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【社員ブログ】私が思う「社長」という職業

はじめまして。スタジオファン代表の佐藤です。
私からスタートしたバトンを社員全員で繋いで、メンバーの人となりをお伝えしていければと思っておりますので、お付き合いのほどよろしくお願いします!

私が「社長」という職業に就いて、はや15年という月日が経ちました。
今日は、私が思う「社長」という職業について、そして私の中で不動の存在である「とある社長」について、書いてみたいと思います。

運命の出会い!?

私は大学でジャーナリズム論を専攻しジャーナリストを目指していたのですが、就職活動がうまくいかず、派遣で働きながらアメリカの大学院を目指して勉強を続けていました。が、派遣だったのにも関わらず仕事の面白さに目覚めてしまい、敢えなく勉強は切り捨て、第二新卒枠での就職活動を再開しました。

そこで、「運命の社長」に出会うのです。
「社長秘書」としての募集だったのですが、IT×エンタメという事業内容とITバブルの先駆けという時代背景もあって大人気。
ものすごい長蛇の列に並ぶこと数時間。
部屋に入ると身体も声も大きな見るからに威圧的な男性が座っていました。
話すこと数分。
「気に入った。君にする」

そして、私の壮絶な社会人生活が始まりました。
社長秘書とは名ばかり。
これから立ち上げる会社の何でも屋、兼家政婦。
準備室(という名の社長の自宅)にほぼ泊まり込み、10匹はいるだろうわがままニャンコの世話から(ちなみに私は重度のネコアレルギー)、見たことも聞いたこともないような言葉を話す弁護士さんや税理士さん、VCの方々とともに会社立ち上げの準備に追われる日々。
大手企業の資本が何億も入り、設立発表会をメディアを何十社も呼んでやるような会社の準備業務は、20代前半の小娘にとっては地獄でしかなく、
過労である日突然目は見えなくなるわ、十二指腸潰瘍にはなるわ、大変という言葉では語れないほど壮絶な毎日でした。

華々しい日々から一転。あっという間の転落。

そんな日々をなんとか乗り切り、華々しく設立発表会を行い、そこからは忙しくも楽しい、今思うと夢のような日々を過ごしました。
テレビでしか見たことのないタレントさんたちと一緒に仕事をし、大手企業の社長や重役の方々との会食に連れ回され(とはいえもちろん食べるどころか単なるサーバー係でしたが)、秘書からプランナーに転向させてもらってからは、大きな案件をいくつも経験させてもらいました。

会社としても絶好調。まさにITバブル。会社の前には深夜になるとMKタクシーが並び、若い社員もみなタクシーチケットを際限なく使っていました。
けど、そんな日々が長続きするはずもなく、、、ひとつの判断ミスが大きな引き金となってしまい、社長はドラマのような株主総会を経て、忽然と姿を消してしまいました。

そして残された私たちは後始末に奔走する日々。
右翼の街宣車に追いかけられたり、後継者争いに巻き込まれたり、責任を追及する株主との話し合いをしたり、、、
特に私は社長に近い立場と認識されていたので、逃げも隠れもできず、この時ほど社長との出会いを恨んだ時はありませんでした。

前に一度だけ「あんなにたくさん候補がいたのになぜ私だったのか?」と社長に聞いたことがありました。答えは単純。「根性がありそうで最後まで諦めなそうだったから」。確かに。あなたの目は正しかった!笑

社長が教えてくれたこと。

そしてこの20年弱。数々の素敵な「社長」にお会いしてきました。
でもいまだに私が「社長」と聞いて一番に思い出すのはあの社長。
たくさんの素晴らしい社長にお会いしてきたのに。
尊敬する社長なんていっぱいいるのに。
でも、初めてあの社長のプレゼンを聞いた時の衝撃より大きなものを与えてくれた社長には、いまだ出会えていません。

私と社長は、きっと誰もが思う正反対の性格。社長としても一個人としても。
方やカリスマ性があってものすごく大胆。完全なる独裁者。細かいことは全く気にせずビジネスの才能もある。
一方私は、風通し良くみんなで会社を作っていきましょうというフラットなスタイル。大胆にしたいけど細かいことも気になってしまう。
反面教師な部分も否めない。

でも、社長は私に一番大事なことを教えてくれました。
会社というのは作るのは簡単。極端な話、誰にでもできる。
でも続けていくには、いくつかの奇跡が重ならないとできない。
だからその奇跡を見逃すな。

そんな経験を経てるからか、私は「社長」という職業の一番大事な業務は、「会社をできるだけ長く存続させていくこと」だと思っています。
関わってくれるみんなの想い・奇跡・タイミングを逃さないように、これからもアンテナを張り巡らせていたいなと。

(余談)

実は、起業して3年ぐらい経ったある日、一度だけ電話がかかってきたことがありました。「おけいちゃん今は何してる?新しいビジネスを考えてるんだけど手伝ってくれないか?」その時の私は、長い間音信不通だったのにいきなり掛けてきてこれかよ!と思いつつ、社長やってます、なんて言えるだけの自信もなく、適当に返事を濁して電話を切ってしまい、その後長い間後悔していました。

きっともうお会いすることはないと思うけど、もしもしもそんな機会があったとしたら、今はもう自信をもって「社長やってます!」と言えるかな。
そしたら社長は何て言うだろう。
「おけいちゃんが社長?大したもんですわ」と言って高笑いしてくれるかな。
そんなことを考えながら、今日も私は私なりの社長を全うしようと思います。

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