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大学院退学を選んで、創業間もないスタートアップに入社した男の話

はじめに

こんにちは。2016年9月に株式会社スタメンにインターンとしてジョインし、2017年1月から正社員として働くことになった松谷勇史朗です。私がスタメンに出会うまで、そしてインターンを通して入社を決めるまでの経緯を自己紹介のついでに振り返らせてもらいます。

ITの世界との出会い

私がITの世界を知ったのは、2016年2月頃です。当時私は名古屋工業大学で半導体の研究をしていました。研究内容はITと関わりが一切ありませんでしたし、特にITに興味を持っていませんでした。そんな時、同じ学科の友人がとあるWEBサービスを作ったと言い見せてくれました。ITの知識が全くない私からすれば、その完成度に驚きを隠せなかったと同時に、サービスを自分の手で一から創り出し、世の中の問題を解決しようとしている友人をとても羨ましく思ったことを覚えています。翌日の朝、貯金を全額降ろし、ヤマダ電機でMacBook Airを購入しました。購入した月はお金が無くなり、ガスが止まって風呂に入れず、大学の体育館でシャワーを浴びていたことがいい思い出です。これがITの世界との出会いとなります。

初めてWEBサービス(?)を作る

MacBook Airを購入して一ヶ月程経ったころです。私と友人で学生向けのサービスを作ってみました。どういうサービスだったかというと、名古屋の全ての大学のサークルのビラのまとめサイトです。とにかく足を使って全ての大学の入学式に行き、新入生に扮して泥臭くビラを集めました。女子大のビラを回収するときはかなり痛かったことを覚えています。そして、約千枚のビラを仕分けスキャンし、ホームーページにアップロードするだけというド素人の作品でした。情報を発信していくと技術に精通した色々な方々からクソコードだと激励の言葉を頂くこともありましたが、一方、便利だと喜んで使ってくれる人もいました。ここで初めて、エンジニアの世界の厳しさと、人に価値を提供する喜びを知り、ITの世界にのめり込んでいくことになります。またこのサービスで微小ながらお金を発生させることができ(たったの500円)、もっと本格的にサービスの立ち上げから運営をしてみたいと考えるようになりました。

やると決めたら環境を変えるだけ

人間、意志を固めること程無意味なことは無いと思っているので、本気でやろうと思ったなら環境を変えるしかないと思っています。それで私は、まず大学のプログラミング部の門戸を叩きました。修士一年から入部する人は普通いませんが、部員の皆さんが快く受け入れてくれました。ありがとうございました。またIT関係のイベントにも顔を出すようになりました。そこにはプログラミング経験が豊富な名古屋のトップレベルの学生エンジニアがたくさんいました。そういった環境の中で、私は最もプログラミング能力が低く、常に劣等感にさらされる状態が続きましたが、これこそが私の求めていた環境でした。自分の弱さや問題に誠実に向き合い、一切妥協せずに克服できたとき、大きく成長できるんだと信じているからです。逆に自分の土俵から一切出ずにふんぞり返っていると、世界を広げるチャンスを狭めているようで勿体無いと感じます。今まで自分を変えた魔法は安全圏の外にありました。なので私はこれからも自分の安全圏を出て、恥をかいてでもチャレンジを続けていきたいと思っています。

株式会社スタメンとの出会い

IT関係のイベントに何度か顔を出していたら、株式会社スタメンという、創業間もないベンチャー企業のオフィスお披露目パーティーに誘って頂きました。スタメンは、会社というコミュニティの中においてコミュニケーションを生み出す福利厚生サービス「TUNAG」を作っている企業です。スタメンの雰囲気を感じてなんとなく一緒に働いてみたいなと思いました。私の働きたい条件としては色々ありましたが、特に二つありました。一つ目は、私の持てる全リソースを全て注いでもいっぱいにならないような仕事を任せてもらえること。二つ目は、サービスの立ち上げ段階から運営の経験ができることでした。スタメンはまさにこの二つの条件を満たしていたので、是が非でも働きたいと思いました。自作のWEBアプリを提出し、面談の結果、インターン生として採用をしてもらえることになりました。

株式会社スタメンでのインターンが始まる

インターンが始まって、Ruby on Rails を用いた「TUNAG」の開発に携わりました。CTOの小林さんに私のレベル、またはそれ以上の仕事を割り振って頂いて、毎日頭がクラクラしながら帰宅していました。スタメンは創業間もないので、開発以外でも企画、営業、その他沢山の仕事があります。自分次第で、何にでも挑戦できる環境になっていました。そして、社員の皆さん全員が今まで社会で結果を残してきたとても優秀な方々です。ランチを一緒に食べる時間でさえ、学びしかありません。今なら特に、アーリーステージのベンチャー企業だからこそできる経験があります。全て私にとって刺激的なことで、ここまでゾクゾクできた経験は今までなかなかありませんでした。一つのことに夢中になると、他のことが頭に入ってこない私は、このまま学業と両立させながらスタメンで働くのは不可能だと感じました。特に、創業まもない時期の経験はまさに今しかできなく、もし大学院を卒業するまでの一年半という、変化の激しいIT業界では あまりに長すぎる期間を待っていたら、スタメンはもうとんでもなく遠くへ行ってしまうのではないかという焦燥感を感じました。なので、大学を休学しスタメンにフルコミットを決めるまでには時間はかかりませんでした。この時スタメンの社員の方々に相談せずに、勝手に休学してフルコミットをするということを決めてしまったので、迷惑をかけたかもしれません。

