デジタル広告コミュニケーション事業を行うスパイスボックスでは、現在営業プロデューサーを募集しています。今回は、プランナー兼採用広報の保坂が、営業プロデューサーとして様々な広告案件のプロデュースや新規事業推進などで活躍している角田和樹(つのだ かずき)をご紹介します。スパイスボックスが掲げるMissionやValue(※)と呼応するように「カルチャーを愛し、Storytellingに惹かれた人生」と語る彼。若手ながら、会社の未来を担う大きな挑戦を続ける角田にインタビューしました。
(※)
・スパイスボックスのMission(私たちは何のために存在しているのか)
Storytelling Update https://www.spicebox.co.jp/
・スパイスボックスのValue(私たちは何を大切にして、どう行動するのか?)
『イシューを捉え、カルチャーを愛し、創造と成功を楽しむ。』
社会が共通に抱える、問題意識とニーズを常に捉え、人類が古来より築き上げ、進化し続けるカルチャーを愛し、生活者と顧客に真摯に向き合うことで、ゼロから物事を成す創造と成功を心から楽しむ。
「ザ・ローリング・ストーンズのライブに衝撃」 音楽・映画・ファッションが形成した幼少期
子どもの頃は、絵に描いたようなサッカー少年でした。それと同時に、音楽好きの父と叔父の影響もあって、音楽・映画・ファッションなどのカルチャーに囲まれて育ってきました。特に僕がこの3つの分野に興味を持ったのは、その“時代の空気”に対して個々のアーティストや監督、デザイナーが出したアンサーが色濃く表れていると感じたからです。時代の空気(流行、歴史的な出来事、問題意識…etc.)に対する、さまざまな人のさまざまな反応が音楽や映画、ファッションなどの形になって、今度は新たなカルチャーを作っていく」、その事自体がオモシロイって思ったんです。
そのようなことに興味を持ち始めたきっかけは、中学時代に叔父に連れられて行った、イギリスのロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」の来日公演です。ライブでは、60歳近い自分の父親と同じような年齢のミュージシャンが、音楽を通して全力で自分の思いを表現していました。
その時に聞いた忘れられない曲は、「Tumbling Dice」(ダイスを転がせ)(https://www.youtube.com/watch?v=tB4uaGYTPnw)です。ストーンズのメンバーは、当時もすでに60歳を超えていて、「そろそろ引退か?」なんて揶揄する声もありました。そんななかで、「俺達はまだまだお前らを転がしていくんだぜ」ということを音楽で表現して、それに“おじさん”たちが目をキラキラさせて応えていて(笑)その時、まさに今目の前でカルチャーが積み上がっているんだって感じて鳥肌が立ちました。
当時はうまく言葉にできていませんでしたが、今、スパイスボックスが掲げている「Storytelling」に惹かれていたんだなって思います。そんな感じで、子どもの頃からずっと「世の中の空気をキャッチアップしながら、それに呼応するアンサーを音楽、映画、ファッションなどで表現してみたい」と思っていました。
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「死ぬときに笑って死にたい」 やりたいことを突き詰めた結果、スパイスボックスへ
大学時代は、社会やデジタルに関するコミュニケーションについて学んでいました。そして、いよいよ就職活動となった時に改めてこれからの人生について考えました。今でも変わらない自分の軸は、“やり残したことや悔いなく笑って死にたい”というもの。そこから、「40年も続ける仕事だから、やりたいことの延長線上にあることをやろう」と決めました。
自分のやりたいことは、もちろん、時代の空気に呼応してそれに対するアンサーをなんらかの形にして表現する仕事。僕なりの言葉で言うなら、「Storytelling」を通じて世に思いを表現する仕事です。興味があったのは、音楽・映画・ファッション業界ですが、何か1つの分野に絞ってしまうと、アウトプットが絞られるような気がしました。そこで興味を持ったのが広告です。広告であれば、分野に縛られずにアウトプットを出せると考えました。
