと思います。

③主体的に働ける環境
募集要項の「業務のすすめ方」に明記されていた、“目的やマーケティング戦略などを噛み砕いて説明し、背景を理解したうえで業務いただく”という一文は、応募する上で大きな後押しとなりました。

私も、幹部としてサークル運営をしていた時、認識や理解のズレによる作成ミスを防いだり、自分には 至らなかった新しい何かを見つけることができるとの考えから、同じことを重視していたからです。

インターンであっても、自分の頑張り次第で、会社に貢献しやすい環境だと思いました。

あっという間にスペクティに魅了され、急いでプロフィールを作成し、応募しました。
(オフィスの格好良さも理由の一つです。)
ちなみに、先述のTV特集がこの会社のサービスだと、面談での会社紹介で気づく私でした。

実際にスペクティでの業務を通じて -驚きと感謝-

社員さんの防災・危機管理への高い意識

リモートワークが進み、社内コミュニケーション等課題を抱える企業も多い中、様々な情報を相互発信・共有している様子から、社員さん一人ひとりの意識の高さを感じます。

例えばSlackでは、部署の壁を越えて、防災に係わるニュースや、様々な業界・分野の危機管理に係る情報等の共有が頻繁にされています。また、今後どのようなサービスを提供すべきかなどの議論も活発です。

他にも、スペクティのサイトに掲載されているCOO根来さんが作成したレポートやコラムは、社内でも広く共有され親しまれています。

リモート勤務でも働きやすい

名古屋からリモートで業務させていただいていますが、わからないことや相談事もSlackやGoogle Meetですぐに対応いただけるので、リモートでも非常にスムーズに業務にあたることができます。

募集要項にあったとおり、任せられた業務の背景や目的・意図などはしっかり共有いただけます。
作成した資料に社員さんの修正が入った際には「なぜそのように修正したのか」といった理由などもフィードバックいただけるので、あらゆる業務の場にも落とし込んで取り組むことができます。

そうした円滑なリモートワーク環境や、すぐに質問や相談を投げかけられる空気が作られているので、 チャレンジングな姿勢で取り組むことができ、質の高い、深みのあるインターンシップをさせていただいています。

また、“スペクティの一員”としての自覚をもって働くことができるので、働いていて非常に楽しいです。
自分の業務が新規契約に繋がるかもしれないと思うと、日々ワクワクする思いです。

これからも、初心と志を忘れず、お仕事させていただきたいと思います。

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