今年1月から株式会社スタメン7人目の正社員に

2016年の12月、「TUNAG」のベータ版リリース時期の忙しい頃だったと思います。ランチにCEOの加藤さんとCTOの小林さんとランチに連れて行ってもらった時です。これからどうしたいと聞かれて、私は一緒に働きたいですと答え内定が決まりました。私の人生初めての就職です。生活や仕事に大きな変化はありませんが、スタメンの社員として責任を持てること、素晴らしい仲間とスタメンという船に乗れることに喜びを感じています。「TUNAG」の大切にしているコンセプトの一つに「自分の会社が好きな従業員で溢れる会社は強い」というものがあります。ベンチャーで働いている人には多いと思いますが、私がスタメンで働き始めてから日曜の夜に憂鬱になるなんてことは一度もないし、むしろ金曜日になるともっと一緒に働きたいという欲がでてくるほどです。このように会社のことが好きで「TUNAG」という自社サービスを大切に思っていて、好きな人達と楽しく働けて、これから成長していくベンチャーの中で自分の成長も感じられるという状況は、まさに一人ひとりの従業員のモチベーションと生産性を大きく高めるのだと身を持って感じております。「TUNAG」という会社と社員のエンゲージメントを高めるサービスで、世の中に「自分の会社が好きな従業員で溢れる会社」を増やしていくというミッションの今一番おもしろい時。ここでやめる訳にはいきません。また、私はスタメン新卒入社第1号でもあります。親や友人に創業期のベンチャーなんてハイリスクだと心配されましたが、別に私はギャンブルをしているつもりは全く無いです。スタメンという会社を自分の目で見て、感じて、一緒に働いて、一緒に飲んで。自分の中で確信があったからこそ大学院をやめてスタメンに就職をするという選択をとれました。もし大企業もいいけどベンチャーにも興味のある学生がいたら、是非スタメンのインターンに来てみてください。実際に自分の目で見て、感じて、働けば、十分に就活する上での意思決定の手助けになると思います。色々と悩むのは行動した後で十分です。

自分の価値観とこれから

こうして振り返ってみると、新しい環境に飛び込んで挑戦し、その中で得たチャンスを確実に掴んだからこそ今があるのだと思います。友人のWEBサービスを見たとき、カッコつけて興味ないと言っていたらそこで終わり。MacBookの値段見てガス代払えないからまた今度買おうって思ったらそこで終わり。休学はちょっと。。って渋っていたら今の正社員という状況はありえません。今思えば些細なことですが、こういう目の前のチャンスを掴むか掴まないのかという状況は今までもこれからもずっとついて回ると思います。私は今まで一体何回チャンスを見逃してきたでしょうか。別に今に満足して自分を肯定できれば、辛い思いしてチャンスを掴みに行く必要は無いと思います。私が思うに、一番簡単に幸せ(ラク?)になれる方法は今自分が見えている世界で閉じることですから。つまり、なにも知らなければそれで幸せということですが、そういうのは私には多分無理です。極端な話、知らない幸福より知った不幸のほうが「幸せ」だと思っています。そして私は、承認欲求丸出しで、人と比較してしまうし、上へ上へと思ってしまいます。確かにキリが無いですが、今のところそれしか自分自身を納得させられないです。

いろいろ書きましたが、とにかく私は自分に正直に生きていたいです。三大欲求、承認欲求含めて。

一番ダサいのはできないことをさも興味ないように言うこと。だから「金を稼いでから世の中金が全てじゃない」と言いたいし、「高級外車に乗れるようになってから国産車でもいいじゃん」と言いたいし、「最上級な女の子を手に入れてから、内面が大事だよね」と言えるように頑張ります。

経験も技術もまだまだですが、毎日確実に積み重ねていき、スタメンが技術の面で他のIT企業に引けを取らないように頑張っていきます。これからも、今の仕事はもちろん、他の分野の仕事にも挑戦したいし、遊びも恋愛も筋トレも(日本一マッチョなエンジニア目指します)全て妥協無しで頑張ろうと思うのでよろしくお願いします。

こんな私は今、株式会社スタメンの開発チームの1人として、「TUNAG」の開発に携わっています。「TUNAG」は、会社というコミュニティの中においてコミュニケーションのキッカケを生み出します。チャンスは人が運んでくるというように、「TUNAG」を通して社内に多くの出会いや、コミュニケーションを生み出し、会社にいい流れを作っていきたいと思います。

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございます。最後にお知らせをさせてください。2017年1月13日に「TUNAG」のプロモーションページを公開しました。合わせて、「TUNAG」のコンセプト動画も公開スタートしています。スタメンが実現したいことをより知っていただけると思います。私も動画に出演しているので是非見てください。

TUNAGプロモーションページ

TUNAGコンセプト動画 興味をもっていただきましたら、サイトのお問い合わせページからご連絡いただけますでしょうか。

こんな私のいるスタメンに少しでも興味をもっていただけましたら、是非お話しをしませんか。こちらからご応募ください。ご連絡お待ちしております。

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