何社か受け、スパイスボックスに内定をもらったあと、社内のフットサル大会に誘われて今副社長をしている物延と会ったんです。物延も映画や音楽などカルチャーが好きなんですが、フットサル後の懇親会で、最近観た映画の感想を言い合ったり、音楽が伝えたいメッセージを考察したりと、周りの人たちそっちのけで共通の趣味で盛り上がりました。
次なる挑戦でアジアへ。音楽・映画・ファッションをはじめとした幅広い分野で新たな「Storytelling」に挑戦
スパイスボックスに入社後、1〜2年目は営業プロデューサーとして運用型広告をメインに担当していました。その後、希望を出して3年目にはコンテンツ制作に携わるプランナーに、4年目からは再び営業プロデューサーとして働いています。
現在スパイスボックスが強みとしているのは、主にSNSなどのソーシャルメディア上で企業やブランドの好意や共感を醸成する施策です。スパイスボックスでは独自のソーシャルリスニング(※)ツールを持っていて、SNS上の生活者の口コミや行動データ(どんな記事に「いいね!」が付いているか、どのくらいついているか等)を分析することができます。この独自の手法によって、生活者の生の感情や行動をリアルタイムで広告コミュニケーション設計に活かすことができます。
そう考えると、ストーンズのライブで衝撃を受けて以来、自分がやりたいと思っていたことを今、企業の広告コミュニケーション作りという形で実践できていると思っています。昔憧れた、人々のアンサーの集積がカルチャーを生み出す、その瞬間に立会う…そんな経験が少しずつですが出来ている気がします。
今後チャレンジしたいことは、自分の原点である音楽・映画・ファッションの分野で「Storytelling」に挑戦をすることです。子どもの頃から抱いていた「世の中の空気をキャッチアップしながら、それに呼応するアンサーを音楽、映画、ファッションなどで表現してみたい」という夢を実現したいですね。
現在進行中なのですべてはお話できないですが……その第一歩として、スパイスボックスのアジア進出事業を担当しています。
今、中国のメディア環境が面白くて、特に中国でのビジネス展開を担当しています。
ご存知の通り、中国は世界一の人口です。そんな彼らがどこから情報摂取をしているかというと、スマホやネットが主体で、日本とは異なりマスの影響力が弱い状況なんです。更に、ソーシャルメディアの滞在時間は日本の2〜3倍。ソーシャルメディア上で、人から人に語られるコミュニケーション(=エンゲージメントコミュニケーション)が、日本では考えられない規模感で行われており、非常に面白いんです。
そんな背景を受けて、日本企業のブランドメッセージ/商品・サービスを、ソーシャル上で共感を生みながら拡げていく、エンゲージメントコミュニケーションのプランニング/プロデュースを行っています。
(※)ソーシャルリスニング:SNS上の生活者の口コミや行動データを分析すること。
(※)インフルエンサー・マーケティング:「PR表記」をつけた上で、TwitterやInstagramなどのSNS上で影響力を持つ人物(=インフルエンサー)の投稿を介して情報を広めるマーケティング手法。
マネジメントにも挑戦。「部下の成長が自分のことのように嬉しい」
また、昨年度からマネージャーになり、チームをマネジメントすることになりました。若手メンバーが多いチームですが、団結力は会社一だと思っています(笑)。切磋琢磨しながら目標に向かって邁進しています。部下が成長して結果を出し始めていることが、自分のことのように嬉しいですね。
今は少数精鋭のチームですが、新しい人を迎えたいと思っています。スパイスボックスのミッション・ビジョン・バリューに共感して、カルチャーを愛する人とぜひお会いしたいです。また、どんどん新しいことに挑戦する風土があるので、失敗を恐れず認められ、挑戦する意欲にあふれている人と一緒に働きたいですね。
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スパイスボックスの“19新卒含むポテンシャル採用”のテーマは「語ろう」。現状のスキルで判断するのではなく、大切にしている価値観を共有できるたくさんの仲間に出会いたいと思っています。選考過程や座談会を通して現場の若手からリーダー、経営層までじっくり語り合える場を用意しています。ご興味のある方は、ぜひ以下募集をご覧ください!
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