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ニット代表、秋沢社長を直撃! 第3回「やりたい」「やってみたい」をあきらめなくていい社会に

~ニット代表 秋沢社長の過去と未来 第3回~
「未来を自分で選択できる社会をつくる」をビジョンに、「『あなたがいてよかった』をすべてのひとに」をミッションに掲げる株式会社ニットは、そもそもどんな経緯で誕生し、これからどんな方向に向かっていくのか。

第1回、第2回では、ニット代表の秋沢崇夫さんの過去について語ってもらいましたが、今回は、ニットをどんな会社にしていきたいのか、ニットのメンバーに求めることを語ってもらいます。

第1回 人を動かす原動力は「未来をつくるワクワク感」
第2回 アメリカ横断旅行中のリモートワークで直感したこと

目次

・価値を発揮できる仕事や働き方を主体的に選ぶ
・理想と現実のギャップを埋めることは簡単ではない
・メンバーが着実に成長していける会社にしたい

価値を発揮できる仕事や働き方を主体的に選ぶ

—アメリカ横断旅行中にリモートワークをした経験が、ニット設立とHELP YOUのサービス提供につながるんですね。

アメリカでリモートワークをして実感した「自分で働き方を選択すればモチベーションが上がるし、私生活にもいい影響を及ぼす」ということを世の中に伝えたくて、HELP YOUの仕組みをつくりました。

HELP YOUは、リモートで働く在宅メンバーがチームでクライアントの業務をサポート・代行するサービスです。子育てや介護など、家庭の事情で、働きたくても思うように働くことができない女性のライフスタイルにマッチして、サービスが拡大していきました。でも、リモートで働くというのは、あくまで働き方の一つの選択肢であって、すべての人の働き方を改善している訳ではありません。ニットのビジョン「未来を自分で選択できる社会をつくる」を実現するためには、もっと多様な働き方や生き方に合った仕組みを考える必要があると考えています。

ーつまりこれから、新しいサービスを提案していこうと。

そうですね。これからは、フリーランスやパラレルワーカーなどのように、自分が最も価値を発揮できる仕事や働き方を主体的に選ぶことがより求められていくと思います。ニットでは、こんな仕事をしたいとか、こんな働き方をしたい!と望んだ人が、それを実現できる仕組みや土壌をつくっていきたいと考えています。

一人ひとりが「やりたい」「やってみたい」という自分の気持ちにもっと正直になって、自分の人生をハンドリングしていくことが当たり前になったらいいですよね。そうやって自己実現することで「あなたがいてよかった」と感謝され、自分の存在意義を感じられる。そんな社会をつくることを、ニットは目指しています。

理想と現実のギャップを埋めるのは簡単ではない

ーニットのメンバーには、どんなことを期待していますか?

ニットのメンバーには、働く時間、場所、領域を自分で選択して、コンディションを整えて最高の結果を出す、プロフェッショナルな働き方をしてほしいですね。それから、自分が納得できる働き方を選択し、誇りに思える仕事をしてほしい。一緒に働きたい仲間と働き、充実した人生を送ってほしいです。そんな働き方や生き方を世の中に示していくことが、ニットのメンバーの役割だと考えています。

新しい働き方を選択するのは勇気のいることだし、当然、理想と現実のギャップもあって、もがいたり失敗を重ねたりしながらそれを埋めていくことになると思います。ニットは、そうやって新しい働き方や生き方を開拓していく人を生み出す会社、そういう人をバックアップする会社でありたいです。

ーどんな形でメンバーをバックアップしていきたいですか?

メンバーが個人で実現させたいことを、バックアップしていきたいですね。

たとえば、メンバーの中に平島さんというシングルマザーがいて、僕は彼女の生き方を応援しています。「シングルマザーの星になりたい」と、彼女はよく話しています。というのは、彼女は出産後に就職先を見つけるのにとても苦労し、地道に勉強を続けて現在に至っているので、「今の境遇が不利でも頑張れば道は開ける」というメッセージを、シングルマザーの人たちに伝えたいという強い想いがあるんです。

だから僕も、彼女がその想いを発信できる機会をつくっていきたいと思っています。そうすることで、彼女も自己実現できるし、そういうメンバーがニットにいることを世の中の人に知ってもらうことは会社にとってもプラスになるし、シナジー効果が得られるよね、みたいな話を彼女としています。

メンバーが着実に成長していける会社にしたい

—秋沢さんは大学生のときからずっと仕事に打ち込んでいますよね。それには何か理由があるんですか?

ずっと自分が“なにもの”なのかを考えていて、“なにもの”でもないと思っていました。スポーツや勉強に秀でているわけではないし、生徒会みたいな活動でなにかを残した実績もない。そんななかで大学生のとき、インターンとして働いた会社で結果を残せたことが成功体験になって、ビジネスの世界でやっていこう、仕事で“なにもの”なのかを表現しようと思いました。

仕事は、自分が“なにもの”なのかを表現しやすい“自己表現ツール”だと思います。決められた業務をこなすだけでなく、自分で何かを生み出していくことで、自己表現したいと考えている人は多いのではないでしょうか。経験を積んでいくと、表現できることが増えていき、人から感謝されることが多くなる。自分にとっては、それが経営者になることでした。

—なるほど。では秋沢さん自身は今後、どうしていきたいですか?

新しいサービスをつくっていくことで、世の中の人の役に立っていると実感しながら働いていきたいですね。ニットはいま、「働く」ことをテーマとして扱っていますが、これから新しい働き方をもっと開発していくことで、一人ひとりが自分の働き方と向き合っていく機会を作っていきたいです。「自分はこの働き方でいいのか?」をみんなが考えていき、自分のライフステージに応じて働き方を選択していく。そういうことが1つのスタンダードになるような状態をニットで作りたいです。
経営者としては、ニットのメンバーが自分らしい働き方を実現して、世の中のモデルケースになっていってほしい。そして自分が築きたいキャリアを積んで成長していける仕組みをつくりたいです。会社経営では売上を伸ばしていくことが大事です。それを実現させるのは「人」なので、メンバーの成長をサポートしていきたいですね。

HELP YOU ライター:小笠原綾子

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